富嶽〈下〉―幻の超大型米本土爆撃機(草思社文庫) [文庫]
    • 富嶽〈下〉―幻の超大型米本土爆撃機(草思社文庫) [文庫]

    • ¥1,32040 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年7月29日火曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
100000009003264718

富嶽〈下〉―幻の超大型米本土爆撃機(草思社文庫) [文庫]

価格:¥1,320(税込)
ゴールドポイント:40 ゴールドポイント(3%還元)(¥40相当)
フォーマット:
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年7月29日火曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:草思社
販売開始日: 2020/04/03
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可

カテゴリランキング

店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

富嶽〈下〉―幻の超大型米本土爆撃機(草思社文庫) [文庫] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    山積する難題、枯渇する資材。悪化する一方の戦局下、軍部は開発中止を命じる。そして敗戦。関係書類はすべて焼却され、中島飛行機はその終焉を迎えた―。幻に終わった「富嶽」計画。その開発技術者たちはどのような思いを抱いていたのだろうか。関係者への取材と資料検証を通じてその実相に迫った傑作。
  • 目次

    第六章 Z機計画と『必勝戦策』

    難航する軍首脳への説得
    早期設計のためのカンヅメ作戦/大型爆撃機の概案作成/中島の軍部への説得活動

    Z機基本設計作業
    地球儀を見る癖がつく/「無理だとは思わなかった」/「皇国の興廃このZ機にあり」/Z機基本設計完了

    対米『必勝戦策』
    『必勝戦策』の執筆/生産能力の違いによる危機/ヒステリックな増産要求と劣悪な労働環境/二年足らずで十倍――脅威の潜在能力/航空工業を支える裾野の広がり/恐れていたのはB36 の出現

    遅れていた軍部のB29 対策
    お粗末だった米兵力に関する情報収集/陸軍のB 29 対策

    第七章 B 29 vs Z機=「富嶽」

    急進展するB29 の開発
    大型機時代の到来/スタートした超大型爆撃機開発計画/国の総力をB 29 の開発に/試験飛行中の大惨事/「カンザスの戦争」

    米本土爆撃実施案の全貌
    欧州戦線で攻勢に転じた連合軍/致命的急所(飛行場)を叩け/敵戦闘機よりも速い大型爆撃機を/戦策の実施案/Z機生産計画/『必勝戦策』に対する反応ぶりは?/居ても立ってもいられない日々

    立川製キ74 の命運
    朝日新聞が企画した新しい長距離機/日米開戦で頓挫/親善機変じて爆撃機となる/ニューヨーク体当たり作戦/実戦には間に合わず

    川崎航空機の大型爆撃機計画
    川崎航空機と陸軍/川崎のキ 91 に寄せる意欲

    「富嶽」計画と川西のTB機計画
    「代案はあるか」/試製富嶽委員会の設置/陸・海軍協同とはいえ……/軍需省の内部事情/TB機と川西航空機/二乗・三乗の法則/航続距離と離陸問題/軍部の熱意は感じられず

    第八章 「富嶽」の終戦

    五千馬力エンジンへの挑戦
    Z機用エンジン――ハ 54 /焼却されなかった資料/『ハ 54 計画要領書』の中身/倍加する故障発生率/機体屋とエンジン屋の宿命の対立/冷却ファン方式/集合吸入管方式

    「富嶽」計画スタート
    錯綜する米本土爆撃機四案/「富嶽」の仕様/試製富嶽委員会の委員長に/補機の重要性/日本航空工業はじまって以来の大プロジェクト/軽量化設計の経験/波板の巌さん/専門家による研究会/車輪の工夫――四トンの節約/中島の構想と現実とのギャップ/五千馬力を諦めることなく

    一年早い終戦
    「『富嶽』はまにあわないからやめろ」/戦闘機優先論/「……製作延期に関する意見」/最大の原因はアルミ不足/整理される研究試作の一つに/サイパン失陥と「富嶽」中止との関係

