しのび寄る国家の道徳化 [単行本]
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しのび寄る国家の道徳化 [単行本]

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出版社:本の泉社
販売開始日: 2020/03/28
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しのび寄る国家の道徳化 [単行本] の 商品概要

  • 目次

    第1章 安倍政権の特異な性格と自民党改憲草案
    はじめに
    1 自民党の歴史における安倍政権の特異な位置
    河野洋平氏と小沢一郎氏の安倍政権評価
    安倍政権は誰の後継者なのか
    自民党は二つに分かれるべき─田中秀征氏の提案─
    安倍流復古主義と道徳教育の教科化
    2 安倍首相と自民党改憲草案
    二〇一二年の改憲草案と政治家・安倍晋三
    舛添さんもびっくりの立憲主義否定─二〇〇五年草案との落差─
    権利否定を宣言する改憲草案前文
    「個人の尊重」から「人の尊重」へ
    「憲法」に縛られる国民─戦争のできる国から戦争への動員へ!?─
    補論 保守派と復古派は正反対─中島岳志氏の議論を参考に─
    第2章 復古主義と現実主義のはざま
    1 復古主義を阻むいくつかの壁
    緊急事態条項の危険性
    政治における現実主義
    復古主義に反対する天皇家?
    2 復古主義と対米関係
    卑屈な小心者の見果てぬ夢
    もう一つのシナリオ
    第3章 安倍政権の暴走と議会制民主主義の矛盾
    1 間接民主主義の落とし穴
    なぜ政治が民意から離れるのか
    政治家の、政治家による、政治家のための政治
    無責任な国民?─選ぶ側の問題─
    2 ポピュリズムは民主主義を回復するか?
    ポピュリズムの評価─山本太郎氏と「れいわ新選組」─
    ポピュリズムと「排除と対立」の論理
    終わりに─立憲主義と民主主義回復の展望─
    補論 選挙制度と熟議民主主義
    第4章 立憲主義だけで闘えるのか─近代個人主義と民主主義の限界を問う─
    はじめに
    1 安倍政権の性格─九条改憲と復古主義─
    2 立憲主義の意義と限界
    立憲主義と個人主義
    近代個人主義の抽象的性格
    国民国家と立憲主義─立憲主義は人間の本性に反する?─
    3 復古主義への対抗戦略
    ナショナル・アイデンティティと個人主義の再構築
    リベラルな自民族中心主義と愛国心
    4 立憲主義と新たな政治主体
    第5章 自民党改憲草案の論理と真の愛国心
    はじめに
    1 グローバル化と国民国家
    2 愛国主義とリベラルな近代国家
    3 自民党改憲草案と「種」の論理
    4 倒錯した憲法観
    5 対抗軸の形成
    6 愛国心の根拠、国家観の再点検─佐伯啓思氏の国家観を通して─
    7 対抗原理としての憲法愛国主義
    8 対抗軸としての参加と責任
    終わりに
    第6章 近代民主主義の矛盾とポピュリズム
    はじめに
    1 ポピュリズムとは何か
    ポピュリズムは民主主義の敵か
    ポピュリズムと近代民主主義の限界
    日本のポピュリズム
    2 ポピュリズムと反知性主義
    エリート支配とポピュリズム
    機能的社会と非合理主義
    3 ポピュリズムを乗り超えるために
    第7章 国家と道徳教育─教育支配への対抗軸を考える─
    はじめに
    1 道徳の教科化の経緯と安倍政権の教育政策
    2 戦前の道徳教育が何をもたらしたのか
    3 戦前の修身科と戦後の道徳教育の共通点と違い
    4 道徳教育の新たな傾向
    5 道徳教育政策の二つの側面
    6 対抗軸を考える
    終わりに
    第8章 道徳教育の教科化への向き合い方─市民社会論の立場から─
    1 教科化の受け止め方
    求められるしなやかな感性
    市民社会的視点の重要性
    2 道徳教育と市民社会
    日本型市民社会の特殊性
    市民社会の成熟と新たな対抗軸
    3 教科化を逆手に取る
    読み物道徳から考える道徳へ
    教育政策の二重性とその矛盾
    4 道徳教育の原点に戻る
    学校的人間像の一面性
    学校的価値観の相対化と道徳教育
    課題としての教育権の市民社会への再吸収
    あとがき
  • 内容紹介

    憲法原理が定着しつつある現在の日本社会が、簡単に戦前型社会に戻るとは考えにくい。私自身、成熟社会論の立場からそのように論じてきた。しかし本書で批判したような自民党憲法草案(二〇一二年)の反近代的、復古主義的性格、またそれを先取りした道徳教育の教科化すなわち、かつての修身科型道徳教育の復活などをみると、予断は許されない。
    自由と多様性を重視する現代市民社会は、グローバル化による国民的アイデンティティの揺らぎのなかで、排外的右派ポピュリズムのような全体主義的政治傾向に対して、抵抗力を欠くところがある。それは個人主義と議会制民主主義が固有の弱点を抱えているからである。
    本書出版の主旨は、そのような時代の傾向に対する危機感から、全体主義的復古主義に対抗する新たな戦略を提案するところにある。(「あとがき」より)

    図書館選書
    本書出版の主旨は、時代の傾向に対する危機感から、全体主義的復古主義に対抗する新たな戦略を提案するところにある。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    碓井 敏正(ウスイ トシマサ)
    1946年、東京都生まれ。1969年、京都大学文学部哲学科卒業。1974年、京都大学大学院博士課程哲学専攻修了。専攻は哲学。現在、京都橘大学名誉教授、大学評価学会顧問、NPO法人「おひとりさま」理事長
  • 著者について

    碓井敏正 (ウスイトシマサ)
    1946年、東京都生まれ。1969年、京都大学文学部哲学科卒業。
    1974年、京都大学大学院博士課程哲学専攻修了。
    専攻:哲学
    現在:京都橘大学名誉教授、大学評価学会顧問、NPO法人「おひとりさま」理事長

しのび寄る国家の道徳化 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:本の泉社
著者名:碓井 敏正(著)
発行年月日:2020/03/26
ISBN-10:4780719615
ISBN-13:9784780719611
判型:A5
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:142ページ
縦:21cm
横:15cm
厚さ:1cm
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