本願寺教団と中近世社会 [単行本]
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本願寺教団と中近世社会 [単行本]
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本願寺教団と中近世社会 [単行本]

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出版社:法蔵館
販売開始日: 2020/06/10
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本願寺教団と中近世社会 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    世俗社会を動かす真宗の世界。大名権力が脅威に感じつつも頼らざるをえなかった真宗の存在。13編の論考がその種々に迫る。
  • 目次

    序論[草野顕之]

    一、本書の目的
    二、本書の各論文

    Ⅰ 戦国争乱と本願寺

    上杉謙信と笠原本誓寺──真宗寺院という戦国大名の外交チャンネル──[工藤克洋]

    はじめに 
    一、石田定賢・本庄宗緩連署状の真偽 
    二、石田定賢・本庄宗緩連署状の発給年次 
    三、謙信と本誓寺の接点 
    四、謙信にとっての本誓寺という外交チャンネル 
    五、本誓寺の外交功績の歴史的意義 
    おわりに 

    三河一向一揆後の本願寺門徒衆の動向[安藤 弥]

    はじめに 
    一、永禄七年~天正十年中 
    (1)三河一向一揆の終結/(2)国外退去した坊主衆の動向/(3)石山合戦期とその後の動向
    二、天正十年末~天正十三年 
    (1)天正十一年の赦免/(2)天正十二年の混乱/(3)「謀書」事件/(4)天正十三年三河七ヵ寺赦免・還住
    むすびにかえて

    本願寺と鉄砲[川端泰幸]

    はじめに 
    一、鉄砲伝来と本願寺 
    二、一向一揆・信長と鉄砲 
    三、雑賀衆と鉄砲 
    四、玉薬(火薬) 
    おわりに

    織豊期本願寺の起請文にみる神仏[山本春奈]

    はじめに 
    一、石山合戦と本願寺の起請文 
    二、「如来聖人」 
    おわりに 

    Ⅱ 中近世移行期と本願寺

    益田照従──本願寺と豊臣政権に仕えた家臣── [湊 悠介]

    はじめに 
    一、出自について 
    二、本願寺家臣時代 
    三、本願寺・豊臣家両属時代 
    四、豊臣家家臣時代 
    五、誓願寺周辺での活動 
    おわりに 

    本行寺准如と北陸門徒[木越祐馨]

    はじめに 
    一、本行寺関係史料と准如 
    二、本行寺創立の背景 
    三、坊主・門徒の混乱 
    (1)領主に対する負担/(2)什物の流出・流入
    四、本行寺御印書の発給 
    おわりに 

    本願寺教如をめぐる女性門徒について[青木 馨]

    はじめに
    一、備後福山藩初代藩主 水野勝成母(A)
    二、石川日向守家成母(B) 
    三、山形・最上義光室(C) 
    四、豊後佐伯藩初代 毛利高政母(D)
    五、京都所司代初代 板倉勝重母(E)
    六、本多佐渡守正信室(F) 
    七、酒井雅楽頭正親室(G) 
    おわりに

    本願寺教如と織豊武士の茶の湯──慶長期豊臣家家臣団との関係を中心に──[山田哲也]

    はじめに 
    一、教如の茶の湯──利休七哲との交流から── 
    (1)蒲生氏郷/(2)細川三斎(忠興)/(3)古田織部
    二、豊臣家家臣と教如の茶会 
    おわりに 

    美濃地域の真宗寺院と織豊武士団──由緒書を中心に──[老泉 量]

    はじめに 
    一、稲葉貞通と本願寺 
    二、寺院由緒にみる武家門徒 
    (1)稲葉氏と養教寺/(2)林氏と顕性寺/(3)森氏と妙願寺
    三、美濃の真宗寺院と武家勢力 
    (1)高木一族と法泉寺/(2)堀秀政と河野門徒/(3)竹中重義と明泉寺
    むすびにかえて 

    Ⅲ 近世本願寺の諸相

    近世京都の都市開発からみる傾城町──隣りあう六条三筋町と東本願寺──[松尾奏子]

    はじめに 
    一、六条三筋町の成立 
    二、東本願寺の成立
    三、六条三筋町の繁栄
    四、六条三筋町があった頃の東本願寺寺内町の様子 
    おわりに 

    近世地域真宗寺院の一齣──野崎専応寺を例に──[大畑博嗣]

    はじめに 
    一、地域の真宗寺院としての専応寺 
    二、本願寺教団における専応寺 
    三、大和郡山藩主・柳沢家と専応寺 
    四、中山愛親と専応寺 
    むすびに 

