19世紀前半のドイツ経済思想―ドイツ古典派、ロマン主義、フリードリヒ・リスト(MINERVA人文・社会科学叢書―関西学院大学経済学研究叢書) [全集叢書]
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19世紀前半のドイツ経済思想―ドイツ古典派、ロマン主義、フリードリヒ・リスト(MINERVA人文・社会科学叢書―関西学院大学経済学研究叢書) [全集叢書]

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出版社:ミネルヴァ書房
販売開始日: 2020/06/15
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19世紀前半のドイツ経済思想―ドイツ古典派、ロマン主義、フリードリヒ・リスト(MINERVA人文・社会科学叢書―関西学院大学経済学研究叢書) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    19世紀前半のドイツにおける、イギリス古典派の予定調和観を継承しつつも価値論に手を加えたドイツ古典派、非産業主義の異端者として世代間継承を主張したドイツ・ロマン主義、保護貿易による産業化を主張し拡張主義を含んだフリードリヒ・リスト、これら3つの経済思想に着目して、織りなす思想空間を描き出すとともに、その客観的な使用価値論、世代間倫理、産業化と拡張主義、の現代的な意味を探る。
  • 目次

    序──多様な諸思想のアンサンブルとしての19世紀前半のドイツ経済思想
    凡 例


     第Ⅰ部 ドイツ古典派

    第1章 スミス経済思想の移入から客観的な使用価値論の形成へ
     はじめに
     1 当時の社会状況とスミス経済思想の普及
     2 「旧ドイツ使用価値学派」としてのドイツ古典派の生成
     3 ドイツ古典派の代表者ラウ

    第2章 ロッツにおける客観的な使用価値論と「共通の意見」概念
     はじめに
     1 古典派経済学者としてのロッツ
     2 ロッツにおける使用価値論
     3 「共通の意見」とそのネガティヴな作用
     4 政府の教育的役割──古典派的な経済社会を担いうる経済主体の形成
     むすび

    第3章 ラウにおける「政治経済学」の定義,経済学史の把握、「種類価値」概念の提起
     はじめに
     1 「政治経済学」の定義と経済学の到達点
     2 定義の厳密化と「種類価値」論
     むすび──アドルフ・ヴァーグナーの位置付けと種類価値構想の包摂可能性

    第4章 ドイツ古典派の経済学構想の意味
     はじめに
     1 非市場依存・市民生活優先の経済学と、一般的な使用価値を強調する批判的社会理論との関連で
     2 「メリット財」論の萌芽として
     むすび


     第Ⅱ部 ドイツ・ロマン主義

    第5章 ドイツ・ロマン主義の経済思想家における啓蒙と野蛮の問題
     はじめに
     1 アダム・ミュラーの場合
     2 フランツ・フォン・バーダーの場合
     むすび

    第6章 アダム・ミュラーの自由論と世代間倫理
     はじめに
     1 モンテスキューとスミス、そしてローマ的所有とフランス革命・プロイセン改革の問題
     2 中世における貴族と市民の均衡、そしてマニュファクチュア的生産の問題
     むすび──世代間倫理の課題に後ろから立ち向かったミュラー

    第7章 アダム・ミュラーにおける„Staatskunst“の構想──当時の国家・経済学の概念規定と、ゲーテ『タッソー』への言及との関連で
     はじめに
     1 ユスティとフーフェラントにおける„Staatskunst“概念
     2 ゲーテ『タッソー』の両極性観念との接合としての「国家芸術」概念
     むすび

    補 論 ドイツ・ロマン主義の人文的側面と経済・国家的側面との連接
     はじめに
     特質1 啓蒙思想やゲーテからの批判的継承,またはそれらへの継承的批判
     特質2 多様な個性的存在のアンサンブルという世界観
     特質3 過去に由来し未来にも続く高貴な精神的紐帯という観念
     特質4 後戻り不可能という認識
     むすび


     第Ⅲ部 フリードリヒ・リスト

    第8章 フリードリヒ・リストの行動と著述の軌跡
     はじめに
     1 幼少期から行政官・大学教授・「協会」顧問を経て収監まで
     2 アメリカ時代
     3 帰国後の鉄道敷設の提唱から『国民的体系』(1841年)の出版まで
     4 晩年における方向転換と最期
     むすび──「ドイツ人の政治的・経済的国民統一」とその後のドイツ

    第9章 『国民的体系』と「農地制度論」
     はじめに
     1 『国民的体系』での発展段階論
     2 「農地制度論」でのユストゥス・メーザーの影響ならびに拡張主義
     3 同時代の経済諸思想との比較での『国民的体系』と「農地制度論」
     むすび

    第10章 小林昇のリスト研究とこれから
     はじめに
     1 『リストの生産力論』(1948年)に示された小林昇のリスト理解
     2 戦時期の経験を経た小林昇の根底的な問題関心
     3 70年代からの小林昇の関心と彼のリスト理解
     むすび


    結──19世紀前半のドイツから現代へ

    解 題
     解題1 K. Brandt (K. ブラント): Geschichte der deutschen Volkswirtschaftslehre (ドイツ経済学史), Freiburg i. Br., 2 Bde., 1992-93
     解題2 B. P.プリッダート(高柳良治・滝口清栄・早瀬明・神山伸弘訳)『経済学者ヘーゲル』御茶の水書房,1999年(原書、Berlin 1990)
     解題3 B. P. Priddat (B. P. プリッダート) (Hg.): Wert, Meinung, Bedeutung: Die Tradition der subjektiven Wertlehre in der deutschen Nationalokonomie vor Menger (価値、意見、意味──メンガー以前のドイツ経済学における主観価値論の伝統), Marburg 1997
     解題4 諸田實『フリードリッヒ・リストと彼の時代──国民経済学の成立』有斐閣、2003年

    文献一覧
    人名索引
  • 出版社からのコメント

    必需品の価値、「不在世代」への配慮、産業化の推進…、異なる主張を緻密に把握し、現代への示唆を得る。
  • 内容紹介

    19世紀前半のドイツにおける、イギリス古典派の予定調和観を継承しつつも価値論に手を加えたドイツ古典派、非産業主義の異端者として世代間継承を主張したドイツ・ロマン主義、保護貿易による産業化を主張し拡張主義を含んだフリードリヒ・リスト、これらの3つの経済思想に着目して、織りなす思想空間を描き出すとともに、その客観的な使用価値論、世代間倫理、産業化と拡張主義、の現代的な意味を探る。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    原田 哲史(ハラダ テツシ)
    1958年生まれ。1980年福島大学経済学部卒業。1982年名古屋大学大学院経済学研究科博士前期課程修了(後期課程に進学)。1987年ドイツ・フライブルク大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。現在、関西学院大学経済学部教授。専門分野はドイツ社会・経済思想史
  • 著者について

    原田 哲史 (ハラダ テツシ)
    2020年5月現在 関西学院大学経済学部教授

19世紀前半のドイツ経済思想―ドイツ古典派、ロマン主義、フリードリヒ・リスト(MINERVA人文・社会科学叢書―関西学院大学経済学研究叢書) の商品スペック

商品仕様
出版社名:ミネルヴァ書房 ※出版地:京都
著者名:原田 哲史(著)
発行年月日:2020/06/10
ISBN-10:4623088308
ISBN-13:9784623088300
判型:B5
対象:専門
発行形態:全集叢書
内容:経済・財政・統計
言語:日本語
ページ数:381ページ
縦:22cm
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