百人一首の図像学―狂歌絵師北斎、最後の大仕事 [単行本]
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百人一首の図像学―狂歌絵師北斎、最後の大仕事 [単行本]

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出版社:批評社
販売開始日: 2020/06/19
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百人一首の図像学―狂歌絵師北斎、最後の大仕事 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    狂歌の手法でよみ解く「百人一首姥がゑとき」の謎。
  • 目次

    百人一首抄と百人秀歌の一覧

    プロローグ――百人一首抄と百人秀歌、2つの三十六歌仙集、伊勢物語と源氏物語

    第一部 百人一首の図像学
    1章 北斎の「百人一首姥がゑとき27枚」について
    1-1 「百人一首姥がゑとき27枚」の構成
    1-2 「百人一首姥がゑとき27枚」発行の時代背景
    2章 宗達から北斎を照射する
    2-1 俵屋宗達の「蔦の細道図屏風」から北斎の「姥がゑとき」を照射する
    2-2 源氏物語絵図屏風対「澪標・関屋」から北斎の「百人一首姥がゑとき」を照射する
    2-3 細道によって結ばれる「百人一首姥がゑとき27枚」と「冨嶽三十六景」
    3章 江戸期における「百人一首抄」と「百人秀歌」
    3-1 宗達と嵯峨本百人一首から契沖へ
    3-2 光琳カルタの隠したものと顕わしたもの
    3-2-1 百人一首の2つの配列/3-2-2 ぞろ目歌について/3-2-3 百人秀歌で大切な数章/3-2-4 同番号の11首歌について
    3-3 春道列樹の「しがらみ」の歌は32番におかれている
    3-3-1 漢数字と算木法/3-3-2 伝本阿弥光悦作「子日蒔絵棚」の意匠をよみとく~~浮言綺語と黄金比の組み合わせ
    4章 「まめやか」とは何か
    4-1 契沖の「百人一首改観抄」の革新性
    4-1-1 「百人秀歌」の配列をもとに「百首抄」を配列する/4-1-2 血縁の連と俊成の歌番の重要性
    4-2 「百人秀歌」の主役は藤原定家と定子皇后
    4-3 「百人一首抄」の主役は藤原公任と相模
    4-3-1 文屋康秀と二つの三十六歌仙集/4-3-2 猿丸大夫の連と蝉丸の連/4-3-3 公任55と相模65は万355の謎解き
    4-4 暦法の変遷と算術の普及活動
    4-5 古今和歌集にみる暦法関連の数章

    第二部 和歌伝承における数理表章の多様性と一貫性
    5章 絵巻物語「天稚彦物語(七夕のさうし)」の重層性
    5-1 専修大学本「天稚彦物語絵巻(七夕のさうし)」
    5-2 宵の明星・明けの明星
    5-3 古事記の「天若日子」
    5-4 京都のしつらいにみる天の川のイメージ
    5-4-1 冷泉家の乞巧奠のしつらえ/5-4-2 清涼殿庭から新宿御苑へ
    6章 後水尾院の御所伝授を考える
    6-1 後水尾院の花菱紋の意義
    6-2 仙洞御所庭園の2つの橋;六枚橋と八つ橋
    6-2-1 六枚橋は古今和歌集の顕彰/6-2-2 八つ橋は伊勢物語の顕彰
    6-3 修学院離宮のひふみ石と中茶屋のしつらえ
    6-3-1 数理表章としての市松模様/6-3-2 浴龍池の千歳橋と光琳カルタ
    7章 万葉集にみる数理数章
    7-1 天武持統両天皇と阿閇皇女の歌3首;万27、28、35
    7-2 万96~万100にみる方円数
    7-3 歌語「蟻通」に表象される度量衡数
    7-4 三角数;イナサ、イナミ、イナキ
    7-5 巻8の春相聞における藤原廣嗣と娘子との桜についての対歌
    7-6 勅撰、準勅撰の和歌集の総歌数の連関
    〔コラム〕カシオペア5星の形象と北斎の19枚目の絵柄

    第三部 万葉集の「梅花歌三二首并序」から万葉集を照射する
    8章 「梅花32首」の外部連関を考える
    8-1 梅花32首(巻5)を園梅賦39首の連番歌としてよむ
    8-2 少貳小野老の万328(巻3)から始まる40首をよむ
    8-3 大貳小野老の万958(巻6)から始まる40首をよむ
    8-4 歌語「むつきたつ」の万4137(巻18)から始まる40首をよむ
    8-5 梅花32首の外部連関を読み終えて

    エピローグ――万葉集の天皇御製歌と大伴家持をつなぐ北斎の狂歌力
    あとがき――ダンテの神曲、西遊記も数理表章を埋め込んでいる
  • 内容紹介

    葛飾北斎「百人一首姥がゑとき」二七枚に隠された、古代天皇制の皇位継承に秘められた政(まつりごと)の謎を解明かす
    葛飾北斎は「百人一首」に流れている「万葉集」から「新古今和歌集」までの時間の流れを「百人一首姥がゑとき」の二七枚によって可視化した。そこには天皇制の長子継承の伝統を大きく歪めた、天智天皇から弟の天武天皇への皇位継承の正統性への疑義が込められていたのである。「万葉集」「古今和歌集」「伊勢物語」「源氏物語」「新古今和歌集」に用いられている歌の番号数を関連付け、これらの歌を徹底的に比較対照することで表に出てこない裏の見方、考え方がかいま見えてくる。
    謎多き和歌と北斎の絵の世界の謎に挑むユニークな試み。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    岡林 みどり(オカバヤシ ミドリ)
    1947年生まれ。1973年東京大学農学系修士課程(農芸化学専攻)修了。ポーラ化成工業(株)製品研究所入社。(株)ポーラ化粧品本舗文化研究所を経て退社。(社)情報処理学会・情報メディア研究会、現代風俗研究会(東京の会)に参画。2002年から東京言語研究所の理論言語学講座の聴講生。地域の日本語ボランティアの実践をとおして、母語・地口と書記言語の齟齬について省察を重ねる。ホームページ;「岡林みどりの唄」を立ち上げる。2018年『狂歌絵師北斎とよむ古事記・万葉集』(批評社)を上梓
  • 著者について

    岡林みどり (オカバヤシミドリ)
    1947年生。
    1972年東京大学農学系修士課程(農芸化学専攻)修了。
    ポーラ化成工業 ㈱ 製品研究所入社、㈱ ポーラ化粧品本舗 文化研究所をへて退社。㈳ 情報処理学会、情報メディア研究会、現代風俗研究会(東京の会)に参画。地域の日本語ボランティアの実践をとおして、母語・地口と書記言語の齟齬について省察を重ねる。
    ・ホームページ:「岡林みどりの唄」http : //midoka.life.coocan.jp/
    ・著書:『狂歌絵師北斎とよむ古事記・万葉集』(批評社)

百人一首の図像学―狂歌絵師北斎、最後の大仕事 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:批評社
著者名:岡林 みどり(著)
発行年月日:2020/06/10
ISBN-10:4826507127
ISBN-13:9784826507127
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:日本文学詩歌
言語:日本語
ページ数:265ページ
縦:21cm
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