テロリズムとは何か―"恐怖"を読み解くリテラシー [単行本]
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テロリズムとは何か―"恐怖"を読み解くリテラシー [単行本]

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出版社:慶応義塾大学出版会
販売開始日: 2020/06/17
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テロリズムとは何か―"恐怖"を読み解くリテラシー の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    「テロ」。政治的暴力の真実。我々にも決して無関係ではありえない。理論と実際の間にある本質を鋭く描く。
  • 目次

    はしがき
    凡  例

     第Ⅰ部 リテラシーを得る――テロに関する学術理論は何を語るのか?

    第1章 「テロリズム」とは何なのか
     1 テロの定義の様々な例
      (1) 日本、米国における主な法令上のテロの定義
      (2) 学説上の主な定義
     2 テロの基本的な要素――最低限のコンセンサス
      (1) コンセンサス
      (2) テロと一般犯罪の違い
     3 定義の困難性と必要性
      (1) なぜ定義が困難なのか
      (2) なぜ定義が必要なのか
     4 論争のある点――「国家テロ」という概念を認めるか?
      Column 「テロリズム」と「過激主義」 
      Column 「テロリズム」と「ゲリラ」「インサージェンシー」
      Column 「国家テロ」と「国家支援テロ」 

    第2章 テロの歴史――新しいもの、古いもの? 普遍のもの、変化するもの?
     1 近現代以前
     2 近現代(19世紀以降)――「4つの波(Four Waves)」
     3 第1の波――「無政府主義者の波」 
      (1) 概要
      (2) 手法、特徴
      (3) 主な事例
     4 第2の波――「反植民地主義の波」
      (1) 概要
      (2) 手法、特徴
      (3) 主な事例
     5 第3の波――「新左翼の波」
      (1) 概要
      (2) 手法、特徴
      (3) 主な事例
     6 第4の波――「宗教の波」
      (1) 概要
      (2) 手法、特徴
      (3) 主な事例
     7 結 論 
      Column 過去約100年間の世界の主要テロ事案

    第3章 テロの特徴(その1)――非対称性
     1 総 論 ―テロに関する非対称性とは
     2 テロ組織等の有する優位性
      (1) 情報の非対称性
      (2) 財政的コストの非対称性
      (3) 政治的コストの非対称性
     3 他の論点との関係 
      (1) テロの未然防止策との関係
      (2) テロの定義をめぐる議論との関係

    第4章 テロの特徴(その2)――資金、攻撃手法、形態等
     1 テロ組織等の資金
      (1) 資金の規模
      (2) テロの未然防止策との関係
      (3) テロの資金源
     2 テロの攻撃手法
      (1) 概観
      (2) 自殺テロ
     3 テロの形態――「自立型」攻撃の広がり
      (1) 総論
      (2) 経緯・背景事情
      (3) テロ組織中枢との関係性―様々な形態
      (4) ホームグローン」と「ローンウルフ」
      Column テロとメディア

    第5章 テロ発生のメカニズム――テロはなぜ発生するのか?
     1 分析の基本枠組み ―原因と機会
     2 攻撃を実行する側に関する要因
      (1) 攻撃実行の能力
      (2) 攻撃実行の意図
     3 攻撃実行の機会に関する要因
      Column 貧困とテロの関係
      Column 精神障害とテロの関係

    第6章 テロの発生を未然防止するための諸施策
     1 攻撃を実行する側に関する要因に着目――原因論的アプローチ
      (1) 「攻撃実行の能力」に対する施策
      (2) 「攻撃実行の意図」に対する施策
     2 攻撃実行の機会(標的及び環境・現場空間)に関する要因に着目
     ――機会論的アプローチ

     第Ⅱ部 現実と理論の対話――テロに関する学術理論は現実の理解に役
     立つのか?

    第7章 近年のテロ情勢の概観
     1 事案数、死者数の時系列的な推移――テロの事案数や死者数は増え
     ているのか?
     2 テロの発生地 ―テロはどこで発生しているのか?
      (1) 地域別の状況
      (2) 国別の状況
     3 テロ組織――最も多くの犠牲者を出しているテロ組織はどこか?
     4 その他の地域
      (1) アジア・大洋州(主に東南アジア)
      (2) 西欧及び北米
      【引用、参照した統計、資料等】 
      Column フィリピン南部におけるイスラム過激派勢力の動向
      Column テロと統計データ

    第8章 アルカイダとISIS
     1 思 想
     2 アルカイダ
      (1) 略史
      (2) 911事件、アルカイダの変容
      (3) アルカイダの現在の脅威
     3 ISIS
      (1) 略史
      (2) ISISの変容
      (3) ISISの現在の脅威
      (4) ISISの急激な伸張、衰退の背景
     4 アルカイダとISISの類似点、相違点
     5 理論的なインプリケーション
      (1) テロの発生のメカニズムに関連するもの
      (2) 諸対策の効果に関連するもの

    第9章 米国の国内テロをめぐる情勢――国際テロより深刻かもしれない?
     1 概念整理
      (1) 「国際テロ」と「国内テロ」
      (2) 「極右テロ」と「極左テロ」
     2 極左テロ
      (1) 略史
      (2) アンティーファ
     3 極右テロ
      (1) 概念整理
      (2) 極右テロ略史
      (3) 極右テロの特徴
      (4) その他
      Column ヘイトクライムと極右テロ

