大学におけるハラスメント対応ガイドブック―問題解決のための防止・相談体制づくり [単行本]

大学におけるハラスメント対応ガイドブック―問題解決のための防止・相談体制づくり の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  ハラスメント相談室がある大学の相談員が模擬事例を作成し、大学の教職員向けに分かりやすく編集したハラスメント対応ガイド。大学や教職員にとって重大なリスク・マネジメントの課題ともいえるハラスメント問題についての予防にも役立つ。

• 目次

  はじめに――大学のハラスメント対応が注目される時代
  
  第1章　大学のハラスメント対応の歴史
  　第1節　雇用における男女平等とセクシュアル・ハラスメント
  　第2節　アカデミック・ハラスメントとパワー・ハラスメント相談への広がり
  
  第2章　大学におけるハラスメント防止・相談体制
  　第1節　大学のハラスメント防止・対応システムに関する実態調査
  　　1　回答した大学の特徴
  　　2　ハラスメント問題に対応する委員会について
  　　3　ハラスメント対応のための制度について
  　　4　ハラスメント防止・啓発のための取り組みについて
  　第2節　大学のハラスメント相談体制に関する実態調査
  　　1　相談窓口（相談体制）について
  　　2　相談対応の方針・方法について
  　　3　まとめ
  　第3節　大学におけるハラスメント事例に対する援助プロセス
  　　1　問題と目的
  　　2　方　法
  　　3　結果と考察
  　　4　まとめ
  
  第3章　大学におけるハラスメント相談の特徴と相談対応例――専門相談員の立場から
  　第1節　ハラスメント相談の特徴
  　　1　一般的なカウンセリングとの相違点
  　　2　相談や相談者は多種多様
  　　3　解決の目的の違い
  　第2節　ハラスメント相談の対応例
  　　1　セクシュアル・ハラスメントの事例
  　　2　アカデミック・ハラスメントの事例
  　　3　パワー・ハラスメントの事例
  　第3節　大学におけるハラスメント相談の専門性
  　　1　問題と目的
  　　2　方　法
  　　3　結果と考察
  　　4　まとめ
  
  第4章　これからの大学のハラスメント対応
  　第1節　加害者とされた者の相談および支援
  　　1　加害者とされた者の心理
  　　2　加害者とされた者からの相談および支援
  　　3　まとめ
  　第2節　ハラスメントに関する学内アンケートの効果的な活用法
  　　1　ハラスメントに関するアンケートという方法とその意義
  　　2　学内アンケートの実情
  　　3　学内アンケート実施の工夫とコツ
  　　4　アンケートを超えて
  　第3節　ハラスメントへの予防機能を充実させる――学生サポーター・ミーティング
  
  第5章　まとめと提言――大学における有効なハラスメント防止・相談体制
  　1　はじめに
  　2　大学における有効なハラスメント防止・相談体制
  　3　専門の窓口があり、専任相談員が配属されている大学の体制づくり
  　4　専任相談員がいない大学の体制づくり
  　5　まとめ

• 出版社からのコメント

  全国の大学のハラスメント事案に備えるために典型的な模擬事例を収録する。被害者・加害者への対応も紹介。

• 内容紹介

  大学にとって重大なリスクマネジメントの課題であるハラスメント事案について、模擬事例を作成し、教職員向けに編集した書。被害者・加害者双方の立場から問題に対応する。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  山内 浩美(ヤマウチ ヒロミ)
  １９７０年生まれ。１９９３年上智大学文学部卒業。１９９５年アテネオ・デ・マニラ大学大学院心理学研究科カウンセリング心理学専攻修士課程修了。２０１０～２０１１年東京大学教養学部留学生相談室特任講師。２０１１～２０１５年東京大学国際センター駒場オフィス特任講師。２０１５～２０２０年立教大学人権・ハラスメント対策センター専門相談員。現在、早稲田大学保健センター学生相談室心理専門相談員臨床心理士
  
  葛 文綺(カツ ブンキ)
  １９７０年生まれ。１９９７年横浜市立大学文理学部卒業。２００４年名古屋大学大学院教育発達科学研究科心理発達科学専攻博士後期課程修了（教育学博士）。２００５～２００７年宇部フロンティア大学人間社会学部福祉心理学科助手。２００８～２０１７年名古屋大学ハラスメント相談センター相談員。現在、愛知学院大学心身科学部准教授、臨床心理士、公認心理師

大学におけるハラスメント対応ガイドブック―問題解決のための防止・相談体制づくり の商品スペック