ファシズムと聖なるもの/古代的なるもの [単行本]
    • ファシズムと聖なるもの/古代的なるもの [単行本]

    • ¥3,520106 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年8月5日火曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
100000009003272285

ファシズムと聖なるもの/古代的なるもの [単行本]

価格:¥3,520(税込)
ゴールドポイント:106 ゴールドポイント(3%還元)(¥106相当)
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年8月5日火曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:一般社団法人 北海道大学出版会
販売開始日: 2020/04/22
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可

カテゴリランキング

店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

ファシズムと聖なるもの/古代的なるもの [単行本] の 商品概要

  • 目次

    はじめに………平藤喜久子





     第1部 日本の自己像・世界像



    第1章 ファシズム期の神話学と“青年結社”………平藤喜久子

     一 はじめに─ファシズム期における青年という表象

     二 ファシズム期神話学と男性結社

     三 三品彰英の神話学と男性結社論

     四 おわりに



    第2章 日本型ファシズムと学問の系譜──宇野圓空とその時代………鈴木正崇

     一 前提としてのファシズム

     二 宇野圓空の評価と位置づけ

     三 宇野圓空と同時代の学者たち

     四 「民族的宗教」としての修験道──宇野圓空をめぐって

     五 「民族」概念の生成と展開

     六 日本型ファシズムと修験道研究──和歌森太郎をめぐって

     七 日本精神主義と国民精神文化研究所

     八 修験道研究の確立とナショナリズム──堀一郎・五来重・宮家準



    第3章 大川周明のスーフィズムへの傾倒………臼杵 陽

     一 大川周明の転換点としての「一九一三年夏」

     二 大川周明のキリスト教への関心

     三 論考「神秘的マホメット教」とマックス・ミュラーの講演録

     四 マックス・ミュラーのスーフィズム講義

     五 預言者ムハンマドとの「会見」と「始祖中心の宗教」

     六 大川周明に見る「神人合一」と「アジアの一如」

     七 おわりに──大川周明と井筒俊彦の接点とパレスチナの指導者





     第2部 他者による日本像



    第4章 ナチス時代の日本学における「神道」と「禅」

        ──W・グンデルトとその周辺………………ベルンハルト・シャイト

     一 はじめに

     二 日本学者グンデルトの経歴

     三 国家社会主義者としてのグンデルト

     四 神道、禅、民族遺産についてのグンデルトの見解

     五 おわりに



    第5章 日本ファシズムの起源の固有性について

        ──からごころ………………クラウス・アントーニ(齋藤公太訳)

     一 はじめに

     二 日本の中国観

     三 日本儒教とナショナリズム的思想の展開

     四 漢 意(からごころ)──「邪悪な中国的精神」と日本の固有主義

     五 国 体──近代日本のユートピア

     六 ドイツによる国体イデオロギーへの賞賛と日独のイデオロギー的方法の類似性

     七 結 論──アジアへの復帰という日本の困難な道



    第6章 ファシズム時代のイタリア語訳『古事記』とその背景

        ──「日本の聖書」について………シルヴィオ・ヴィータ

     一 はじめに

     二 訳者マリオ・マレガと『古事記』との出会い

     三 マレガ版の『古事記』

     四 今後の課題





     第3部 ヨーロッパの表象



    第7章 ナチス時代の「アッシリア神話」………月本昭男

     一 フォン・ゾーデン父子

     二 セム語学者フォン・ゾーデン

     三 『アッシリア帝国の勃興』(一九三七年)

     四 アッシリア帝国の勃興とアーリア民族

     五 アッシリア帝国の崩壊の理由

     六 イデオロギーとしての文化史



    第8章 戦間期ルーマニアの知識人と歴史表象………新免光比呂

     一 はじめに

     二 ルーマニアの歴史と西欧

     三 宗教、民族、ファシズム

     四 ルーマニア知識人の歴史的課題と超克への試み

     五 むすび



    第9章 表象しえぬ「古代」の表象

        ──ドイツ・プレファシズムおける視覚文化………深澤英隆

     一 はじめに

     二 視覚文化と宗教

     三 ドイツ国民主義と視覚文化

     四 ドイツ・プレファシズムと視覚文化

     五 ヘルマン・ヘンドリッヒとその作品

     六 視覚的敬虔とフェルキッシュ美学



    第10章 ナチズム期の〈古代〉表象の形成

         ──H・ヴィルトの〈アトランティス母権制〉論をめぐって………………久保田 浩

     一 問題の所在─ブレーメンのベトヒャー通りから出発して

     二 ベトヒャー通りの『アトランティス・ハウス』

     三 親衛隊研究協会「祖先の遺産」とヘルマン・ヴィルト

     四 〈古代〉表象の想像力

     五 〈古代〉表象と近代批判─ナチズム期の「学問」理解との関連で



    第11章 ファシズム期の比較神話学………松村一男

     一 はじめに

     二 ファシスト・イタリア

     三 ナチス・ドイツ

     四 ドイツ圏の研究

     五 フランスでの研究

     六 おわりに



    おわりに………平藤喜久子





    執筆者・訳者紹介
  • 内容紹介

    ファシズム運動の時代、「聖/古代」が人々を魅了し、人々によって称揚された。それは何故なのか。実態はどうだったのか。――日本と独伊仏ルーマニアを取り上げ、ファシズムを準備した文化・学問・芸術・建築、また戦後に受け継がれたものを視野に入れ、現代に埋め込まれた「ファシズム」を透視する。
  • 著者について

    平藤 喜久子 (ヒラフジ キクコ)
    1972年、山形県生れ

    國學院大学教授学習院大学大学院人文科学研究科博士課程修了 博士(日本語日本文学)

    神話学、宗教学専攻



    『神話学と日本の神々』(弘文堂、2004)

    『神の文化史事典』(共編著、白水社、2013)

    『いきもので読む、日本の神話』(東洋館出版、2019)

    『幸せ運ぶ!ニッポン神社めぐり』(NHK出版、2019)

ファシズムと聖なるもの/古代的なるもの [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:一般社団法人 北海道大学出版会
著者名:平藤 喜久子(編)
発行年月日:2020/04
ISBN-10:4832968467
ISBN-13:9784832968462
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:宗教
言語:日本語
ページ数:275ページ
縦:21cm
他の一般社団法人 北海道大学出版会の書籍を探す

    一般社団法人 北海道大学出版会 ファシズムと聖なるもの/古代的なるもの [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!