自然―コレージュ・ド・フランス講義ノート [単行本]
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自然―コレージュ・ド・フランス講義ノート [単行本]

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出版社:みすず書房
販売開始日: 2020/05/07
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自然―コレージュ・ド・フランス講義ノート [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    本書は、1956年から1960年にいたる“自然”を主題としたメルロ=ポンティのコレージュ・ド・フランス講義を、受講生のノートや著者自身の講義準備草稿をもとに再構成したものである。デカルト、カント、ブランシュヴィック、シェリング、ベルクソン、フッサールなど哲学者の諸考察、さらに自然科学、なかでも20世紀の物理学やフォン・ユクスキュル、ポルトマン、ローレンツなど生物学の成果を援用しつつ、自然と人間のあり方について、著者はさまざまな角度から探究を深めてゆく。『行動の構造』『知覚の現象学』以後、晩年の野生の存在論、生の存在論にいたる稀有の哲学者の思考の歩みを生々しく伝える、貴重な講義ノート。
  • 目次

    凡例
    編者序文

      〈自然〉の概念 1956-1957



    第一部 〈自然〉概念の変遷の研究

    第一章 アリストテレスとストア派における〈自然〉概念の目的論的諸要素

    第二章 外的諸部分からなり、純粋な対象として、人間や存在自体に対して外的な、まったく外的な存在の観念としての〈自然〉
      A この概念の起原
      B デカルトにおける第一の〈自然〉の観念
      C デカルトの第二の着想
      結論

    第三章 人間主義の〈自然〉概念
      A カントの諸観念
       1 コペルニクス的転回の二重の意味
        A 人間学的意味
        B 絶対としての主体
       2 判断力批判
      B ブランシュヴィックの諸観念
       1 空間の観念
       2 時間の観念
       3 因果性の概念

    第四章 ロマン主義の〈自然〉概念
      A シェリングの諸観念
       1 〈世界〉の原理の観念
       2 所産
       3 シェリング哲学の対象――主観‐客観的なもの
       4 哲学の方法――直観の直観
       5 芸術と哲学
       6 シェリングの円環
       7 貢献の価値(シェリングとヘーゲル)
      B ベルクソンの諸観念
       1 シェリングとベルクソン
       2 事物の自存性としての〈自然〉
       3 〈生〉としての〈自然〉
       4 ベルクソンにおける〈自然〉概念の存在論的下部構造――存在の観念と無の観念
         無秩序の観念 無の観念 存在の観念 可能態の観念
       ベルクソンとサルトルに関するノート
      C フッサールの諸観念
       1 諸事物の定位における身体の役割
         われ能う〔Ich kann〕の器官として  「刺激反応体」「感覚能力」「主観‐客観」としての身体  原器‐事物、「方向づけの原点」としての身体
       2 〈他人〉の役割
       3 起源の諸対象――地球の経験

    第二部 現代科学と〈自然〉の観念

    序論 科学と哲学
      A 哲学史によって措定された〈自然〉観念の諸問題
      B 科学と哲学

    第一章 古典物理学と現代物理学
      A ラプラスの概念
      B 量子力学
      C 量子力学の哲学的意味

    第二章 空間観念と時間観念
      A 空間観念
      B 時間

    第三章 ホワイトヘッドにおける〈自然〉の観念

      〈自然〉の概念 1957-1958 動物性、人間の身体、文化への移行

    総序 デカルトの〈自然〉の諸概念、およびそれらとユダヤ‐キリスト教的存在論との関係についてのノート
      A 対象の存在論
      B 現実存在するものの存在論
      C この二つの考え方の関係
      D デカルトの思考の揺れが、いかにユダヤ‐キリスト教思想の要請に結びついているか
       1 自然主義の概念
       2 人間主義
       3 有神論

