富嶽〈上〉―幻の超大型米本土爆撃機(草思社文庫) [文庫]
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富嶽〈上〉―幻の超大型米本土爆撃機(草思社文庫) [文庫]

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出版社:草思社
販売開始日: 2020/04/03
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富嶽〈上〉―幻の超大型米本土爆撃機(草思社文庫) [文庫] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    1942年、ドゥーリトル隊の日本初空襲、ミッドウェー海戦、そしてガダルカナルの戦い。戦況が逆転しつつあるなか、中島飛行機の創始者・中島知久平は米本土を直接狙う起死回生の超大型爆撃機「Z機」を立案した。航続距離1万7000キロ、5000馬力エンジン6発、常用高度1万メートル、日本から太平洋を無着陸で横断して米本土を爆撃し、欧州のドイツ占領下基地に着陸。B29をはるかにしのぐ巨躯をもつ戦略爆撃機、それが「富嶽」計画だった。―敗戦時にその痕跡を完全に消し去られた「富嶽」の全貌を、開発技術者たちへの直接取材を通して描いた力作。
  • 目次

    序章 幻の巨大爆撃機

    「すべての図面を焼却しろ」
    真夏の雪/B 29 の標的にされた中島飛行機/太田工場の八月十五日/技術将校の自決/図面焼却とともに閉じた中島飛行機の歴史/十五に分割された中島飛行機

    謎の米本土爆撃機「富嶽」
    後れていたエンジン部門/巨大爆撃機「富嶽」の構想/富士重工の社名の由来/アメリカをも上まわるスケールの構想/見えてこない「富嶽」の全体像

    第一章 中島知久平と中島飛行機

    海軍時代の中島知久平
    東条英機への直接談判/鷲の研究をする/任務そっちのけでフランス航空界見聞/飛行機の軍事的有効性にいち早く着目/いよいよ飛行機の道へ/退役を決意

    中島飛行機の旗揚げ
    飛行機研究所設立/意気さかんな「退職の辞」/「上がらないぞい、中島飛行機」/エンジン工場の完成

    三菱と双璧をなす
    設計オールマイティ思想/政治家への道/設計部の大黒柱/機械工学出が木材の検査役

    競争試作時代の幕開け
    各社競って外国人技術者を招聘/事故続発の飛行審査/独力で開発した「九一式戦闘機」/飛行機設計から林業技師へ/中島製キ 27 が次期戦闘機九七式に/呑気な面接試験/設計部の人々/性能限界状態での苦闘

    第二章 戦争と航空機

    エンジン国産化に向けて
    航空エンジンのむずかしさ/外国製のライセンス生産から/国産エンジン「寿」の誕生/「金星」と「光」の競い合い/カーチス・ライト社への技術者派遣/最高級ホテルに居を構え/テイラー・システムとフォード・システム

    戦時体制への傾斜
    強まる陸軍の力/自動車への進出を考える/緊張高まるヨーロッパ情勢/「神風」号の快挙で足どめを食らう/「神風」号搭載のエンジンは?/巨大なエンジン専門工場――武蔵野製作所/海軍専用・多摩製作所の完成

    閉ざされる航空技術導入
    日米通商航海条約の破棄/日本の南進政策/アメリカの対日禁輸政策の〝抜け穴〞/中立法の廃止

    第三章 奇蹟のエンジン――「誉」

    自立への道
    昭和十一年組・設計三羽ガラス/マンツーマンによる技術者教育/入社二年目で「栄」の設計を/物理屋の出番/技術の進歩に量産体制が追いつかず/「栄」 20 型の成功

    世界の水準を超えた着想
    小さなきっかけで大いなる発想の転換を/世界の水準を超えた!/官民一体の大プロジェクト/素材メーカー探しに苦慮/加工技術の波及

    「誉」の誕生
    どうやって冷却するか/三十余年にして世界の水準を超える/しわ寄せが軸受に/三百時間の耐久試験/「誉」全盛時代を現出

    第四章 日米開戦と米本土爆撃

    日米開戦時の技術者たち
    日米開戦の日/中島飛行機三鷹研究所/「なんとバカなことを……」/グラマンを寄せつけなかった「彩雲」/軍部の無理な要求にトラブル続出/「独技術導入計画」/蓄積される疲労と心労/軽戦闘機から重戦闘機へ

