疾患別にみる認知症と作業療法 AD,DLB,FTDを中心に（認知障害作業療法ケースブック<1>） [全集叢書]

疾患別にみる認知症と作業療法 AD,DLB,FTDを中心に（認知障害作業療法ケースブック<1>） の 商品概要

• 目次

  Ⅰ章　認知症総論
  　認知症とは
  Ⅱ章　認知症各論
  　1 アルツハイマー型認知症
  　2 レビー小体型認知症
  　3 前頭側頭型認知症
  　4 その他の認知症
  Ⅲ章　 認知症作業療法
  　作業療法の特徴と留意点
  Ⅳ章　作業療法ケーススタディ
  　1．アルツハイマー型認知症
  　　Case 1　1人暮らしのアルツハイマー型認知症者に対する本人の希望する生活の 継続を訪問にて支援した事例
  　　Case 2　身体疾患を合併したアルツハイマー型認知症者が，高齢2人暮らし生活の継続を目指し，移動能力を獲得することで自宅退院となった事例
  　　Case 3　夫の浮気を疑って職場に毎日ついていくアルツハイマー型認知症の事例
  　　Case 4　認知症の進行に伴い支援を変更し，それとともに夫の変容も認めた事例
  　　Case 5　病棟内で迷わずトイレに行きたいという希望に対して支援した事例
  　2．レビー小体型認知症
  　　Case 1　夜間の幻視による家族への暴力があったが，家庭での役割獲得により自宅退院できた事例
  　　Case 2　日常生活の不安を背景に幻覚症状を呈していた事例 ―服薬障害に対するアプローチを通して―
  　　Case 3　夫が浮気をしたと夫を殴り，入院となった事例
  　　Case 4　「家に白い服の女が入ってくる」とドアに目張りをして閉じこもりになった事例
  　　Case 5　夫以外の介護を受け入れられるように足がかりをつくり，介護サービスを利用して良好な家族関係を再構築できるように支援した事例
  　　Case 6　本人と家族に対し，意識機能変動への対応を訪問にて支援した事例
  　　Case 7　独居のレビー小体型認知症の事例
  　3．前頭側頭型認知症
  　　Case 1　毎朝6時になると漁業組合の倉庫に勝手に入る意味性認知症の元漁師の事例
  　　Case 2　意味性認知症者とその家族介護者に対して，在宅生活の継続を包括的に支援した事例
  　4．若年性認知症
  　　Case 1　若年性認知症の「在宅で暮らしたい」を支援した事例
  　　Case 2　「私でもできる仕事をしたい」と希望する独居女性に対して地域包括支援センターと連携して就労支援と生活支援を展開した事例
  　5．その他の事例
  　　Case 1　もともとの知的障害に加えて身体合併症により精神機能の低下を認めた事例
  索引

• 出版社からのコメント

  作業療法士が関わる認知障害を実践的に理解できる新シリーズ。1巻では疾患別に，院内作業療法から地域での対応まで具体的に解説。

• 内容紹介

  作業療法士が関わる認知障害を取り上げ，症例を通してより実践的な内容が理解できる新シリーズが刊行開始。
  １巻では認知症を疾患別に分けてそれぞれの対応を具体的に解説。国際生活機能分類（ICF）を基に各ケースを解説し，院内作業療法から地域での対応までが盛り込まれている。
  実臨床ではもちろん，養成校での実習にも有用な1冊。

• 著者について

  池田 学 (イケダ マナブ)
  大阪大学大学院医学系研究科精神医学教室教授
  
  村井 千賀 (ムライ チガ)
  石川県立高松病院作業療法科科長

疾患別にみる認知症と作業療法 AD,DLB,FTDを中心に（認知障害作業療法ケースブック<1>） の商品スペック