西洋中世の正義論―哲学史的意味と現代的意義(龍谷叢書) [単行本]
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西洋中世の正義論―哲学史的意味と現代的意義(龍谷叢書) [単行本]

山口 雅広(編著)藤本 温(編著)
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出版社:晃洋書房
販売開始日: 2020/05/20
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西洋中世の正義論―哲学史的意味と現代的意義(龍谷叢書) の 商品概要

  • 目次

    はじめに ─今なぜ西洋中世の正義論なのか─
    第1節 正義をめぐる問い
    第2節 わたしたちが社会において求める自由と平等
    第3節 アウグスティヌスの共通善
    第4節 アウグスティヌスの自由と平等
    第5節 トマスの共通善
    第6節 トマスの自由と平等
    まとめ

    第1章 プラトン『国家』における二つの正義
    はじめに
    第1節 問題の所在
    第2節 問題の検討
    第3節 クリトンによる「通俗的」な正義の主張とソクラテスの対応
    第4節 解釈の可能性

    第2章 アリストテレスの正義論  ─人間の中心的な能力と国家─
    はじめに
    第1節 道徳的価値の知覚とポリスを形成する能力の関係
    第2節 利益と正の関係
    おわりに
      
    第3章
    古代末期の正義論 ─ストア派とプラトン主義の場合─
    はじめに
    第1節 正義論の基盤としての親和性
    第2節 エピクテトスの説く正しい行為
    第3節 いかなる人間的な感情があるのか
    第4節 プラトン主義のエピクテトス解釈
    おわりに
      
    第4章 アウグスティヌスの正義論
    はじめに
    第1節 正義論をめぐる世界観
    第2節 キリストの正義
    おわりに

    第5章 アンセルムスにおける「義」について
    はじめに  
    第1節   神の完全性としての「義」 ─『モノロギオン』『プロスロギオン』─
    第2節 「直しさ」と「義」 ─『真理について』─  
    第3節 天使の「義」と悪魔の「不義」 ─『悪魔の堕落について』─  
    第4節 人間の「原義」 ─『処女の懐妊と原罪について』─
    第5節 キリストの義 ─『神はなぜ人間となったか』─  
    おわりに   

    第6章 西洋13世紀の正義論 ─iusとlexから考える─
    はじめに
    第1節 アルベルトゥス・マグヌスの正義論から
    第2節 トマス・アクィナスの正義論から
    おわりに
      
    第7章 トマス・アクィナスによる広義の正義論
    はじめに
    第1節 徳としての正義
    第2節 広義の正義
    第3節 トマスによる解釈 ─ある特殊的徳としての広義の正義─  
    第4節 トマスによる解釈への評価
    おわりに

    第8章 フォンテーヌのゴドフロワの正義論 ─一般的徳としての正義─
    はじめに
    第1節 正義の多義性
    第2節 正義の基体  
    第3節   正義と愛   
    おわりに  

    第9章 スコトゥスにおける自由・平等・友愛
    はじめに
    第1節 自由 ─自由の根拠としての正義─   
    第2節 平等 ─法的正義の限界─   
    第3節 友愛 ─倫理的徳としての正義─
    おわりに
      
    第10章 すべての徳の基底となる「法の正義」の在り方 ─トマス・アクィナスとジャン・ビュリダン─
    はじめに
    第1節 問題設定
    第2節 トマス・アクィナスにおける「法の正義」  
    第3節   ジャン・ビュリダンにおける「法の正義」   
    おわりに

    第11章 初期近世道徳哲学とスピノザの正義概念
    はじめに
    第1節 近世スコラ哲学における正義概念
    第2節 スピノザにおけるグロティウスとホッブズ
    第3節 グロティウス、ホッブズ、スピノザにおける正義概念
    おわりに

    第12章 宇宙市民の可能性について
    はじめに
    第1節 宇宙時代の人間学
    第2節 カント
    第3節 市民
    第4節 宇宙市民は可能なのか  

    おわりに
  • 内容紹介

    正義論の多様性とは結局、「人間は社会的動物である」ということの理解の多様性である。
    本書には、社会の正しいあり方というだけにとどまらない人間論としての、また、イエス・キリストの愛と切りむすぶ西洋中世の多彩な正義論がある。古代ギリシアを継承し近代へとつながる中世の豊かな思索は、現代の正義論を根本から再吟味する機会を与えてくれる。

          京都大学副学長・中世哲学会会長 川添信介

     正義とは、もっとも広い意味では、個々の人間や共同体が本来もつべき「正しさ」である。正義論 とは、この個人と社会の正しさにかんして、その内実となる意味を明確にするために、人間の本性や 社会の構成原理をめぐる哲学的分析を行い、人間が従うべき法や道徳の原理を明らかにすると同時に、 このような原理が採用されるべき根拠を合理的に説明するものである。(「はじめに」より)
     本書は西洋中世とその前後の時代におけるさまざまな正義論を再考することで、西洋中世における正義論の多様な哲学的展開、複雑に入り組んだ影響関係を浮き彫りにし、その中に現代的意義を見出す試みである。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    山口 雅広(ヤマグチ マサヒロ)
    1976年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(文学)。現在、龍谷大学文学部准教授

    藤本 温(フジモト ツモル)
    1964年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(文学)。現在、名古屋工業大学大学院工学研究科教授
  • 著者について

    山口 雅広 (ヤマグチマサヒロ)
    龍谷大学文学部准教授

    藤本 温 (フジモトツモル)
    名古屋工業大学大学院工学研究科教授

西洋中世の正義論―哲学史的意味と現代的意義(龍谷叢書) の商品スペック

商品仕様
出版社名:晃洋書房 ※出版地:京都
著者名:山口 雅広(編著)/藤本 温(編著)
発行年月日:2020/05/20
ISBN-10:4771033412
ISBN-13:9784771033412
判型:B6
対象:専門
発行形態:単行本
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:296ページ ※274,22P
縦:20cm
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