北の河(P+D BOOKS) [単行本]

北の河(P+D BOOKS) [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  昭和２０年、すでに夫を喪い、家も戦火に焼かれてしまった母子が、遠縁を頼って東北の寒村に身を寄せる。だが、そこは安住の地ではなかった。頼るべき知己もおらず、終戦後は都会に戻るという希望も断ち切られ、迫りくる厳しい冬を前に、母は自ら死を選ぶ…。ノンフィクション作品のような感情を抑えた筆致が、かえって読む人の想像を掻き立てる。第５４回芥川賞に輝いた表題作のほか、やはり身近な人の死をテーマにした「夏の日の影」「霧の湧く谷」、大学の二部に通う学生たちの葛藤を描いた「浅い眠りの夜」の三篇を収録。

• 内容（「BOOK」データベースより）

  北の河；夏の日の影；霧の湧く谷；浅い眠りの夜

• 内容紹介

  戦争ですべてを失った母の絶望と孤独
  
  昭和20年、すでに夫を喪い、家も戦火に焼かれてしまった母子が、遠縁を頼って東北の寒村に身を寄せる。だが、そこは安住の地ではなかった。
  頼るべき知己もおらず、終戦後は都会に戻るという希望も断ち切られ、迫りくる厳しい冬を前に、母は自ら死を選ぶ……。ノンフィクション作品のような感情を抑えた筆致が、かえって読む人の想像を掻き立てる。
  第54回芥川賞に輝いた表題作のほか、やはり身近な人の死をテーマにした「夏の日の影」「霧の湧く谷」、大学の二部に通う学生たちの葛藤を描いた「浅い眠りの夜」の三篇を収録。
  
  図書館選書
  昭和20年、夫も家も失った母子は、どこに希望を見いだせばいいのか――。第54回芥川賞に輝いた表題作のほか、やはり身近な人の死をテーマにした「夏の日の影」「霧の湧く谷」など、計4篇を収録。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  高井 有一(タカイ ユウイチ)
  １９３２年（昭和７年）４月２７日‐２０１６年（平成２８年）１０月２６日、享年８４。東京都出身。本名・田口哲郎。１９６５年『北の河』で第５４回芥川賞を受賞

北の河(P+D BOOKS) [単行本] の商品スペック