貴族日記が描く京の災害 [単行本]
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貴族日記が描く京の災害 [単行本]

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出版社:思文閣出版
販売開始日: 2020/04/06
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貴族日記が描く京の災害 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    繰り返し起こる自然災害。これほど多くの災害が起きた場所にも拘わらず、なぜ人々は京の都に住み続けたのだろうか。そればかりか、なぜ被災後には速やかに都市を復旧・復興させ、以前にも増して発展させることができたのか。本書は、平安・鎌倉期の貴族の日記から平安京の季節災害とその要因(火事、洪水、旱魃、台風)を抽出し、文字情報を歴史地理学の手法で空間情報に置き換えて視覚化することで、日記をただ読むだけでは見えてこない平安京の姿を浮かび上がらせる。
  • 目次

    はじめに

    第1編 歴史時代の災害に学ぶ-平安の京に残された記録から-

    第1章 京都で描く歴史時代の災害
    災害と京都/災害の実態を何から知るか?/データベース構築の注意点

    第2章 歴史災害のとらえ方
    災害によって生じた現象の範囲や位置関係を探る/オーバーレイ(重ね合わせ)によって災害や災害範囲の傾向を探る/異なる時間軸の別情報と関連させて災害の実態を探る/災害から過去の空間の意味を探る
     

    第2編 京の人びとを震撼させた「火」の連鎖

    第3章 火災の季節と恐るべき火の威力
    春から初夏にも多かった火災/驚くべき火災の延焼力

    第4章 市街地の3分の1を一気に焼き尽くした大火災―安元の大火―
    貴族日記や文学作品に残された大火災/安元の大火の実態/南東方向から北西に広がった大火/新暦6月上旬の天候と大火

    第5章 鴨川を越えた火災―建長元年三月二十三日の大火―
    平安京と火災/前月に発生した閑院の火災/建長 元年三月二十三日の大火/5月の京都に吹く風の特徴/火の連鎖/火と復旧と
     

    第3編 「水」の襲来と京を流れた河川

    第6章 洪水の季節と歴史―8世紀末~14世紀末の記録から―
    河川と洪水/洪水はいつ発生したか/平安京とその周辺における洪水の歴史/頻発期における洪水の実態

    第7章 白河法皇と「賀茂河の水」
    白河法皇と「天下三不如意」/「賀茂河の水」の意味/白河法皇と宇多川の流れ/「天下三不如意」の意味

    第8章 平安京北郊における有栖川の流れ
    平安京の北郊/『年中行事絵巻』にみられる小河川/大徳寺の中を流れていた川/船岡山の東麓から斎院付近

    第9章 12~13世紀における平安京北辺の風景とその変化―西洞院川と「小川」との関係―
    平安京北辺部の風景/左近馬場とその付近の風景/北辺部にあった貴族邸とその周辺部の風景/平安京北辺部に流入していた小河川/河川の付け替えと「小川」の誕生/河川の付け替えと行願寺

    第10章 同時に溢れた京域内の河川―貞和五年(1349)における堀川および鴨川の洪水―
    『松亜記』の記録/六月十一日における忠嗣の行動と天気の変化/豪雨と洪水の実態/同日に発生した鴨川の洪水/タイプの異なる2つの洪水/堀川・小川の上流


    第4編 京を直撃した「風」の猛威

    第11章 京を襲った歴史時代の台風―9~14世紀のデータベースから―
    はじめに/台風に関するデータの収集/台風数の変化と襲来の季節/期間別・旬別にみた京都への台風の襲来率とその変化/台風襲来数の変化と気候変動との関係/おわりに

    第12章 京の歴史に残った個性的な台風―個別の台風からの分析―
    はじめに/京都を襲ったおもな台風/暴風による被害と復旧に向けての具体的な計画/「西」と「東」の台風/おわりに


    第5編 京の災害と被害に学ぶ知恵

    第13章 激しい「水」と「旱」の相克―洪水と旱魃との関係―
    災害を複合的にとらえる/洪水や旱魃はいつ発生したか?/1年の中の洪水と旱魃/洪水と旱魃の関連性

    第14章 終わりなき災害への対応と都市祭礼
    歴史時代における「土木工事」の実態/京に暮らした人々の「防災行動」/祈雨・止雨等の奉幣と平安京の祭礼/祭礼が実施された時期/祭礼の実施と災害の発生頻度/稲荷祭・祇園御霊会と鴨川/災害と祭礼の実施

    第15章 歴史時代の災害から何を学ぶか?―終章に代えて―


    あとがき/索引
  • 内容紹介

    繰り返し起こる自然災害。これほど多くの災害が起きた場所にも拘わらず、なぜ人々は京の都に住み続けたのだろうか。そればかりか、なぜ被災後には速やかに都市を復旧・復興させ、以前にも増して発展させることができたのか。

    本書は、平安・鎌倉期の貴族の日記から平安京の季節災害とその要因(火事、洪水、旱魃、台風)を抽出し、文字情報を歴史地理学の手法で空間情報に置き換えて視覚化することで、日記をただ読むだけでは見えてこない平安京の姿を浮かび上がらせる。

    これは、千年を超える都に残された、現代人への貴重なメッセージである。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    片平 博文(カタヒラ ヒロフミ)
    立命館大学大学院文学研究科博士課程中退。東京都立大学理学部助手・立命館大学文学部助教授・教授・特別任用教授を経て、立命館大学名誉教授。博士(文学)

貴族日記が描く京の災害 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:思文閣出版 ※出版地:京都
著者名:片平 博文(著)
発行年月日:2020/03/25
ISBN-10:4784219846
ISBN-13:9784784219841
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:日本歴史
言語:日本語
ページ数:401ページ
縦:22cm
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