    真宗寺院の由緒書にみる統一権力像[松金直美]

    はじめに 
    一、法宝物の由来を語る略縁起 
    二、幕藩権力に対して正当性を明示する由緒書 
    三、戦国期から近世における三河国の寺社政策 
    四、『東泉坊旧記』にみる統一権力像 
    おわりに 

    親鸞伝の史実と伝承──親鸞伊勢参宮伝承をめぐって──[草野顕之]

    はじめに 
    一、親鸞伊勢参宮伝承 
    二、『絵詞伝』『図絵』の種本 
    三、伊勢参宮伝承の始まり 
    四、真宗と神祇 
    むすびにかえて 

     あとがき
    執筆者一覧
  • 出版社からのコメント

    権力者は宗教との間にどのような関係を構築したのか。宗教的世界に規定された列島社会の中近世という新たな歴史像を世に問う。
  • 内容紹介

    本願寺〈宗教〉と政治的〈権力〉がいかなる関係によって中近世を構成していたのかを明らかにし、〈宗教〉的世界に規定された列島社会の中近世という新たな歴史像を世に問う。

    --------------------

     日本史を考えるうえでの〈宗教〉性の重要性は、権力者の場合でいえば、後醍醐天皇の密教への傾倒や、室町殿の禅への傾倒、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康などの自己神格化といった事象からも明らかであるし、民衆の場合でも、惣村や一揆といった自治・自立の象徴と教科書で語られる事柄は、すべて鎮守や村堂といった地域仏神のもつ〈宗教〉性によって、その正統性が担保されているのである。
     飢饉・戦争といった天災・人災が打ち続いた中近世社会において、〈宗教〉はそうした正統性の論理的根拠になるとともに、現実の世俗社会においても、権力がなしえない事柄を実現せしめた。例えば、飢饉に際して仏教者たち(特に真言律宗や時宗)は、「施行」と称して仮小屋を建てて炊き出しを行ったり、厳しい身分制の中で、差別された人びとや、「身分外身分」と呼ばれる立場にあった人びとを受けいれ救済を説くなど、現当二世にわたる救済に取り組んでいる。また、国家や地域領主が利害関係の中で成しえなかった、道路の修補や架橋、築堤といった土木工事も、〈宗教〉者の主導によって、ようやく実現されたという事例も多い。こうして見ると、日本の中近世社会は、「相依」というよりもむしろ、〈宗教〉を前提として成り立った世界であり、権力者は、〈宗教〉との間にどのような関係を構築するかが、重要な課題であったということになる。
     本論集では、こうした前提にたって、中近世社会と〈宗教〉との関係を検証するための材題として、「本願寺教団」を取り上げている。
    (「序論」より)
    ----------


    図書館選書
    日本の中近世社会は、宗教を前提として成り立った世界であり、宗教との間にどのような関係を構築するかが、権力者の重要な課題であった。13編の論考を通して、宗教的世界に規定された列島社会の中近世の歴史像を問う。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    草野 顕之(クサノ ケンシ)
    1952年、福岡県生まれ。大谷大学文学部史学科卒業、大谷大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。博士(文学)。大谷大学文学部史学科専任講師、助教授、教授および大谷大学学長(2010‐16年)を歴任。現在、大谷大学名誉教授。佛教史学会会長。専門は日本仏教史(中世)・真宗史
  • 著者について

    草野 顕之 (クサノ ケンシ)
    1952年、福岡県生まれ。大谷大学文学部史学科卒業、大谷大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。博士(文学)。大谷大学文学部史学科専任講師、助教授、教授および大谷大学学長(2010~16年)を歴任。現在、大谷大学名誉教授。仏教史学会会長。専門は日本仏教史(中世)・真宗史。著書に、『戦国期本願寺教団史の研究』(法藏館、2004年)、『親鸞の伝記──『御伝鈔』の世界──』(シリーズ親鸞第六巻、筑摩書房、2010年)、『真宗教団の地域と歴史』(清文堂出版、2010年)、『『改邪鈔』史考』(東本願寺出版、2018年)などのほか、共著・編著多数がある。

本願寺教団と中近世社会 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:法藏館 ※出版地:京都
著者名:草野 顕之(編)
発行年月日:2020/06/15
ISBN-10:483187728X
ISBN-13:9784831877284
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:日本歴史
言語:日本語
ページ数:298ページ
縦:21cm
厚さ:2cm
重量:461g
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