映画を見る歴史の天使―あるいはベンヤミンのメディアと神学 [単行本]
    • 映画を見る歴史の天使―あるいはベンヤミンのメディアと神学 [単行本]

    • ¥5,500165 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年8月5日火曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
映画を見る歴史の天使―あるいはベンヤミンのメディアと神学 [単行本]
画像にマウスを合わせると上部に表示
100000009003277355

映画を見る歴史の天使―あるいはベンヤミンのメディアと神学 [単行本]

価格:¥5,500(税込)
ゴールドポイント:165 ゴールドポイント(3%還元)(¥165相当)
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年8月5日火曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:岩波書店
販売開始日: 2020/06/20
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可

カテゴリランキング

店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

映画を見る歴史の天使―あるいはベンヤミンのメディアと神学 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    ベンヤミンの思想圏のなかでは両極をなすといってよいほど遠く隔たったものとして扱われてきた「メディア」と「神学」を架橋し、彼が考えていた「救済」の真の姿に迫る。
  • 目次




    Ⅰ 技術 ベンヤミンのメディア理論の再構築

    第1章 言語的メディアと画像的メディア
     1 二つのメディア系列
     2 アレゴリーと時間性の空間化
      方法としてのアレゴリー的思考/画像性と神学性/時間性の空間化としての「自然史」/アレゴリカーのまなざし
     3 言語的メディアの展開--ベンヤミンの言語論
      魔術的段階としての「名の言語」/言語の堕罪としての「文字/書物」/「文字」から「像」へ
     4 画像的メディアの展開--「芸術作品」の世俗化とメディア系列の接合
      魔術的段階とオーラ/「芸術作品」の展開と世俗化/メディア段階としての「新聞」と「映画」、そして「ハイパーテクスト」

    第2章 メディアの転換と技術性・身体性・魔術性
     1 危機の時代のメディア論
     2 メディア理論における座標軸
     3 模倣における魔術性
     4 文字というインターフェイス
      記号的メディアに残存する身体性
     5 グーテンベルクの銀河系の終焉--ハイパーテクストにおける魔術性
      技術メディアの逆説--身体性の喪失と新たな身体性の獲得/技術的身体性とヴァーチャル・リアリティ


    Ⅱ 身体 触覚の思想史

    第3章 ベンヤミンとマクルーハンの邂逅--思想史のなかの〈視覚-触覚〉
     1 奇妙な対応関係
     2 カメラ・オブスクラの思考モデルとしてのモリヌークス問題
      ジョン・ロック/ライプニッツ/バークリ/コンディヤックとディドロ
     3 ヘルダーの触覚優位
     4 芸術学のコンテクストにおける〈視覚-触覚〉
      フィードラー/ヒルデブラント/リーグル
     5 マクルーハンの「聴覚=触覚複合」
     6 ベンヤミン--「衰退の時代」のメディアと知覚
      リーグルと知覚の転換/ベンヤミンの視覚-触覚/「触覚」の両極的特質

    第4章 集団的身体と技術--身体性の場としての人間学的唯物論
     1 シュルレアリスム論と「人間学的唯物論」
     2 「現代神話」としての夢の領域
     3 都市の形象へのまなざしと認識の転換
     4 「人間学的唯物論」--技術的身体と政治性
     5 集団的身体と技術


    Ⅲ 神学 メディアとメシアニズム

    第5章 メシアニズムとモンタージュ
     1 せむしの小人としての神学
     2 メディアの転換と「世俗化」
     3 アレゴリーの救済の場としての「モンタージュ」
     4 「引用」の両極性
     5 「中断」のための技術
     6 「文書化」とメディアの融合

    第6章 歴史的時間とメシア的時間
     1 時間の停止のイメージ
     2 静止状態にある弁証法
     3 特別な日々、特別な場所
     4 想起(アインゲデンケン)
     5 歴史概念の神学性
     6 メシア的時間と歴史的時間--アガンベンの『残りの時』
     7 「救済」における時間概念の二重性

    終 章 映画を見る歴史の天使
     1 姿を隠した神学
     2 ベンヤミンの「神学」?
     3 メシアニズムとしての「終末論」
     4 二つの異質な領域
     5 カール・バルトとベンヤミン
     6 「歴史」の世界のなかでの「世俗化」
     7 二重構造の神学的思考
     8 メディアと神学--二重構造の「救済」



    あとがき
    参照文献一覧
    索 引
  • 出版社からのコメント

    ベンヤミンにおける「メディア」と「神学」を架橋し、彼が考えていた「救済」の真の姿に迫る。
  • 内容紹介

    ベンヤミンが「映画」に見出した複製技術の展開と知覚の変容。それは神学的思考といかにかかわるのだろうか。本書は、これまで個別に論じられていたベンヤミンにおける「メディア」と「神学」を架橋し、彼が構想していた「救済」の真の姿に迫る。没後80年、ベンヤミン研究は新たな次元へ。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    山口 裕之(ヤマグチ ヒロユキ)
    1962年生。東京大学大学院総合文化研究科後期博士課程修了。現在、東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授。専門はドイツ文化研究、ドイツ文学、表象文化論、メディア理論、翻訳思想
  • 著者について

    山口 裕之 (ヤマグチ ヒロユキ)
    山口裕之(やまぐち ひろゆき)
    1962年生。東京大学大学院総合文化研究科後期博士課程修了。現在、東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授。専門はドイツ文化研究、ドイツ文学、表象文化論、メディア理論、翻訳思想。主著に『ベンヤミンのアレゴリー的思考』(人文書院、2003年)、『ベンヤミン――救済とアクチュアリティ』(共著、河出書房新社、2006年)、訳書に『ベンヤミン・アンソロジー』(河出文庫、2011年)、イルマ・ラクーザ著『ラングザマー ――世界文学でたどる旅(境界の文学)』(共和国、2016年)など。

映画を見る歴史の天使―あるいはベンヤミンのメディアと神学 の商品スペック

商品仕様
出版社名:岩波書店
著者名:山口 裕之(著)
発行年月日:2020/06/18
ISBN-10:4000223046
ISBN-13:9784000223041
判型:B6
対象:専門
発行形態:単行本
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:364ページ ※349,15P
縦:20cm
横:13cm
厚さ:3cm
重量:510g
他の岩波書店の書籍を探す

    岩波書店 映画を見る歴史の天使―あるいはベンヤミンのメディアと神学 [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!