科学技術社会論の挑戦〈1〉科学技術社会論とは何か [全集叢書]
    • 科学技術社会論の挑戦〈1〉科学技術社会論とは何か [全集叢書]

    • ¥3,520106 ゴールドポイント(3%還元)
    • お取り寄せ
100000009003260788

科学技術社会論の挑戦〈1〉科学技術社会論とは何か [全集叢書]

藤垣 裕子(責任編集)小林 傳司(協力編集)塚原 修一(協力編集)平田 光司(協力編集)中島 秀人(協力編集)
  • 4.0
価格:¥3,520(税込)
ゴールドポイント:106 ゴールドポイント(3%還元)(¥106相当)
お届け日:お取り寄せこの商品は、日時を指定できません。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:東京大学
販売開始日: 2020/04/21
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可

カテゴリランキング

店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

科学技術社会論の挑戦〈1〉科学技術社会論とは何か の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    科学技術と社会の間に、「新たな関係」を構築する。原発事故、気候工学、ゲノム編集、…現代に生じるさまざまな課題にどう取り組むか?科学技術社会論(STS)は、日ごろあたりまえと考えられている事柄の見え方を変える力をもつ。イノベーション論や科学技術政策との関係もふくめて問い直す。
  • 目次

    第1章 科学技術の論じ方(小林傳司)
     1.「STSとは何か」という問い
     2.STSの固有性?
     3.メタ学の批評性
      3.1 科学哲学,科学社会学そしてクーン
      3.2 STSの場合
      3.3 科学の正統性という問い
     4.科学と民主主義
      4.1 民主主義に潜む緊張
      4.2 「科学の共和国」論
     5.社会の科学技術化
     6.STSが取り組むべき問題群の例示

    第2章 ものの見方を変える(藤垣裕子)
     1.現実の見え方を変えるSTS
      1.1 その現実は所与か
      1.2 人工物は権力をもつか
      1.3 科学的とは何か
      1.4 科学は常に正しいか――固い科学観再考
      1.5 定量化と政治的圧力
     2.分野の分断を統合する力をもつSTS
     3.科学と社会の間を結ぶSTS――公共空間論
     4.壁を越える力をもつSTS――リベラルアーツにSTSが果たす役割
     
    第3章 技術とは何か(柴田 清)
     1.技術論とは――労働手段体系説と意識的適用説
     2.技術の評価と制御の可能性――価値中立性
     3.技術に関する「決定論」と「社会構成論」
      3.1 技術決定論
      3.2 技術の社会構成論(SCOT)
      3.3 技術システムアプローチ(SA)
      3.4 アクターネットワーク理論(ANT)
      3.5 拡大された社会構成論
     4.技術に関わる学と業
      4.1 技術
      4.2 テクノロジー
      4.3 エンジニアリング
      4.4 工学
      4.5 技術などの担い手
      4.6 Engineeringと工学教育
      4.7 Engineeringの特性
     5.技術の評価
      5.1 非専門家による技術の評価
      5.2 レギュラトリーサイエンス
      5.3 ELSIと技術倫理
      5.4 技術の政治性
     6.まとめに代えて

    第4章 イノベーション論――科学技術社会論との接点(綾部広則)
     1.イノベーション論と科学技術社会論
      1.1 STSとISの相互交流の現状
      1.2 相互交流から没交渉へ
     2.なぜSTSとISは没交渉となったのか
      2.1 科学批判を旨とするSTS
      2.2 ISの特徴
     3.STSとISの接点
      3.1 STSとISの接点①――イノベーション・プロセスにおける参加・関与
      3.2 STSとISの接点➁――ユーザー・イノベーションと市民科学
      3.3 STSとISの接点③――イノベーションと期待あるいはハイプ
     4.おわりに

    第5章 科学技術政策との関係(小林信一)
     1.STSと科学技術政策
      1.1 科学技術政策とは何か
      1.2 科学技術政策の研究の変遷
      1.3 STSと科学技術政策研究との相互関係とその変遷
     2.STSハンドブックと科学技術政策研究
      2.1 ハンドブックのなかの科学技術政策的トピック
      2.2 「政策のための科学」とSTS
     3.科学技術政策研究に影響を与えているSTSの理論や概念
      3.1 境界画定作業
      3.2 境界オブジェクト,境界組織
      3.3 STSが提供するその他の概念等
     4.科学技術政策研究の課題とSTSからのアプローチへの期待
      4.1 科学技術と立法府
      4.2 21世紀の科学技術政策の変容
      4.3 イノベーションと格差
      4.4 科学技術政策,科学技術活動における数字の偏重
      4.5 軍事研究,デュアルユース技術開発とSTS
      4.6 科学の危機と科学と政治のコンフリクト

