コーマック・マッカーシー 錯綜する暴力と倫理(アメリカ文学との邂逅) [単行本]
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コーマック・マッカーシー 錯綜する暴力と倫理(アメリカ文学との邂逅) [単行本]

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出版社:三修社
販売開始日: 2020/03/30
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コーマック・マッカーシー 錯綜する暴力と倫理(アメリカ文学との邂逅) の 商品概要

  • 目次

    序章 コーマック・マッカーシーの人と作品1
    第1章 『果樹園の守り手』--「保守」の倫理と市民的反抗の精神
    「保守」と市民的反抗の精神
    ニューディール・リベラルの暴力性と「保守」
    レッドブランチ前史--アイルランド、ウィスキー暴動、北軍についた南部人
    コンフォーミストからアンチノミアンへ
    イニシエーションと「掟」の創造への意志

    第2章 『外なる闇』--南部ゴシックとグノーシス主義の世界像
    南部ゴシックへの定位
    「グロテスク」と/な「他者」
    時空間の飛翔とグノーシス主義的「無知」
    彷徨の果ての「悪」と「暴力」
    グノーシス主義的心性とゴシック

    第3章 『チャイルド・オブ・ゴッド』--暴力と帰還する聖なるもの
    暴力と聖なるもの
    暴力の主体と共感のベクトル
    否定される共同体の自由意志と聖化される暴力
    涙と暴力の詩学
    あなたによく似た神の子

    第4章 『サトゥリー』--自己探究と「父」なるものの影
    ゴシック都市ノックスヴィルと死への妄執
    告白としての小説と自己探究の方法としての堕落
    「父」なるものとの和解なき離別と、逃れえないその影

    第5章 『ブラッド・メリディアン』--暴力表象と倫理の行方
    小説と暴力表象
    「成長」しない少年のウェスタン・ビルドゥングスロマン
    砂漠、狼、戦争
    暴力の弁証法と倫理の行方
    ポスト・ヒューマンの倫理に向かって

    第6章 『すべての美しい馬』--冷戦カウボーイと「永遠へのノスタルジア」
    冷戦カウボーイのイデオロギー
    「テキサス」を去る
    「永遠へのノスタルジア」と独我論的自己
    裁かれる冷戦カウボーイ
    砂漠へ

    第7章 『越境』--「剥き出しの生」と証人の責務
    狼の舞と啓示体験
    シートン的パラドクスと「狼」のロマンティシズム
    自然の無関心と、狼(人間)=ホモ・サケルの身体
    高慢の罪と証人の責務
    永遠の証人と倫理の起源

    第8章 『平原の町』--夢のなかで他者への倫理的責任は始まる
    同時代的文脈と『国境三部作』の起点
    アメリカ的自己と他者としてのメキシコ
    他者への倫理的責任と供犠の意味
    夢のなかの責任と証言する者

    第9章 『血と暴力の国』--例外状態、戦争、宿命論と自由意志
    「例外状態」としてのアメリカ
    後景化される「戦争」
    宿命論と自由意志のあいだ

    第10章 『ザ・ロード』--崇高の向こう側
    終末論的世界の倫理
    夢と記憶の危険
    言葉とカニバリズム
    崇高の向こう側

    第11章 『特急日没号――劇形式の小説』――“You See Everything in Black and White”
    グローバル資本主義の精神とポストモダン文学の倫理
    ポストモダン都市ニューヨーク
    弁証法的関係の緊張と脱構築される主体
    ポストモダンにおける倫理の主体・主体の倫理
    あとがき
    年譜
    キーワード集
    主要文献リスト
    索引
  • 出版社からのコメント

    現代アメリカ小説を代表するコーマック・マッカーシーの小説11作を論じ、マッカーシー作品に特有の問題系を探究する。
  • 内容紹介

    20世紀以降のアメリカ文学の面白さを第一線の研究者が伝える作品・作家論シリーズの最新刊。現代アメリカ小説を代表するコーマック・マッカーシー(Cormac McCarthy, 1933- )の小説11作(1作は実質的にはシナリオ)を論じ、「暴力」表象と「倫理」的洞察という、マッカーシー作品に特有の問題系を探究する。生死にまつわる圧倒的でカオス的な感覚に満ちたマッカーシー文学の本質を紐解く。映像化された作品についても言及している。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    山口 和彦(ヤマグチ カズヒコ)
    1971年生まれ。上智大学卒業。同、大学院博士前期課程修了、ペンシルヴァニア州立大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。現在、上智大学文学部英文学科准教授

    諏訪部 浩一(スワベ コウイチ)
    1970年生まれ。上智大学卒業。東京大学大学院修士課程、ニューヨーク州立大学バッファロー校大学院博士課程修了(Ph.D.)。現在、東京大学大学院人文社会系研究科・文学部准教授
  • 著者について

    山口和彦 (ヤマグチカズヒコ)
    1971年生まれ。上智大学文学部卒業。同、文学研究科英米文学専攻博士前期課程修了。ペンシルヴァニア州立大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。現在、上智大学文学部英文学科准教授。
    共編著に『アメリカ文学と映画』(2019年、三修社)、『揺れ動く<保守>――現代アメリカ文学と社会』(2018年、春風社)、『アメリカ文学入門』(2013年、三修社)、『アメリカン・ロマンスの系譜形成』(2012年、金星堂)、共著に『幻想と怪奇の英文学II』(2016年、春風社)、『交錯する映画――アニメ・映画・文学』(2013年、ミネルヴァ書房)などがある。

コーマック・マッカーシー 錯綜する暴力と倫理(アメリカ文学との邂逅) の商品スペック

商品仕様
出版社名:三修社
著者名:山口 和彦(著)/諏訪部 浩一(監修)
発行年月日:2020/03/30
ISBN-10:4384059442
ISBN-13:9784384059441
判型:B6
対象:専門
発行形態:単行本
内容:外国文学その他
言語:日本語
ページ数:328ページ
縦:20cm
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