格差社会と都市空間―東京圏の社会地図1990-2010 [単行本]

格差社会と都市空間―東京圏の社会地図1990-2010 の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  浮かび上がる格差拡大の３０年。エリートの閉鎖性、“アンダークラス”の実態、そして階層意識や政治的対立の発現。ジェントリフィケーションの進行や、分極化と地域間格差の拡大…多くの困難を孕む大都市東京圏の格差拡大の空間構造が明らかに。

• 目次

  序章　格差社会と都市空間 ── 課題と方法 橋本健二
  
  第Ⅰ部
  1 章 東京二三区の空間構造とその変動 浅川達人
  2 章 東京二三区における格差拡大と空間構造の変化──無血革命としての時間差ジェントリフィケーション 橋本健二
  
  第Ⅱ部
  1 章 東京圏の空間構造の変化 浅川達人
  2 章 東京圏の階級構成とその空間的構造 橋本健二
  3 章 東京圏における経済格差の空間的構造とその変遷 橋本健二・平原幸輝
  
  第Ⅲ部
  1 章 東京圏の階級間格差 橋本健二
  2 章 東京圏住民の教育達成と地域間移動 片瀬一男
  3 章 東京圏のアンダークラス 佐藤香・橋本健二
  4 章 アンダークラスの複合的排除 石田光規
  5 章 アンダークラスのメンタルヘルス 片瀬一男・浅川達人
  6 章 東京圏における格差拡大と貧困地域の形成過程 武田尚子
  
  第Ⅳ部
  1 章 居住地域とソーシャル・キャピタル 浅川達人
  2 章 地域の所得水準と社会意識 コン・アラン
  3 章 格差をめぐる階級闘争の場としての都市空間 橋本健二

• 出版社からのコメント

  格差拡大の30年を読み解く。ジェントリフィケーションの進行や公営住宅の衰退など、変容する現代都市の空間構造の実態を明らかに。

• 内容紹介

  格差拡大の30年を読み解く――。ジェントリフィケーションの進行や公営住宅の衰退など、変容する現代都市の空間構造の実態を明らかに。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  橋本 健二(ハシモト ケンジ)
  早稲田大学人間学学術院教授。１９５９年生まれ。社会学専攻（階級・階層論、労働社会学）。静岡大学教員、武蔵大学教員を経て、２０１３年より現職
  
  浅川 達人(アサカワ タツト)
  早稲田大学人間科学学術院教授。１９６５年生まれ。社会学専攻（都市社会学、社会調査）。東海大学教員、放送大学教員、明治学院大学教員を経て、２０２０年より現職

格差社会と都市空間―東京圏の社会地図1990-2010 の商品スペック