    第6章 高等教育政策のなかの位置づけ(塚原修一)
     1.高等教育政策の概要
      1.1 高等教育政策の枠組み
      1.2 高等教育の種類と目的
      1.3 教育の機会均等
      1.4 学問の自由
      1.5 高等教育の質保証と振興
     2.高等教育政策の展開
      2.1 世界の歴史
      2.2 日本の歴史
      2.3 21世紀COEプログラム
      2.4 グッドプラクティス事業
      2.5 高等教育機関への政策の影響
     3.高等教育における科学技術分野
      3.1 日米欧の専門分野構成
      3.2 日本の専門分野構成
      3.3 科学技術の日米比較
      3.4 学部名称の多様性
      3.5 科学技術分野の日本の特色
     4.科学技術社会論の展開
      4.1 科学技術社会論の制度史
      4.2 科学技術社会論への政策の影響
      4.3 科学技術社会論の制度化

    第7章 東アジアと欧州のSTS(塚原東吾)
     1.課題と問題の枠組み
      1.1 本章の課題
      1.2 3つの問いの枠組み
     2.文明論としての東アジアの科学・技術と社会
      2.1 ヨーロッパの近代科学技術のグローバル化
      2.2 科学と文化圏,ノイゲバウアーとニーダム
     3.東アジア「の」STS――ネットワークの形成
      3.1 いくつかの理論的問題――視点と言語
      3.2 冷戦の終結と東アジアSTSの制度化,ネットワークからジャーナルへ
      3.3 ネットワーク・アプローチの変容による並存の試み
      3.4 東アジアSTSの転換点――2007年
     4. 東アジアSTSジャーナル――そのポジショニング(位置付け)の宣言
      4.1 東アジアSTSジャーナルの概要
      4.2 傳のポジショニング・ペーパー――ラトゥールの実践的な超克
     5. 最近のSTSをめぐる議論――Law and Lin
     6. 結語の代えて


    The Challenge of STS (Science and Technology Studies / Science, Technology and Society) Vol.1
    What is this thing called STS ?
    Yuko FUJIGAKI, Editor
  • 内容紹介

    科学技術社会論とは何だろうか.原発事故,気候工学,ゲノム編集など,最先端科学技術と社会との接点に発生する課題を扱い,日ごろあたりまえと思っている事柄の見え方を変えてしまう力をもつ.イノベーション論や科学技術政策との関係もふくめて問い直す.
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    藤垣 裕子(フジガキ ユウコ)
    東京大学大学院総合文化研究科教授

    小林 傳司(コバヤシ タダシ)
    大阪大学名誉教授・JST社会技術研究開発センター上席フェロー

    塚原 修一(ツカハラ シュウイチ)
    関西国際大学教育学部客員教授

    平田 光司(ヒラタ コウジ)
    高エネルギー加速器研究機構加速器研究施設特別教授

    中島 秀人(ナカジマ ヒデト)
    東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授
  • 著者について

    藤垣 裕子 (フジガキ ユウコ)
    東京大学大学院総合文化研究科教授

    小林 傳司 (コバヤシ タダシ)
    大阪大学名誉教授/JST社会技術研究開発センター上席フェロー

    塚原 修一 (ツカハラ シュウイチ)
    関西国際大学教育学部客員教授

    平田 光司 (ヒラタ コウジ)
    高エネルギー加速器研究機構特別教授

    中島 秀人 (ナカジマ ヒデト)
    東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授

科学技術社会論の挑戦〈1〉科学技術社会論とは何か の商品スペック

商品仕様
出版社名:東京大学出版会
著者名:藤垣 裕子(責任編集)/小林 傳司(協力編集)/塚原 修一(協力編集)/平田 光司(協力編集)/中島 秀人(協力編集)
発行年月日:2020/04/17
ISBN-10:4130643118
ISBN-13:9784130643115
判型:A5
対象:専門
発行形態:全集叢書
内容:自然科学総記
言語:日本語
ページ数:199ページ
縦:21cm
他の東京大学の書籍を探す

    東京大学 科学技術社会論の挑戦〈1〉科学技術社会論とは何か [全集叢書] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!