アニメーターはどう働いているのか―集まって働くフリーランサーたちの労働社会学 [単行本]
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アニメーターはどう働いているのか―集まって働くフリーランサーたちの労働社会学 [単行本]

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出版社:ナカニシヤ出版
販売開始日: 2020/04/10
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アニメーターはどう働いているのか―集まって働くフリーランサーたちの労働社会学 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    なぜ集まって働いているのか。制作現場はどのように維持されているのか。綿密な参与観察を通して、労働の実態と「当事者の論理」に迫る。
  • 目次

    まえがき

    00 序章:アニメーターの労働への新しい見方
      集まって働くフリーランサー

     1 アニメーターの労働問題:働き方・働く場所という視点から
     2 職場における規則の社会学的記述:エスノメソドロジーの有効性
     3 エスノメソドロジーの視点:職場の規則の適切な記述と共有されたワークスペースの構成
     4 小括と本書の構成

    01 アニメーターの労働をめぐる諸前提

     1 はじめに
     2 商業アニメーション製作をめぐる企業間関係と制作工程
     3 アニメーターの職務と労働条件
     4 小括

    02 X社というフィールド

     1 はじめに
     2 調査概要
     3 X社の人員的構成
     4 X社内の職場のデザイン
     5 X 社が内包する緊張:労働意識と空間利用から
     6 小括

    03 生産活動
      作画机の上での協働と個人的空間

     1 問題設定
     2 職務遂行における他社との関わり
     3 個人的空間としての作画机
     4 指示を受けつつ指示を与えること
     5 結論

    04 労務管理
      仕事の獲得・不安定性への対処・協働の達成

     1 問題設定
     2 報酬水準の交渉
     3 仕事の不安定性への対処:「手空き」への対応
     4 トラブル時における仕事の譲渡:協働の調整
     5 結論

    05 人材育成
      技能形成の機会

     1 問題設定
     2 社長から若手への指導
     3 先輩から後輩への指導
     4 OB による若手アニメーターへの偶発的な指導
     5 引き渡し/学習の場としての上り棚
     6 結論

    06 個人的空間への配慮と空間的秩序の遂行

     1 問題設定
     2 作画机以外のスペースにおける会話
     3 作画机についている他者への話しかけとその理由
     4 話しかけの中断
     5 結論

    07 終章:本書の要約とインプリケーション

     1 本書の要約
     2 本書の意義:私たちはX社から何を学べるのか
     3 今後の課題

    あとがき
    参考文献
    事項索引
    人名索引
  • 出版社からのコメント

    なぜ集まって働いているのか。制作現場はどのように維持されているのか。綿密な参与観察を通して、労働の実態と当事者の論理に迫る
  • 内容紹介

    アニメ制作現場の日常と働き方に迫る

    フリーランサーのアニメーターたちは、なぜ集まって働いているのか。アニメ制作の現場はどのように維持されているのか。あるアニメ制作スタジオでの綿密な参与観察を通して、労働の実態と「当事者の論理」に迫る


    本書の議論が示唆しているのは,ある労働現象を搾取として批判したいのならばなおさら,その職場において成立している秩序を注意深く詳細に至るまで捉えていく必要があるという点である。そうした議論を経ない批判は,労働現場の当事者たちを「判断能力喪失者」(Garfinkel 1967)として捉えてしまうことになりかねない。
    職場の秩序を作るのは研究者ではなく,まずはその職場に属している労働者たちである。そこで労働者が取り組んでいる配慮や努力を考慮せずに批判しても,それはそもそも当事者にとって意味をもたない批判となり,結果として空振りに終わってしまう可能性がある。(「終章」より)


    ●著者紹介
    松永 伸太朗(まつなが しんたろう)
    一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。法政大学・日本体育大学非常勤講師,(独)労働政策研究・研修機構アシスタントフェローを経て,現在,公立大学法人長野大学企業情報学部助教。

    【主要著作】
    「H社におけるオフィスのフリー・アドレス化の取り組み」(『生涯学習とキャリアデザイン』15(2),99?106,2018 年〔共著〕),「フリーランサーが場を共有して働くことの意義――アニメーターの労働過程を事例として」(『日本労働研究雑誌』691,93?99,2018年),「アニメ作画スタジオにおける経済活動と空間的秩序――職場のモラル・エコノミーの社会学的研究」(2017 年度一橋大学大学院社会学研究科博士論文,2018 年),「サイボウズ社のオフィスデザイン――オフィス改革の効果とその経緯」『生涯学習とキャリアデザイン』(15(1),113?120,2017 年〔共著〕),『アニメーターの社会学――職業規範と労働問題』(三重大学出版会,2017年),「フリーランスとして「キャリア」 を積む――アニメーターの二つの職業観から」『日本オーラル・ヒストリー研究』13, 129?150,2017 年〔共著〕),「アニメーターの過重労働・低賃金と職業規範――「職人」的規範と「クリエーター」的規範がもたらす仕事の論理について」『労働社会学研究』17, 1?25,2016 年)他
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    松永 伸太朗(マツナガ シンタロウ)
    一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。法政大学・日本体育大学非常勤講師、(独)労働政策研究・研修機構アシスタントフェローを経て、公立大学法人長野大学企業情報学部助教
  • 著者について

    松永 伸太朗 (マツナガ シンタロウ)
    一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。法政大学・日本体育大学非常勤講師,(独)労働政策研究・研修機構アシスタントフェローを経て,現在,公立大学法人長野大学企業情報学部助教。

    【主要著作】
    「H社におけるオフィスのフリー・アドレス化の取り組み」(『生涯学習とキャリアデザイン』15(2),99-106,2018年〔共著〕),「フリーランサーが場を共有して働くことの意義――アニメーターの労働過程を事例として」(『日本労働研究雑誌』691,93-99,2018年),「アニメ作画スタジオにおける経済活動と空間的秩序――職場のモラル・エコノミーの社会学的研究」(2017年度一橋大学大学院社会学研究科博士論文),「サイボウズ社のオフィスデザイン――オフィス改革の効果とその経緯」『生涯学習とキャリアデザイン』(15(1),113-120,2017年〔共著〕),『アニメーターの社会学――職業規範と労働問題』(三重大学出版会,2017年),他。

アニメーターはどう働いているのか―集まって働くフリーランサーたちの労働社会学 の商品スペック

商品仕様
出版社名:ナカニシヤ出版 ※出版地:京都
著者名:松永 伸太朗(著)
発行年月日:2020/03/31
ISBN-10:4779514622
ISBN-13:9784779514623
判型:A5
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:192ページ
縦:21cm
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