普遍的価値を求める―中国現代思想の新潮流(叢書・ウニベルシタス) [全集叢書]
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普遍的価値を求める―中国現代思想の新潮流(叢書・ウニベルシタス) [全集叢書]

許 紀霖(著)中島 隆博(監訳)王 前(監訳)
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出版社:法政大学出版局
販売開始日: 2020/08/08
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普遍的価値を求める―中国現代思想の新潮流(叢書・ウニベルシタス) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    普遍という概念はいまもなお警戒されている。西洋近代も日本も自らを普遍と称し、それは数え切れない暴力を引き起こしてきた。では中国はどうなのか。本書は、中国中心主義や、中国特殊論の批判を踏まえて、価値相対主義に陥ることなく「共に享受する普遍性」としての「新天下主義」を提唱し、文明、文化、国家へと議論を展開する。
  • 目次

    序 普遍性の再建――新天下主義と現代中国思想

    第Ⅰ部 来たるべき東アジア
    第一章 新東アジア秩序の構想――EU式の運命共同体
     一 古代から現在までの四種類の東アジア秩序
     二 帝国秩序から共同体秩序への転換
     三 EU式運命共同体の存在を支える三本の柱
     四 「国家的視野における東アジア」から「東アジア的視野における国家」へ

    第二章 世界的な保守主義時代の到来
     一 三つの本位的保守主義の台頭
     二 世俗と宗教︱近代文明の苦境
     三 ポリティカル・コレクトネスは正しいのか、いかに正しいのか

    第三章 新天下主義と中国の内外秩序
     一 天下主義の普遍的価値
     二 脱中心化し、脱ヒエラルキー化した新たな普遍性
     三 天下の内部秩序――多元一体の国家統治
     四 天下の外部秩序――国民国家主権という観念を超える
     五 東アジア運命共同体はいかにして可能か

    第Ⅱ部 自由主義を問い直す
    第四章 中国は何を根拠に世界を統治するのか

    第五章 二つの啓蒙――文明的自覚か、文化的自覚か
     一 文明的自覚と文化的自覚
     二 新文化運動は最初の文明的自覚である
     三 九・一八事変後の文化的自覚
     四 「よい」文明と「われわれの」文化

    第六章 自由主義はなぜ枢軸文明に接続しなければならないのか
     一 自由主義の文明的基礎に関する三つの選択肢
     二 包括的な文明としての自由主義は可能か
     三 なぜ信仰と理性はともに重要なのか
     四 なぜ自由な選択は善を必要とするのか

    第Ⅲ部 国家主義を超えて
    第七章 普遍的文明か中国的価値か――中国の歴史主義思潮への批判
     一 八〇年代の普遍的理性から九〇年代の啓蒙の歴史化へ
     二 普遍性に挑戦する――歴史主義の勃興
     三 普遍性を争う――中国の興隆を背景として
     四 「殊途同帰」、「分道揚鑣」から「理一万殊」へ

    第八章 中国にはリバイアサンが必要なのか――国家主義思潮への批判
     一 左から右へ――国家主義の二つの思想の脈絡
     二 「応答的民主主義」か「応答的権威主義体制」か
     三 シュミット主義の亡霊――国家の絶対的な権威
     四 呪術化に向かう国家理性

    第九章 儒家の孤魂、身体はどこに
     一 王官の学は袋小路である
     二 心の宗教への転換――欲することはできても求めることはできない
     三 「文教」としての儒家――希望は民間にあり

    付録 対話(許紀霖・中島隆博・石井剛・鈴木将久・林少陽・王前)

    監訳者あとがき 許紀霖――普遍の擁護者

    出典と翻訳担当者一覧

    人名索引
  • 出版社からのコメント

    「共に享受する普遍性」としての「新天下主義」とともに、価値相対主義でなく、真に多様性・多元性を尊重するための思考を提示する。
  • 内容紹介

    普遍という概念は、いまもなお警戒されている。西洋近代も日本も自らを普遍と称し、それは数え切れない暴力を引き起こしてきた。では中国はどうなのか。本書は、中国中心主義や中国特殊論の批判を踏まえて、価値相対主義に陥ることなく、「共に享受する普遍性」としての「新天下主義」を提唱し、文明、文化、国家へと議論を展開する。真に多様性・多元性を尊重するための思考とともに、《ウニベルシタス》もまた、新たに始動する。

