「沖縄問題」の本質―平和研究〈第54号〉 [全集叢書]
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出版社:早稲田大学
販売開始日: 2020/05/30
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「沖縄問題」の本質―平和研究〈第54号〉 [全集叢書] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    沖縄の「平和と自立」を見つめる。なぜ日米安保体制の矛盾が「沖縄」に集中したのか。これまでの平和研究の積み重ねが、「沖縄問題」のさらなる深部に迫り、その「本質」への究明につながる。
  • 目次

    巻頭言
    平和研究と「沖縄問題」
    ―三たび平和と自立について(小松 寛)

    ●依頼論文
    1 日本の政治の根幹をなす沖縄への暴力
      ―国際人権法に基づく人権と自己決定権の沖縄からの訴え  島袋 純
    2 琉球/沖縄差別の根底にあるものは何か
      ―憲法の視点を交えて  髙良沙哉
    3 沖縄をめぐる依存/自立の議論を再設定するための歴史的文脈
      ―1950~60年代の政治社会状況を中心に  鳥山 淳
    4 沖縄のヤンキーの若者と地元
      ―建設業と製造業の違いに着目して  打越正行

    ●投稿論文
    5 普天間飛行場の返還を阻む構造的要因の考察
      ―日米軍事戦略の視点から  上杉勇司
    6 沖縄の被爆者問題の再考察
      ―現代における証言の意味  桐谷多恵子
    7 構造的暴力論から「緩慢な暴力」論へ
      ―惑星平和学に向けた時空認識の刷新に向けて  前田幸男
    8 胎児性水俣病世代の未認定患者への補償と福祉  永野いつ香

    ●書評
    憲法が守るものと基地が守るもの  石田 淳
     古関彰一・豊下楢彦『沖縄 憲法なき戦後──講和条約三条と日本の安全保障』みすず書房,2018年

    沖縄に基地があることは「当たり前」なのか  波照間 陽
     林博史『沖縄からの本土爆撃──米軍出撃基地の誕生』吉川弘文館,2018年
     吉次公介『日米安保体制史』岩波書店,2018年
     屋良朝博,川名晋史,齊藤孝祐,野添文彬,山本章子『沖縄と海兵隊──駐留の歴史的展開』旬報社,2016年

    SUMMARY
    編集後記  熊本博之
    日本平和学会設立趣意書
    日本平和学会第24期役員
    日本平和学会会則
  • 内容紹介

    日本の平和研究の原点の一つである「沖縄問題」。課題は「平和と自立」の実現とされ、これまでも「平和」については日米安保体制と米軍基地、「自立」については政治制度の変更を視野に入れて議論されてきた。本号では、政治・憲法・歴史・社会学それぞれの視点で「自立」が問われ、日米軍事戦略、沖縄被爆者をテーマにし「平和」が語られる。先人が残してきた研究の蓄積と同様に、「沖縄問題」をめぐる平和研究のマイルストーンとなるであろう一冊。

「沖縄問題」の本質―平和研究〈第54号〉 [全集叢書] の商品スペック

商品仕様
出版社名:早稲田大学出版部
著者名:日本平和学会(編)
発行年月日:2020/05/29
ISBN-10:4657200097
ISBN-13:9784657200099
判型:A5
対象:教養
発行形態:全集叢書
内容:社会科学総記
言語:日本語
ページ数:204ページ
縦:21cm
その他:「沖縄問題」の本質
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