    動物性
      A 現代生物学の諸傾向
       1 行動の観念
        A 円の知覚  B 運動の知覚  C 絵画の生成  D 生物の因果性の知覚
       2 情報とコミュニケーションの諸観念
        生物の諸モデル  言語の問題
      B 動物行動の研究
       1 J・フォン・ユクスキュルの記述
        A 下等動物の環境世界――動物‐機械  B 形成力のある下等動物  C 高等動物の環境世界  D ユクスキュルによる環境世界観念の哲学的解釈
       2 E・S・ラッセルによる「有機的活動の方向指向性」
       3 外部回路における生理学としての有機体の行動
        A 擬態の現象(アルドゥアン)。生物と魔術  B ポルトマンの動物の形態の研究  C ローレンツにおける本能の研究――本能から象徴機能への移行

      〈自然〉の概念 1959-1960 自然とロゴス――人間の身体

    自然に関する研究の再開
    哲学におけるこれらの研究の位置
    これらの研究における人間の身体の位置
      序論
       1 哲学におけるこれらの研究の位置――哲学と〈自然〉の認識
       2 自然に関するわれわれの研究における人間の身体の位置
      [第一草案]
      [第二草案]
      [第三草案]
       人間の身体
      [第四草案]
       〈二つの予備的研究〉
       (A)個体発生 ドリーシュの分析 (B)系統発生
      [第五草案]
       1 ダーウィン主義の再興と変貌
       2 観念論
      [第六草案]
       1 形態学の記述
       2 哲学、ダッケのカント的立場
       3 統計的進化
       4 議論と結論
      [第七草案]
       4 人間と進化 人間の身体
      [第八草案]
       人間の身体

    補遺

    〈自然〉の概念 1956-57年(月曜・木曜講義)
      A われわれの〈自然〉概念の諸要素
      B 現代科学と新たな〈自然〉概念の指標の数々

    〈自然〉の概念(つづき)――動物性、人間の身体、文化への移行 1957-58年(水曜・木曜講義)

    〈自然〉とロゴス――人間の身体 1959-60年(木曜講義)

      編者注
      訳注
      訳者あとがき
      人名・作品名索引
  • 出版社からのコメント

    自然の概念を主題とした数年間の講義ノートを集成。『知覚の現象学』以後、最晩年の肉の存在論にいたる著者の思考の歩みを伝える。
  • 内容紹介

    「〈自然〉は原初的なものであり、言いかえれば、構成されていないもの、制度化されていないものである。そこから、〈自然〉の永遠性(永劫回帰)の観念、安定性の観念が生じる。〈自然〉は謎めいた対象であり、まったく対象ではないような対象である。つまり〈自然〉は、われわれの目の前にあるものではまったくない。それは、われわれの土壌であり、目の前にあるものではなく、われわれを支えているものなのである」。

    本書は、1956年から1960年にいたる〈自然〉を主題としたメルロ=ポンティのコレージュ・ド・フランス講義を、受講生のノートや著者自身の講義準備草稿をもとに再構成したものである。デカルト、カント、ブランシュヴィック、シェリング、ベルクソン、フッサールなど哲学者の諸考察、さらに自然科学、なかでも20世紀の物理学やフォン・ユクスキュル、ポルトマン、ローレンツなど生物学の成果を援用しつつ、自然と人間のあり方について、著者はさまざまな角度から探究を深めてゆく。
    『行動の構造』『知覚の現象学』以後、晩年の野生の存在論、生の存在論にいたる稀有の哲学者の思考の歩みを生々しく伝える、貴重な講義ノート。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    メルロ=ポンティ,モーリス(メルロポンティ,モーリス/Merleau-Ponty,Maurice)
    1908‐1961。1908年、フランスに生まれる。1926年、エコール・ノルマル・シュペリュール入学、在学中サルトル、ボーヴォワール、レヴィ=ストロースらと知りあう。1930年、哲学教授資格試験に合格。その前年にフッサールのソルボンヌ講演を、1935‐1939年には高等研究院におけるコジェーヴのヘーゲル講義を聴講。ルーヴァンのフッサール文庫に赴き、遺稿を閲覧したのは1939年。第二次大戦中は従軍・レジスタンス活動を経験した。1945年、学位論文として同年刊の『知覚の現象学』および『行動の構造』(1942)を提出。1946年、サルトルらとともに『レ・タン・モデルヌ』創刊。1948年、リヨン大学教授、1949年、パリ大学文学部教授を経て1952年、コレージュ・ド・フランス教授に就任。1961年没

