荘直温伝―忘却の町高梁と松山庄家の九百年 [単行本]

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荘直温伝―忘却の町高梁と松山庄家の九百年 [単行本]

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出版社:吉備人出版
販売開始日: 2020/04/20
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荘直温伝―忘却の町高梁と松山庄家の九百年 [単行本] の 商品概要

  • 目次

    ■目次
    序─荘芳枝

    ■第一部
    ●第一章 庄松山分家との出会い
    ●第二章 系譜を特定するにあたり、参照すべき史料の資格について
    ●第三章 松山分家から見た庄家系図

    ■第二部
    ●第一章 武将の時代(鎌倉・室町)─『平家物語』から松山城主、蟄居まで
    庄家のはじまりと『平家物語』
    頼朝から草壁の庄を賜る
    猿掛城に登る
    鎌倉幕府の崩壊─資房の自害
    細川京兆家と庄氏宗家
    勢力を拡大する庄氏
    元資をめぐる謎
    備中守為資、松山城主となる
    三村氏に松山城を奪われる
    備中兵乱と麦飯山の合戦
    天下統一と毛利氏の敗北

    ●第二章 庄屋の時代(江戸)─前半の躍進、後半の停滞
    備中再編と「大名の大異動」
    分家する庄家
    代官・小堀二代の手腕
    水谷三代と船舶流通管理
    津々村で庄屋となる
    元禄検地と百姓の嘆き
    二十二代直勝の証言
    今に残る呰部分家の庄屋家屋
    帯刀を許される
    士格を与えられた有漢分家
    庄松山分家はどこにあったか
    検地データから見る原西村
    授受された手形や証文
    江戸後期になぜ借金が横行したのか
    山田方谷の藩政改革
    幕末の松山藩

    ●第三章 村長・町長の時代(明治・大正)─荘直温の矜持と手腕
    1・維新後の高梁が求められたこと
    一揆への対応
    明治初期の高梁町の様子
    二度の敗北を経て継承されたもの
    新時代の高梁を担う人々
    荘直温の履歴
    2・荘直温の修行時代(明治24年まで)
    庄屋見習いから戸長、教師、公務員へ
    家政改革規定書
    公共部門への寄付と産業育成
    3・荘直温の松山村長時代(明治25年~大正3年)
    無給の町長
    荘活版印刷所の創設
    日本生命からの督促
    関西一の桜の名所
    五軒の荘と家紋問題
    父親としての直温
    自治の木鐸 村民の師父
    4・荘直温の上房郡会議員・高梁町長時代(大正5年~昭和3年)
    人々を鼓舞する人
    伯備線誘致問題
     高まる陰陽連結の声
     鉄道はどこを通る?
     高梁経由vs成羽経由
     請願書と優劣比較表
     高梁通過が決定
     備中高梁駅開業の日
    町長再選から辞任へ
    直温の死
    感動の弔辞

    ●第四章 忘却の町に生きる(昭和・平成)─庄松山分家のその後
    直一・四郎の家督相続契約
    未納総額の判明
    貧困に喘ぐ
    兄・直一が捨てたもの
    弟・四郎が勝ちとったもの
    鉄道敷設の効果①直温の想定
    鉄道敷設の効果②現実
    石川達三の予言
    栄町大通商店街の興亡
    鉄道と煙草と木材
    「鉄道時代」から「自動車時代」へ
    荘芳枝さんの人生

    あとがき──忘却について

    巻末注/関連年表/荘(庄)氏松山分家略系図/索引
  • 内容紹介

    《彼ら「町の名士たち」は、金や権力を自分のために使うただの「金持ち」や「権力者」ではなく、自腹を切ってでも町に繁栄をもたらそうとする人々、すなわち地方自治の担い手を自認していました》(──第三章「村長・町長の時代」より)
    大正期に高梁町長を勤め、伯備線誘致に尽力した名町長・荘直温(しょう・なおはる)の評伝。
    明治維新と近代資本主義の激動に直面した町を支えた直温ら「地方自治の担い手」たちは、なぜそこまで町のために尽くすことができたのか。
    そして今、彼らの事跡はなぜ忘れ去られてしまったのか。
    荘直温という「個人の歩み」、庄(荘)一族という「人々の足跡」を縦軸に、源平合戦の時代から現代まで、放送大学教授(東京大学名誉教授)の社会経済学者が、徹底した現地踏査と史料精査を経て書き上げた備中900年の歴史。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    荘 芳枝(ショウ ヨシエ)
    大正15(1926)年3月20日高梁町下町23番地生まれ。高梁尋常小学校・高等科、岡山県立順正高等女学校卒業。国民学校初等科訓導講習会を経て小学校教諭一級普通免許状取得(岡山県教育委員会)。高梁国民学校以降、高梁南小・北小・中井小・津川小・福地小で37年間教諭を勤める

    松原 隆一郎(マツバラ リュウイチロウ)
    昭和31(1956)年神戸市出身、放送大学教授、東京大学名誉教授。灘高校・東京大学工学部都市工学科卒、同大学院経済学研究科単位取得退学。専攻は社会経済学・経済思想
  • 著者について

    松原 隆一郎 (マツバラ リュウイチロウ)
    松原隆一郎(まつばら・りゅういちろう)
    昭和31(1956)年神戸市出身、放送大学教授、東京大学名誉教授。灘高校・東京大学工学部都市工学科卒、同大学院経済学研究科単位取得退学。専攻は社会経済学・経済思想。著書は『頼介伝』(苦楽堂)、『経済政策』(放送大学教育振興会)、『ケインズとハイエク』(講談社現代新書)、『経済思想入門』(ちくま学芸文庫)、堀部安嗣との共著『書庫を建てる』(新潮社)他、多数。

    荘 芳枝 (ショウ ヨシエ)
    序文執筆
    荘 芳枝(しょう・よしえ)
    大正15(1926)年3月20日高梁町23番地生まれ。高梁尋常小学校・高等科、岡山県立順正高等女学校卒業。国民学校初等科訓導講習会を経て小学校教諭一級普通免許状取得(岡山県教育委員会)。高梁国民学校以降、高梁南小・北小・中井小・津川小・福地小で37年間教諭を勤める。その後、母・妹・姉の看病と趣味に生きる。

荘直温伝―忘却の町高梁と松山庄家の九百年 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:吉備人出版 ※出版地:岡山
著者名:荘 芳枝(著)/松原 隆一郎(著)
発行年月日:2020/04/20
ISBN-10:4860696123
ISBN-13:9784860696122
判型:A5
対象:一般
発行形態:単行本
内容:日本歴史
言語:日本語
ページ数:395ページ ※387,8P
縦:21cm
横:15cm
厚さ:3cm
その他:付属資料:城下図(1枚)
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