心理療法のケースをどう読むか?―パーソナリティ障害を軸にした事例検討 [単行本]

心理療法のケースをどう読むか?―パーソナリティ障害を軸にした事例検討 の 商品概要

• 目次

  第1章　明日からの心理臨床実践に活きるケース検討（青木紀久代）
  
  第2章　ケース・フォーミュレーションと治療関係の把握（林 直樹）
  
  第3章　Case 1　自己感の揺らぎを訴えるAさん（谷田征子）
  　Case 1　ケースの見方（林 直樹）
  　Lecture 1　自己（セルフ）の発達と心理療法の理解――スターンの発達論の視点から（林 直樹）
  
  第4章　Case 2　トラウマを抱えてさまざまな苦労に耐えてきたBさん（山口剛史）
  　Case 2　ケースの見方（林 直樹）
  　Lecture 2　虐待の心理療法（林 直樹）
  
  第5章　Case 3　対人関係が積もらないと訴えるCさん（後藤かおる）
  　Case 3　ケースの見方（林 直樹）
  　Lecture 3　ガンダーソンの境界性パーソナリティ障害の適正精神科マネジメント（林 直樹）
  
  第6章　Case 4　職場から遁走し行方不明となったDさん（江村 康）
  　Case 4　ケースの見方（林 直樹）
  　Lecture 4　解離性障害の心理療法1――解離性障害の理解と治療（林 直樹）
  
  第7章　Case 5　もう一人の自分と出会うというテーマを抱えるEさん（後藤かおる）
  　Case 5　ケースの見方（林 直樹）
  　Lecture 5　解離性障害の心理療法2――解離性同一性障害（林 直樹）
  
  第8章　Case 6　恋愛関係で問題が多発するFさん（山口剛史）
  　Case 6　ケースの見方（林 直樹）
  　Lecture 6　恋愛についてどう考えるか?（林 直樹）
  
  第9章　Case 7　身体障害を抱えて仕事を自らの支えにする生活を送ってきたGさん（三宅浩司）
  　Case 7　ケースの見方（林 直樹）
  　Lecture 7　慢性うつ病の心理療法（林 直樹）
  
  第10章　Case 8　強迫性障害と境界性パーソナリティ障害を抱えるHさん（三宅浩司）
  　Case 8　ケースの見方（林 直樹）
  　Lecture 8　強迫性障害のさまざまな心理療法的介入（林 直樹）
  
  第11章　Case 9　慢性の痛みに対する心理療法を受けたIさん（髙岸百合子）
  　Case 9　ケースの見方（林 直樹）
  　Lecture 9　現代の認知行動療法（堀越 勝）
  
  第12章　パーソナリティ障害はこれからどうなっていくのか（林 直樹）
  
  第13章　ケース検討会における学びと心理臨床の実際（吉川栄省・野村俊明）
  
  終　章　心理療法のこれから（堀越 勝）

• 出版社からのコメント

  様々な精神的問題に直面する事例を集め、精神科医林直樹がスーパーバイズする。事例をどう読むかが分かる貴重な一冊。

• 内容紹介

  現代に特有の精神的問題に直面する心理士のさまざまな事例に対して精神科医の林直樹が長年の経験と該博な知識からスーパーバイズ。事例をどう読むかが手に取るように分かる。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  林 直樹(ハヤシ ナオキ)
  １９５５年生まれ。１９８０年東京大学医学部卒業。１９８０～１９８６年東京大学医学部附属病院分院神経科。１９８６～２０１３年東京都立松沢病院精神科もしくは東京都精神医学総合研究所。２０１３年～帝京大学医学部附属病院メンタルヘルス科。現在、帝京大学医学部精神神経科学講座主任教授
  
  野村 俊明(ノムラ トシアキ)
  １９５４年生まれ。１９８６年東京大学大学院教育学研究科教育心理学専攻博士課程満期退学。１９９２年日本医科大学医学部卒業。現在、あいクリニック神田、日本医科大学名誉教授
  
  青木 紀久代(アオキ キクヨ)
  １９６３年生まれ。１９９３年東京都立大学大学院人文科学研究科心理学専攻博士課程満期退学。１９９３年都立大助手、心理相談室主任、九段坂病院、お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科助教授を経て、２００７年お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科准教授。現在、白百合心理・社会福祉研究所所長

心理療法のケースをどう読むか?―パーソナリティ障害を軸にした事例検討 の商品スペック