支援と物語(ナラティヴ)の社会学―非行からの離脱、精神疾患、小児科医、高次脳機能障害、自死遺族の体験の語りをめぐって [単行本]
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支援と物語(ナラティヴ)の社会学―非行からの離脱、精神疾患、小児科医、高次脳機能障害、自死遺族の体験の語りをめぐって [単行本]

水津 嘉克(編著)伊藤 智樹(編著)佐藤 恵(編著)
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出版社:生活書院
販売開始日: 2020/06/12
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支援と物語(ナラティヴ)の社会学―非行からの離脱、精神疾患、小児科医、高次脳機能障害、自死遺族の体験の語りをめぐって の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    物語ることはわれわれをどこに連れて行くのか。個人と社会とのあいだに生じる「苦境への反応」を分析するとき、「物語」は非常に有効な手段となる。物語という最低限の概念枠組みを導入することによって、われわれに様々なリアリティや新たな問い、そしてそこにあるべき支援のかたちをもたらしてくれる。
  • 目次

    序章 支援の社会的文脈とナラティヴ・アプローチ  伊藤智樹
    1 本書の背景とねらい
    2 社会調査としてのナラティヴ・アプローチ(物語論的アプローチ)
      2-1 苦境への反応としての物語行為
      2-2 着眼点としての「個人」
      2-3 「物語」の構成要素
      2-4 ローカルな場面において語られるものとしての物語/長い人生誌としての物語
      2-5 物語の聴き手(聞き手)について
    3 支援と物語(ナラティヴ)の社会学を展開させる

    第1章 「贖罪の脚本」は頑健な物語たりうるか──ある更生保護施設在所少年の語りからの考察  相良 翔
    1 贖罪の脚本の特徴
    2 調査概要と分析課題
    3 離脱に向けたターニングポイント
    4 人生の目標
    5 目標達成のために耐え忍ぶ
    6 贖罪の脚本の脆弱性
    7 結論

    第2章 自己物語のなかの精神医学的カテゴリー──複数の「治療対象」の位置づけをめぐる問い  櫛原克哉
    1 精神医学的診断をめぐる諸問題
    2 調査の概要
    3 診断名とともに生きること
      3-1 学校生活への適応困難――生活史的背景
      3-2 うつ・統合失調症・広汎性発達障害――薬物療法の有効範囲
      3-3 再発防止のための服薬と認知療法
    4 診断の残余と自己物語――発達障害の位置づけをめぐる問い
    5 考察――自己物語の「相容れなさ」のなさで揺れ動くこと
    6 結語にかえて

    第3章 「医師は「行為する英雄」からどう変わるのか?──二つの〈尽くす医療〉から考える  鷹田佳典
    1 「回復の物語」と近代医療の英雄性
    2 〈やり尽くす医療〉への違和感:B医師の事例
      2-1 初めての患者の死
      2-2 ある患児の死から
      2-3 できることが限られたなかで「精一杯尽くす」
    3 〈やり尽くす医療〉の頑健性/〈精一杯尽くす医療〉の困難性
      3-1 「死の不可避性」への対応
      3-2 〈やり尽くす医療〉と「回復の物語」へのとらわれ
      3-3 終末期の現場における〈やり尽くす医療〉の頑健性
    4 医師の「英雄性」とその困難
    5 おわりに

    第4章 高次脳機能障害の生き難さを「聴く」ことの多面性──ピア・サポートの事例から考える  伊藤智樹
    1 高次脳機能障害とは
    2 本章での調査対象について:富山県高次脳機能障害支援センターとピア・サポート事

    3 高次脳機能障害とナラティヴ・アプローチ
    4 家族の語りと物語の混沌
      4-1 息子に対する葛藤:Pさんの例
      4-2 ようやく支援につながった:Qさんの例
    5 当座の課題を明確化する:ただ「傾聴」するだけでよいのか?
    6 共感的な聴き方として何が行われていたか:苦しみを認めること、ユーモア
      6-1 来談者の苦しみを認める:一人称の語り、経験の相対的な一般化
      6-2 物語の展開を支える二つの仕方の例:ユーモア、「つながる」ことの強調
    7 ふたりのその後について
    8 結論と含意(インプリケーション)、および留意すべき点について