    図書館選書
    中国中心主義の批判を踏まえ「共に享受する普遍性」としての「新天下主義」を提唱し、価値相対主義でなく、真に多様性・多元性を尊重するための思考を提示する。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    許 紀霖(キョ キリン)
    1957年生まれ。華東師範大学歴史系教授。中国現代思想文化研究所副所長、華東師範大学‐ブリティッシュコロンビア大学現代中国と世界連合研究センター中国側主任、中国歴史学会理事、香港『二十一世紀』雑誌編集委員を兼任。ハーバード大学、台湾中央研究院、フランス社会科学高等研究院、東京大学、ベルリン自由大学などで客員教授を歴任。主に20世紀中国思想史と知識人研究及び上海都市文化研究を行っている。『中国知識人十論』は2005年中国国家図書館文津図書賞を受賞、『中国の出番?』は香港の『亜洲週刊』によって2019年十大中国語良書のトップに選ばれている

    中島 隆博(ナカジマ タカヒロ)
    1964年生まれ。東京大学東洋文化研究所教授。専門は中国哲学、世界哲学

    王 前(オウ ゼン)
    1967年生まれ。東京大学教養学部附属東アジア・リベラルアーツ・イニシアティブ特任准教授。専門は政治哲学、思想史
  • 著者について

    許紀霖 (キョ キリン)
    (Xu Jilin)
    1957年生まれ。華東師範大学歴史系教授。主に20世紀中国思想史と知識人研究及び上海都市文化研究を行っている。著作に、『中国知識人十論』(『中国知識分子十論』、復旦大学出版社、2003)、『啓蒙の自己瓦解』(『啓蒙的自我瓦解』共著、吉林出版集団、2007)、『現代中国の啓蒙と反啓蒙』(『当代中国的啓蒙與反啓蒙』、社会科学文献出版社、2011)、『家国天下―近代中国における個人・国家・世界のアイデンティティ』(『家国天下:現代中国的個人、国家與世界認同』、上海人民出版社、2017)、『中国の出番? 富強から文明崛起への歴史的論理』(『中国時刻?従富強到文明崛起的歴史邏輯』、香港城市大学出版社、2019)、Rethinking China’s Rise: A Liberal Critique (Cambridge University Press, 2018)などがある。2004年には『南方人物週刊』によって中国を代表する公共的知識人50名のひとりに選ばれ、『中国知識人十論』は2005年中国国家図書館文津図書賞を受賞、『中国の出番?』は香港の『亜洲週刊』…

    中島隆博 (ナカジマ タカヒロ)
    1964年生まれ。東京大学東洋文化研究所教授。専門は中国哲学、世界哲学。主な著作に、『残響の中国哲学――言語と政治』(東京大学出版会、2007)、『荘子――鶏となって時を告げよ』(岩波書店、2009)、『共生のプラクシス――国家と宗教』(東京大学出版会、2011)、『悪の哲学――中国哲学の想像力』(筑摩書房、2012)、『思想としての言語』(岩波書店、2017)、『コスモロギア――天・化・時』(編著、法政大学出版局、2015)、『法と暴力の記憶――東アジアの歴史経験』(共編著、東京大学出版会、2007)、『世界哲学史』(全8巻、共編著、筑摩書房、2020)、アンヌ・チャン『中国思想史』(共訳、知泉書館、2010)など。

    王前 (オウ ゼン)
    1967年生まれ。東京大学教養学部附属東アジア・リベラルアーツ・イニシアティブ特任准教授。専門は政治哲学、思想史。主な著作に、『中国が読んだ現代思想――サルトルからデリダ、シュミット、ロールズまで』(講談社、2011)、『近代日本政治思想史――荻生徂徠から網野善彦まで』(共著、ナカニシヤ出版、2014)、『現代中国のリベラリズム思潮――1920年代から2015年まで』(共著、藤原書店、2015)など。

    及川淳子 (オイカワ ジュンコ)
    中央大学文学部准教授。主な著作に、『現代中国の言論空間と政治文化――「李鋭ネットワーク」の形成と変容』(御茶の水書房、2012)など。

    徐行 (ジョ コウ)
    1981年生まれ、北海道大学大学院法学研究科准教授。主な著作に、『要説中国法』(共著、東京大学出版会、2017)など。

    藤井嘉章 (フジイ ヨシアキ)
    1987年生まれ。東京外国語大学特別研究員。主な著作に、「本居宣長の俗語訳論――徂徠・景山の系譜から」(『日本語・日本学研究』第9号、2019)など。

普遍的価値を求める―中国現代思想の新潮流(叢書・ウニベルシタス) の商品スペック

商品仕様
出版社名:法政大学出版局
著者名:許 紀霖(著)/中島 隆博(監訳)/王 前(監訳)
発行年月日:2020/08/20
ISBN-10:4588011219
ISBN-13:9784588011214
判型:B6
発売社名:法政大学出版局
対象:教養
発行形態:全集叢書
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:344ページ ※339,5P
縦:20cm
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