新渡戸稲造のまなざし [単行本]
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新渡戸稲造のまなざし [単行本]

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出版社:一般社団法人 北海道大学出版会
販売開始日: 2020/04/27
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新渡戸稲造のまなざし [単行本] の 商品概要

  • 目次

    まえがき



    第1章 新渡戸稲造──その業績と現代的意義

     はじめに

     出生から上京

     札幌農学校──精神の誕生地

     東京大学に再入学──太平洋の橋になりたい

     札幌農学校教授としての貢献

     札幌遠友夜学校を創設

     八面六臂の札幌時代

     本邦初の農学博士を授与

     教育者としての多彩な活躍

     請われて国際連盟事務次長に

     コモンセンス(常識)重視の教育



    第2章 武士道とキリスト教、そして若者の生き方

     はじめに──「武士道」ゼミの開始

     「本来の武士道」と「葉隠的武士道」

     「新渡戸武士道」とキリスト教

     「義」は人間が歩むべき道

     「勇気」と「憐みの心」

     「礼」の本質は尊敬と悲喜の共有

     誠実──武士に二言はない

     名誉──恥を知る心と忍耐力

     忠義──誰に仕えるかが問題

     武士は食わねど高楊枝──清貧と義の道

     克己──感情を抑制する訓練

     男も女も自己犠牲の精神を

     武士道にキリスト教を接木(つぎき)する

     武士道は消えたが、その精神は残る

     「武士道」から「平民道」へ

     若者たちへ──「新渡戸武士道」を学ぶ意義



    第3章 新渡戸稲造『農業本論』の周辺

     はじめに──北大農業経済学事始め

     『農業本論』には初版と増訂版がある

     『農業本論』出版の経緯

     五章~八章の農村社会学的考察

     「農業の貴重なる所以」と河上肇の批判

     農工商鼎てい立りつ論とフリードリッヒ・リストの影響

     農工商鼎立論と新渡戸・河上

     「国内市場としての農業の地位」への言及

     農業貴重説の「結論」は増訂版で重要な追加がなされる

     農業・農民を社会的安定基盤と位置づける

     新渡戸・河上の「農工商鼎立論」と大塚史学

     『農業本論』で地ヂカタ方学の必要を提起

     「地方の研究」は柳田国男に継承される

     新渡戸農業論・農政学の評価をめぐって

     高岡熊雄の「農政学」と農工商併進論

     高岡熊雄と北大農経の歴史学派的学風



    第4章 新渡戸稲造と遠友夜学校──現代の教育課題とのかかわりで

     はじめに

     新渡戸稲造揮毫の二つの扁額

     慈愛を根底にした人間教育

     「学問より実行」──実学がつくる自律的人間

     おわりに─現代の教育に示唆するもの



    第5章 「遠友夜学校」校名の由来と「独立教会」

     新渡戸夫妻はなぜ遠友夜学校を創ったか

     校名には愛児・遠益の一字が重なっている

     夜学校は「独立教会」信徒によって支えられていた



    第6章 新渡戸稲造のナショナリズムと国際主義

     はじめに

     若き日の「熱狂的愛国主義」批判

     愛国心に根差した国際心

     体制迎合的知識人への警世

     愛国心より憂国心



    第7章 現代に示唆する新渡戸稲造

     はじめに

     「日本人」の再認識

     日本人の精神的特質

     武士道──戦後日本国民の道徳的覚醒

     神道と愛国主義

     「人格」観念とキリスト教

     愛国心を土台とした平和主義

     共存と寛容の思想



    あとがき
  • 内容紹介

    多面的な業績を挙げた「知の巨人」を、教育者・啓蒙思想家、農学・農業経済学者、愛国者・国際主義者という3つの側面から照射する。特に、札幌遠友夜学校・札幌独立基督教会との関わり、新渡戸武士道の意義、農政学者としての新渡戸に著者独自の光をあてた記述は、新渡戸の今日的意義を明かすものである。

    図書館選書
    多面的な業績を挙げた「知の巨人」を、教育者・啓蒙思想家、農学・農業経済学者、愛国者・国際主義者という3つの側面から照射し、その現代的意義を探る。
  • 著者について

    三島 徳三 (ミシマ トクゾウ)
    1943年東京生まれ。1968年北海道大学大学院農学研究科修士課程修了。酪農学園大学・北海道大学・名寄市立大学で42年間大学教育に従事。北海道大学名誉教授。農学博士。日本農業経済学会・日本農業市場学会各名誉会員。

    新渡戸関係では、北大在職中に札幌遠友夜学校創立百年記念事業、新渡戸稲造顕彰碑建立事業に関わり、自らは北大の1年目学生を対象とした武士道ゼミを指導した。現在は「一般社団法人新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」で新渡戸読書会を主宰。2010年度新渡戸・南原賞受賞。

    著書は『規制緩和と農業・食料市場』(日本経済評論社)、『農業市場論の継承』(日本経済評論社)、『地産地消と循環的農業』(コモンズ)、『TPPと日本の選択』(筑波書房)、『よくわかるTPP協定』(農文協)など多数。

新渡戸稲造のまなざし [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:一般社団法人 北海道大学出版会
著者名:三島 徳三(著)
発行年月日:2020/05
ISBN-10:4832934074
ISBN-13:9784832934078
判型:B6
対象:教養
発行形態:単行本
内容:伝記
言語:日本語
ページ数:202ページ
縦:19cm
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