    松葉 祥一(マツバ ショウイチ)
    1955年生まれ。同志社大学文学研究科哲学・倫理学専攻博士課程満期退学。パリ第八大学博士課程中退。前神戸市看護大学教授

    加國 尚志(カクニ タカシ)
    1963年生まれ。立命館大学大学院文学研究科西洋哲学専修博士後期課程修了(博士(文学))。立命館大学教授
  • 著者について

    モーリス・メルロ=ポンティ  (モーリスメルロポンティ)
    1908-1961。フランスに生まれる。1926年、エコール・ノルマル・シュペリュール入学、在学中サルトル、ボーヴォワール、レヴィ=ストロースらと知りあう。1930年、哲学教授資格試験に合格。その前年にフッサールのソルボンヌ講演を、1935-1939年には高等研究院におけるコジェーヴのヘーゲル講義を聴講。ルーヴァンのフッサール文庫に赴き、遺稿を閲覧したのは1939年。第2次大戦中は従軍・レジスタンス活動を経験した。1945年、学位論文として同年刊の『知覚の現象学』および『行動の構造』(1942)を提出。1946年、サルトルらとともに『レ・タン・モデルヌ』創刊。1948年、リヨン大学教授、1949年、パリ大学文学部教授を経て1952年、コレージュ・ド・フランス教授に就任。1961年没。著書『ヒューマニズムとテロル』(1947)『意味と無意味』(1948)『弁証法の冒険』(1955)『シーニュ』(1960)ほか。没後『見えるものと見えないもの』(1964)『世界の散文』(1969)、コレージュ・ド・フランス講義録などが刊行されている。

    松葉祥一 (マツバショウイチ)
    1955年大阪生まれ。同志社大学文学研究科哲学・倫理学専攻博士課程満期退学。パリ第8大学博士課程中退。前神戸市看護大学教授。著書『哲学的なものと政治的なもの』(青土社、2010)、『来るべき民主主義』(共著、藤原書店、2003)ほか。訳書 バリバール『市民権の哲学』(青土社、2000)、デリダ『友愛のポリティクス』(共訳、 みすず書房、2003)、ランシエール『不和あるいは了解なき了解』(共訳、インスクリプト、2004)、メルロ=ポンティ『コレージュ・ド・フランス講義草稿 1959-1961』(共訳、みすず書房、2019)ほか。

    加國尚志 (カクニタカシ)
    1963年生まれ。立命館大学大学院文学研究科西洋哲学専修博士後期課程修了(博士(文学))。立命館大学教授。著書『沈黙の詩法』(晃洋書房)『自然の現象学』(晃洋書房)ほか。訳書 メルロ=ポンティ『コレージュ・ド・フランス講義草稿 1959-1961』(共訳、みすず書房、2019)ほか。

自然―コレージュ・ド・フランス講義ノート [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:みすず書房
著者名:モーリス メルロ=ポンティ(著)/ドミニク セグラール(編)/松葉 祥一(訳)/加國 尚志(訳)
発行年月日:2020/05/01
ISBN-10:4622088916
ISBN-13:9784622088912
判型:A5
対象:教養
発行形態:単行本
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:508ページ ※502,6P
縦:22cm
重量:835g
その他: 原書名: LA NATURE:Notes.Cours du Coll`ege de France〈Merleau-Ponty,Maurice;S´eglard,Dominique〉
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