    第10章 日本のテロ情勢の歴史
     1 「4つの波」以前
     2 「無政府主義者の波」――1880年代~1920年代
     3 「反植民地主義の波」――1920年代~1960年代
      (1) 反植民地主義の事例
      (2) その他の事例――右翼関連のテロ
     4 「新左翼の波」――1960年代~1990年代
      (1) 概観
      (2) 日本国内でのテロ
      (3) 日本国外でのテロ
     5 「宗教の波」 ――1980年代~現在
      (1) 概観
      (2) イスラム過激派関連以外――オウム真理教のテロ
      (3) イスラム過激派関連
     6 日本の情勢を分析する上で、理論は有用か?
      Column 戦後の右翼テロ等

    第11章 日本におけるテロの発生を未然防止するための諸施策
     1 政府の施策、体制
      (1) 包括的な政策文書
      (2) 統括組織
     2 攻撃を実行する側に関する要因に着目した施策①――「攻撃実行の
     能力」に関する施策
      (1) 武力的な施策
      (2) 非武力的な施策
     3 攻撃を実行する側に関する要因に着目した施策② ―「攻撃実行の
     意図」に関する施策
      (1) 社会レベルの問題に着目した施策
      (2) 個人レベルの問題に着目した施策
     4 攻撃実行の機会(標的及び環境・現場空間)に関する要因に着目し
     た施策

     第Ⅲ部 総 括――テロに関する学術理論は将来をどのように見るの
     か?

    第12章 テロ研究とテロ対策の将来
     1 テロに関する学術研究の主要論点
      (1) ジャクソン等の見方
      (2) シュミッド、フォレスト等の見方
      (3) 通底する課題
     2 ホームグローンとローンウルフの時代のテロの未然防止――「安全
     と権利自由の両立」は可能か?
      (1) 欧米諸国における近年のテロの脅威
      (2) 問題の所在―「両立」の実現の困難さ
      (3) 治安機関に対する民主的統制制度の充実
     3 そもそも「テロ対策」の目的とは何なのか?――テロに対する社会
     の心理的強靭性(レジリエンス)の強化
      (1) テロリストの真の目的は何か?
      (2) 「テロ対策」の真の目的とは何か?
      (3) テロに対する社会の心理的強靭性(レジリエンス)の強化
     4 終わりに


     本書注/引用文献一覧/写真出典/初出

     あとがき 
     索  引
  • 内容紹介

    ▼「テロ」。その政治的暴力の真実を探る。

    「テロ」とは果たして何なのか。
    終わることのないテロの問題は、我々にも決して無関係ではありえない。
    理論と実際の両面からテロ問題の全体像の素描を試みる。

    図書館選書
    「テロ」とは果たして何なのか。理論と実際の両面からテロ問題の全体像の素描を試みる。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    小林 良樹(コバヤシ ヨシキ)
    明治大学公共政策大学院(専門職大学院)ガバナンス研究科特任教授。早稲田大学博士(学術)、ジョージワシントン大学修士(MIPP)。香港大学修士(MIPA)。トロント大学修士(MBA)。1964年東京都生まれ。1987年、東京大学法学部卒業後に警察庁入庁。警察庁警備局外事第一課課長補佐、在香港日本国総領事館領事、在米国日本国大使館参事官、警察庁国際組織犯罪対策官、慶應義塾大学総合政策学部教授、高知県警本部長等を歴任。2016年3月からは内閣情報調査室の内閣情報分析官(国際テロ担当)として、テロ情勢分析に従事。2019年3月、内閣官房審議官(内閣情報調査室・内閣情報分析官)を最後に退官。同年4月より現職。専門はインテリジェンス、テロリズム、社会安全政策等
  • 著者について

    小林 良樹 (コバヤシ ヨシキ)
    明治大学公共政策大学院(専門職大学院)ガバナンス研究科 特任教授。
    早稲田大学博士(学術)、ジョージワシントン大学修士(MIPP)。香港大学修士(MIPA)。トロント大学修士(MBA)。
    1964年東京都生まれ。1987年、東京大学法学部卒業後に警察庁入庁。警察庁警備局外事第一課課長補佐、在香港日本国総領事館領事、在米国日本国大使館参事官、警察庁国際組織犯罪対策官、慶應義塾大学総合政策学部教授、高知県警本部長等を歴任。2016年3月からは内閣情報調査室の内閣情報分析官(国際テロ担当)として、テロ情勢分析に従事2019年3月、内閣官房審議官(内閣情報調査室・内閣情報分析官)を最後に退官。同年4月より現職。
    専門はインテリジェンス、テロリズム、社会安全政策等。
    主要著書に『インテリジェンスの基礎理論(第2 版)』(立花書房、2014)、“Assessing Reform of the Japanese Intelligence Community,” International Journal of Intelligence and Cou…

テロリズムとは何か―"恐怖"を読み解くリテラシー の商品スペック

商品仕様
出版社名:慶應義塾大学出版会
著者名:小林 良樹(著)
発行年月日:2020/06/25
ISBN-10:4766426800
ISBN-13:9784766426809
判型:B6
対象:一般
発行形態:単行本
内容:政治含む国防軍事
言語:日本語
ページ数:325ページ
縦:20cm
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