    「特攻機」設計への道
    中島飛行機最後のエンジン/後退への分岐点/時代はB 29 対策一本槍に/蚕小屋で誕生したジェット機「橘花」

    第九章 中島飛行機の終焉

    成都から飛び立つ「超空の要塞」
    忍びよるB 29 の脅威/「恐るべき雄牛」/B 29 の日本本土初爆撃/激化する空爆/首都圏に迫るB 29 の機影

    〝神風〞に託す風船爆弾
    偏西風と「ふ号作戦」/和紙とコンニャク糊の風船爆弾/風船爆弾のヒントはアメリカにあった/無理な製造量要求/食卓からコンニャクも消えて/風船爆弾の戦果は?

    「爆撃第一目標」は中島飛行機
    東京を目指すB 29 の大編隊/中島飛行機への初爆撃/徹底をきわめた武蔵製作所への攻撃/工場疎開と穴掘り/構内に落ちた爆弾は六百六十発/中島飛行機の終焉

    終章 なぜ「富嶽」だったのか

    航空技術の温存を考えて/中島知久平は、なにゆえにかくも……/中島に対するさまざまな評価/悪戦苦闘の中から生まれた独自の技術
  • 出版社からのコメント

    B29をはるかに上回る巨躯で米本土を爆撃するという超大型爆撃機「富嶽」。幻に終わった開発計画を膨大な資料と証言から描く。
  • 内容紹介

    山積する難題、枯渇する資材、そして悪化する一方の戦局にあって、
    どうにか昭和20年の初飛行への計画が立てられた。
    だがそれを待たず開発中止命令が下される。そして敗戦。
    関係書類はすべて焼却され、中島飛行機は終焉を迎えた。
    ――幻に終わった「富嶽」計画とは何だったのか。
    その開発にあたった技術者たちはどんな思いを抱いていたのだろうか。

    「日本の近代化、工業化をひたすら担い、黙々と支えてきた技術者が、
    追いつめられた状況下で、実現不可能ともいえる大計画を前に、
    『国家の命運がかかっている』といい渡されたとき、それを どのように受けとめ、
    どんな思いを抱きながら取り組んでいったのだろうか(略)
    それはあたかも現代の〝技術大国日本〞を担っている技術者たちの
    日常の仕事を極限化した姿ではないだろうか」(あとがきより)。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    前間 孝則(マエマ タカノリ)
    ノンフィクション作家。1946年生まれ。石川島播磨重工の航空宇宙事業本部技術開発事業部でジェットエンジンの設計に20余年従事。退職後、日本の近現代の産業・技術・文化史の執筆に取り組む
  • 著者について

    前間 孝則 (マエマ タカノリ)
    前間 孝則(まえま・たかのり)
    ノンフィクション作家。1946年生まれ。石川島播磨重工の航空宇宙事業本部技術開発事業部でジェットエンジンの設計に20余年従事。退職後、日本の近現代の産業・技術・文化史の執筆に取り組む。主な著書に『技術者たちの敗戦』『悲劇の発動機「誉」』『戦艦大和誕生』『日本のピアノ100年』(岩野裕一との共著)『満州航空の全貌』(いずれも草思社)、『YS-11』『マン・マシンの昭和伝説』(いずれも講談社)、『弾丸列車』(実業之日本社)、『新幹線を航空機に変えた男たち』『日本の名機をつくったサムライたち』(いずれもさくら舎)、『飛翔への挑戦』『ホンダジェット』(いずれも新潮社)など。

富嶽〈下〉―幻の超大型米本土爆撃機(草思社文庫) [文庫] の商品スペック

商品仕様
出版社名:草思社
著者名:前間 孝則(著)
発行年月日:2020/04/08
ISBN-10:4794224494
ISBN-13:9784794224491
判型:文庫
発売社名:草思社
対象:一般
発行形態:文庫
内容:日本歴史
言語:日本語
ページ数:440ページ
縦:16cm
他の草思社の書籍を探す

    草思社 富嶽〈下〉―幻の超大型米本土爆撃機(草思社文庫) [文庫] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!