    日本本土初空襲
    「特別計画第一号」とドゥーリトル隊/B 29 登場への布石/初空襲に対する軍部の狼狽/敵機とすれ違った東条の驚き/「せ」号作戦/アメリカの「ハルプロ」計画を阻止

    「われ米本土を爆撃せり」
    潜水艦・伊 25 /潜水艦搭載機・零式水偵/米本土爆撃命令/自殺覚悟の水偵パイロット/「ドゥーリトルのお返し」/再爆撃――母艦の油の帯に命拾い/アメリカ本土爆撃の成果は?

    第五章 大型爆撃機の時代へ

    日本本土爆撃の波紋
    ミッドウェーでの大敗/日本の航空工業技術の実態/政党政治崩壊への胎動/大谷石採掘跡に地下工場を/中島知久平の情報収集/B29 の情報はどこから?

    苦闘する大型機の開発
    日本の大型機技術/DC4の購入/大型機LXの初飛行/「百発の飛行機」/DC4はとんだ失敗作/モデル307だったならば……

    米本土爆撃計画
    「必勝防空研究会」/性能向上と必勝量/六発の「空の要塞」/「完全に敗戦してなくなる」/アメリカ本土爆撃機構想/二千馬力を一挙に五千馬力に/「一馬力たりとも下まわってはならない」/二十六機種の案が一機種に
  • 出版社からのコメント

    B29をはるかに上回る巨躯で米本土を爆撃するという超大型爆撃機「富嶽」。幻に終わった開発計画を膨大な資料と証言から描く。
  • 内容紹介

    1942年、ドゥーリトル隊の日本初空襲、ミッドウエー海戦、そしてガダルカナルの戦い。
    戦況が逆転しつつあるなか、中島飛行機の創始者・中島知久平は
    アメリカ本土を直接狙う起死回生の超大型爆撃機「Z機」を立案した。
    航続距離1万7000キロ、5000馬力エンジン6発、常用高度1万メートル、
    日本を飛び立ち、太平洋を無着陸で横断して米本土を爆撃したのち、欧州のドイツ占領下基地に着陸。
    B29をはるかにしのぐ巨躯をもつ戦略爆撃機、それが「富嶽」構想だった。

    ――敗戦時にその痕跡を完全に消し去られ、謎と言われた「富嶽」の全貌を、
    開発にあたった技術者たちへの取材を通して描き上げた傑作ノンフィクション。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    前間 孝則(マエマ タカノリ)
    ノンフィクション作家。1946年生まれ。石川島播磨重工の航空宇宙事業本部技術開発事業部でジェットエンジンの設計に20余年従事。退職後、日本の近現代の産業・技術・文化史の執筆に取り組む
  • 著者について

    前間 孝則 (マエマ タカノリ)
    前間 孝則(まえま・たかのり)
    ノンフィクション作家。1946年生まれ。石川島播磨重工の航空宇宙事業本部技術開発事業部でジェットエンジンの設計に20余年従事。退職後、日本の近現代の産業・技術・文化史の執筆に取り組む。主な著書に『技術者たちの敗戦』『悲劇の発動機「誉」』『戦艦大和誕生』『日本のピアノ100年』(岩野裕一との共著)『満州航空の全貌』(いずれも草思社)、『YS-11』『マン・マシンの昭和伝説』(いずれも講談社)、『弾丸列車』(実業之日本社)、『新幹線を航空機に変えた男たち』『日本の名機をつくったサムライたち』(いずれもさくら舎)、『飛翔への挑戦』『ホンダジェット』(いずれも新潮社)など。

富嶽〈上〉―幻の超大型米本土爆撃機(草思社文庫) [文庫] の商品スペック

商品仕様
出版社名:草思社
著者名:前間 孝則(著)
発行年月日:2020/04/08
ISBN-10:4794224486
ISBN-13:9784794224484
判型:文庫
発売社名:草思社
対象:一般
発行形態:文庫
内容:日本歴史
言語:日本語
ページ数:415ページ
縦:16cm
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