障害教師論―インクルーシブ教育と教師支援の新たな射程 [単行本]
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障害教師論―インクルーシブ教育と教師支援の新たな射程 [単行本]

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出版社:学文社
販売開始日: 2020/07/11
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障害教師論―インクルーシブ教育と教師支援の新たな射程 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    視覚障害のある教師20名へのインタビュー調査から見えてきたものとは―。障害のある教師について総合的に論じ、その支援方策を考究。
  • 目次

    序 章 本研究の問題関心
     1 問題の社会的背景
     2 障害教員に関する統計
     3 先行研究
     4 目的と方法

    第1章 全盲教師の生活史
     1 個人を通して社会を考える
     2 楠さんの生活史
      2.1 あん摩,鍼灸はいやだった / 2.2 理療科教師をめざして
      / 2.3 英語の先生になれるかもしれない / 2.4 支援のない大学生活 / 2.5 断られた教員採用試験
      / 2.6 高校教師に / 2.7 有効な支援の模索 / 2.8 生徒との生のつきあい
      / 2.9 障害のある教師だからこそ
     3 視覚障害教師をめぐる歴史と論点

    第2章 障害教員をめぐる政策の歴史と現状
      ―労働政策と教育政策の側面から―
     1 はじめに
     2 障害教員をめぐる労働政策
      2.1 障害者雇用促進の2つのアプローチ / 2.2 障害者雇用促進法の制定
      / 2.3 障害者の雇用・就業に関する行政監察結果に基づく勧告
      / 2.4 除外率・除外職員制度の見直し / 2.5 法定雇用率の未達成と適正実施勧告
      / 2.6 障害者雇用の現状 / 2.7 差別禁止アプローチの導入
     3 障害教員をめぐる教育政策
      3.1 教員採用等の改善について(審議のまとめ) / 3.2 教員採用等の改善に係る取組事例
      / 3.3 養成と採用・研修との連携の円滑化について(第3次答申)
      / 3.4 教育委員会に対する障害者採用拡大の要請 / 3.5 法定雇用率引き上げへの対応
      / 3.6 差別禁止への対応 / 3.7 インクルーシブ教育の実現に向けて
     4 まとめ

    第3章 中途で視覚障害となった教員の復職過程
      ―「辞める」から「続ける」への転換に焦点を当てて―
     1 教員が中途障害となった場合
     2 障害発生から復職まで
      2.1 三宅さんの事例 / 2.2 松田さんの事例 / 2.3 長井さんの事例 / 2.4 山口さんの事例
     3 「辞める」から「続ける」への転換
      3.1 障害発生当初 / 3.2 復職への転機 / 3.3 復職の決断 / 3.4 復職の実現
      / 3.5 復職促進要因と復職阻害要因
     4 復職過程の基本的な流れ

    第4章 障害者が教員になることを阻む社会的障壁
      ―教員採用試験を点字受験した視覚障害教員の語りから―
     1 障害者が教員になる場合
     2 教員志望から採用試験まで
      2.1 教員志望の動機 / 2.2 教育実習 / 2.3 教員採用試験の準備 / 2.4 教員採用試験
     3 教員になることを阻む要因
      3.1 教員志望の動機 / 3.2 教育実習 / 3.3 教員採用試験の準備 / 3.4 教員採用試験
     4 社会的障壁の解消に向けて

    第5章 視覚障害教師の障害の経験と意味づけ
      ―生徒との関係性を中心に―
     1 障害教師特有の教育実践とは
     2 障害教師の障害をめぐる経験
      2.1 見えない中での授業 / 2.2 生徒の手助け / 2.3 障害がもたらす教育効果
      / 2.4 障害に教育的意味づけをしない
     3 教育的文脈における肯定的障害観

    第6章 視覚障害教員の困難と支援
      ―「対個人支援モデル」と「対職場支援モデル」―
     1 職業適応と合理的配慮
     2 支援の有効性と問題点
      2.1 物的支援 / 2.2 人的支援
     3 対個人支援モデルと対職場支援モデル

    第7章 視覚障害教員の学習指導に対する支援
      ―「一元支援」と「多元支援」―
     1 学習指導支援の問題
     2 人的支援の現状
      2.1 支援人員 / 2.2 授業時間内の支援 / 2.3 授業時間外の支援 / 2.4 定期試験の支援
     3 人的支援の有効性と問題点
      3.1 公的な人的支援の不足 / 3.2 支援人員の要件 / 3.3 一元支援と多元支援
     4 オルタナティブとしての複業務多元支援

    第8章 視覚障害教員の学級担任業務に対する支援
      ―「業務支援」と「多元支援の質的効果」―
     1 学級担任業務支援の問題
     2 人的支援の現状
      2.1 今井さんの事例 / 2.2 岡村さんの事例 / 2.3 金田さんの事例 / 2.4 小森さんの事例
      / 2.5 杉原さんの事例 / 2.6 瀬川さんの事例
     3 複業務多元支援の有効性
      3.1 支援業務と担い手による事例の分類 / 3.2 支援業務に対する担い手の要件
     4 複業務一元支援と複業務多元支援

    第9章 障害者労働の業務支援理論
     1 障害者労働の業務支援理論
     2 残された課題
      2.1 内在的課題 / 2.2 外在的課題

    終 章 総括
     1 本研究のまとめ
     2 本研究の意義と限界,および今後の課題
  • 内容紹介

    視覚障害のある教師20名へのインタビューからその教育実践を浮き彫りにする。
    また厚生労働省、文部科学省の政策分析を行い、実態調査をもとに障害教師への支援方策を
    業務支援理論で明解に提示した。
    障害のある教師について総合的に論じたはじめての学術書。

    「障害教師論」は筆者の造語で、既存の確立した学問領域ではない。
    筆者なりにひとまず定義するならば、障害教師論とは障害のある教師をめぐる諸事象を調査し、
    実態を解明するとともに、障害のある教師を視座として、
    既存の教育を問い直す学問領域である。(本書「まえがき」より)

    障害教師には排除と差別の厳しい歴史があり、現状も決して楽観視できるものではない。
    しかし、語りの中に立ち現れた視覚障害教師たちの教育実践は、それを跳ね返す力強さに満ちていた。
    それは支援の客体ではなく、既存の教育を変革する主体としての障害教師の姿であった。
    (本書「あとがき」より)
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    中村 雅也(ナカムラ マサヤ)
    日本学術振興会特別研究員(東京大学先端科学技術研究センター所属)、立命館大学生存学研究所客員研究員。京都教育大学教育学部卒業後、高等学校、盲学校、肢体不自由養護学校、病弱養護学校の教師を経て、立命館大学大学院先端総合学術研究科一貫制博士課程入学。2020年、同大学院修了、博士(学術)。専門は障害教師論、教師教育学、障害学
  • 著者について

    中村 雅也 (ナカムラ マサヤ)
    中村 雅也(なかむら まさや)立命館大学衣笠総合研究機構専門研究員、東京大学先端科学技術研究センター連携研究員。博士(学術)、専門は教師教育学。

障害教師論―インクルーシブ教育と教師支援の新たな射程 の商品スペック

商品仕様
出版社名:学文社
著者名:中村 雅也(著)
発行年月日:2020/07/10
ISBN-10:4762030139
ISBN-13:9784762030130
判型:A5
発売社名:学文社
対象:専門
発行形態:単行本
内容:教育
言語:日本語
ページ数:225ページ ※212,13P
縦:22cm
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