二枚腰のすすめ―鷲田清一の人生案内(教養みらい選書) [全集叢書]
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二枚腰のすすめ―鷲田清一の人生案内(教養みらい選書) [全集叢書]
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二枚腰のすすめ―鷲田清一の人生案内(教養みらい選書) [全集叢書]

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出版社:その他
販売開始日: 2020/06/10
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二枚腰のすすめ―鷲田清一の人生案内(教養みらい選書) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    弱さを強さへ裏返す!読売新聞の人気連載「人生案内」から名問答を厳選。回答を裏打ちする人生作法を「二枚腰のすすめ」として新たに書き下ろし。さらに付録として、自身の二枚腰の人生を描いた、写真満載の自筆年譜と、全著書リストを収載。
  • 目次

    はじめに

    1 恋愛未満
    2 からっぽ
    3 もやもや
    4 加減がわからない
    5 踏ん切りがつかない
    6 ソリがあわない
    7 のしかかるものが重い
    8 納得できない
    9 負のループ
    10 二枚腰のすすめ

    年譜 鷲田清一
    これまでに書いた本すべて
  • 出版社からのコメント

    読売新聞の人気連載「人生案内」から71の名問答を厳選。回答を裏打ちする人生作法「二枚腰のすすめ」を書き下ろし。付録に自筆年譜
  • 内容紹介

    出口なし、行き場なし、底なし沼

    どん底でも
    押し潰されずに
    もちこたえるための算段

    哲学者が答える71の悩み


    弱さを強さへ裏返す!
    読売新聞の人気連載「人生案内」から名問答を厳選。
    回答を裏打ちする人生作法を
    「二枚腰のすすめ」として新たに書き下ろし。
    さらに付録として、自身の二枚腰の人生を描いた、
    写真満載の自筆年譜と、全著書リストを収載。

    ___

    はじめに

     二〇一三年の一月から二〇一九年の七月まで、私は読売新聞の「人生案内」という、一〇〇年以上の歴史をもつ欄――大正三年の開始当初は「身の上相談」というタイトルだったそうです――の回答者という役を務めておりました。
     じぶんが「人生の案内人」にふさわしい者でないことは、なによりじぶんがいちばんよくわかっていましたので、このお話をいただいたときにはちょっとうろたえました。
     幼い頃から長じてもなお、人としていっぱい失敗や挫折をしてきたし、世間からどう見えるのかよくわかりませんが、「よくやった」とか「ご苦労さんでした」とか言ってもらえたときも、その実態といえば、たいていは妥協の産物で、じぶんでは納得していない、いや、じつはほとんどがや【、】り【、】そ【、】こ【、】な【、】い【、】だったと思ったからです。
     そんな私がこの回答役を引き受けたのは、まさに相談には「答える」以外にも「乗る」という手があると知ったからです。乗るだけならいろいろな手がある。じぶんはこうして失敗したと返すこともできるし、あなたの言うことはわからないでもないが、正直なところ納得できないと返すこともできる。さらに相談事そのものへの疑問を呈することもできる。私はいまでもいろんなもやもやを抱え込んでいるので、たぶんもやもやをもやもやとして受けとめることはできる。おんなじように思っている人はここにもいますよと。そう思い定めて、しばらくだったらと、この話をお引き受けしたのでした。
     かすり傷から深手の傷まで、深い浅いは別として、痛手をいちども抱え込んだことのない人などいません。この痛手にもちこたえられるだけの生き方の軸というものを見つけられないあいだは、いつまでもこの痛手を、納得できないままに引きずるしかありません。それは「そろそろお迎えが」という年齢になってもおなじです。それでも、書かせていただく以上は、少なくともその納得できないものの感触をしかと掴むところまで、相談人を引っ張っていきたいとの思いはありました。悩みはこれで終わりではないですよ、もっと先がありますよ、とも伝えたいと思いました。それは希望の在りかを伝えるということではありません。しいていえば、痛手を繕うのではなくて、人としての〈業〉と向きあうところまで行かないうちは、答えは出ないということです。
     と同時に、倒れないで、という希いは強くあって、だから問いに押しつぶされずにもちこたえるための算段は、しかと伝えようと思いました。その二枚腰、三枚腰の構えについては、10章の「二枚腰のすすめ」という文章にまとめて記しています。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    鷲田 清一(ワシダ キヨカズ)
    1949年京都生まれ。大学に入り、哲学の“二重性”や“両義性”に引き込まれ、哲学の道へ。医療や介護、教育の現場に哲学の思考をつなぐ「臨床哲学」を提唱・探求する、二枚腰で考える哲学者。2007~2011年大阪大学総長。2015~2019年京都市立芸術大学理事長・学長を歴任。せんだいメディアテーク館長、サントリー文化財団副理事長。朝日新聞「折々のことば」執筆者。おもな著書に、『モードの迷宮』(ちくま学芸文庫、サントリー学芸賞)、『「聴く」ことの力』(ちくま学芸文庫、柔原武夫学芸賞)、『「ぐずぐず」の理由』(角川選書、読売文学賞)など
  • 著者について

    鷲田 清一 (ワシダ キヨカズ)
    1949年京都生まれ。お寺と花街の近くに生まれ、丸刈りの修行僧たちと、艶やかな身なりをした舞妓さんたちとに身近に接し、華麗と質素が反転する様を感じながら育つ。大学に入り、哲学の《二重性》や《両義性》に引き込まれ、哲学の道へ。医療や介護、教育の現場に哲学の思考をつなぐ「臨床哲学」を提唱・探求する、二枚腰で考える哲学者。2007~2011年大阪大学総長。2015~2019年京都市立芸術大学理事長・学長を歴任。せんだいメディアテーク館長、サントリー文化財団副理事長。朝日新聞「折々のことば」執筆者。
    おもな著書に、『モードの迷宮』(ちくま学芸文庫、サントリー学芸賞)、『「聴く」ことの力』(ちくま学芸文庫、桑原武夫学芸賞)、『「ぐずぐず」の理由』(角川選書、読売文学賞)、『くじけそうな時の臨床哲学クリニック』
    (ちくま学芸文庫)、『岐路の前にいる君たちに』(朝日出版社)。

二枚腰のすすめ―鷲田清一の人生案内(教養みらい選書) の商品スペック

商品仕様
出版社名:世界思想社 ※出版地:京都
著者名:鷲田 清一(著)
発行年月日:2020/06/30
ISBN-10:4790717429
ISBN-13:9784790717423
判型:B6
発売社名:世界思想社
対象:一般
発行形態:全集叢書
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:199ページ
縦:19cm
横:13cm
厚さ:2cm
重量:238g
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