    第5章 聴き手の不在という経験と“語り”の再開をめぐって──聴き手となることの倫理性とその可能性  水津嘉克
    1 はじめに
    2 語りの困難性を伴う死別とは
    3 自死遺族とはどのような存在なのか
      3-1 数値からのアプローチ・「自死者」の数
      3-2 遺族の問題
      3-3 現実との乖離
    4 「語り得ない“語り”」≒聴き手のいない「語り」
      4-1 「スティグマの経験」「遺族への(世間からの)バッシング」
      4-2 「自死者へのネガティブな気持ち・怒り」
      4-3 親密な人びととの問題
      4-4 「自責の念」「後悔」
    5 「沈黙」がもたらすもの:「語り得ない」ことの内実とは
      5-1 「語り」の難破・経験の「中断」:自己物語の非力化(disablement)
      5-2 「語り」を再開することの困難性
    6 おわりに

    あとがき
  • 内容紹介

    なぜ「物語(ナラティヴ)」なのか。物語ることはわれわれをどこに連れて行くのか。

    個人と社会とのあいだに生じる「苦境への反応」を分析するとき、「物語(ナラティヴ)」は非常に有効な手段となる。物語という最低限の概念枠組みを導入することによって、われわれに様々なリアリティや新たな問い、 そしてそこにあるべき支援のかたちをもたらしてくれる。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    水津 嘉克(スイツ ヨシカツ)
    1964年生まれ。東京大学文学部社会学研究科博士課程(社会学専攻)単位取得退学。東京学芸大学教育学部専任講師を経て、同、准教授

    伊藤 智樹(イトウ トモキ)
    1972年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。博士(社会学)。千葉大学文学部助手、富山大学人文学部講師を経て、富山大学学術研究部人文科学系(人文学部)教授

    佐藤 恵(サトウ ケイ)
    1966年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(社会学)。桜美林大学国際学部専任講師、桜美林大学リベラルアーツ学群准教授を経て、法政大学キャリアデザイン学部教授
  • 著者について

    水津嘉克 (スイツ ヨシカツ)
    水津嘉克(すいつ よしかつ)
    1964年生まれ。東京大学文学部社会学研究科博士課程(社会学専攻)単位取得退学。東京学芸大学教育学部専任講師を経て、現在、同、准教授。
    主要著書に、
    「『人称態』による死の類型化再考――多様な死・死別のあり方に向き合うために」(有末賢・澤井敦編著『死別の社会学』: 144-172、青弓社、2015年)など。

                                  

    伊藤智樹 (イトウ トモキ)
    伊藤智樹(いとう ともき)        
    1972年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。博士(社会学)。千葉大学文学部助手、富山大学人文学部講師を経て、現在 富山大学学術研究部人文科学系(人文学部)教授。
    主要著書に、                                     
    『セルフヘルプ・グループの自己物語論――アルコホリズムと死別体験を例に』(単著、ハーベスト社、2009年)、『ピア・サポートの社会学――ALS、認知症介護、依存症、自死遺児、犯罪被害者の物語を聴く』(編著、晃洋書房、2013年)など。       

    佐藤 恵 (サトウ ケイ)
    佐藤 恵(さとう けい)
    1966生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(社会学)。
    桜美林大学国際学部専任講師、桜美林大学リベラルアーツ学群准教授を経て、現在、法政大学キャリアデザイン学部教授。主要著書に、
    『〈支援〉の社会学――現場に向き合う思考』(共編著、青弓社、2008年)、『自立と支援の社会学――阪神大震災とボランティア』(単著、東信堂、2010年)、『ピア・サポートの社会学――ALS、認知症介護、依存症、自死遺児、犯罪被害者の物語を聴く』(共著、晃洋書房、2013年)、『大震災の生存学』(共著、青弓社、2015年)など。

支援と物語(ナラティヴ)の社会学―非行からの離脱、精神疾患、小児科医、高次脳機能障害、自死遺族の体験の語りをめぐって の商品スペック

商品仕様
出版社名:生活書院
著者名:水津 嘉克(編著)/伊藤 智樹(編著)/佐藤 恵(編著)
発行年月日:2020/06/10
ISBN-10:4865001131
ISBN-13:9784865001136
判型:A5
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:217ページ
縦:21cm
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