美学 [単行本]
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出版社:東京大学
販売開始日: 2020/09/14
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美学 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    「感性」「芸術」「美」をめぐる思考。カント『判断力批判』の議論を軸にして、古代ギリシアから21世紀までの美学史を展開する。古典入門、かつ美学概説の一冊。
  • 目次

    序文
      本書の狙い――三重の構成
      近代美学とカント
      本書の構成について
      『判断力批判』第一部の構成について
      「美的」ならびに「適意」という訳語について

    第I章 美の無関心性
      A 美しいものの分析論――質に即して(第一―五節)
        1 美的判断の一般的特質(第一節)
        2 〈美の無関心性〉説について(第二節)
        3 「美しいもの」と「快適なもの」「善いもの」との対比(第三節―五節)
      B カント『判断力批判』前史
        1 バウムガルテンによる「美学」の定義
        2 『判断力批判』における「美学」の不在
        3 『純粋理性批判』におけるÄsthetik
        4 『実践理性批判』におけるÄsthetik
        5 メンデルスゾーンによる刷新
      C 実践的無関心と美的関与
        1 仮象への関心(ハイデガー,シラー)
        2 日常生活と無関心(ショーペンハウアー)
        3 「視覚的無関心」あるいは「無感覚状態」(デュシャン)

    第II章 趣味判断の普遍妥当性
      A 美しいものの分析論――量に即して(第六―九節)
        1 趣味の公共性(第六―七節)
        2 客観性と普遍性との関係(第八節)
        3 判定と快の感情の前後関係(第九節)
        4 認識諸能力の活動の美的意識と快(第九節)
      B 趣味の普遍性ならびに快の本性
        1 自然主義的趣味論のアポリア(バーク)
        2 「生きていることの感覚」と「快」(アリストテレス)
      C 二〇世紀の趣味論
        1 趣味の社会性(ブルデュー)
        2 趣味と理想的共同体(ガーダマー)

    第III章 目的なき合目的性
      A 美しきものの分析論――関係に即して(第一〇―一七節)
        1 趣味判断を支える「合目的性の形式」ないし「目的なき合目的性」について(第一〇―一ニ節)
        2 魅力の排除と包摂(第一三―一四節)
        3 完全性と美との区分(第一五節)
        4 自由な美と附属する美(第一六節)
        5 美の理想(第一七節)
      B 美と合目的性
        1 有用性からの美の解放(バーク)
        2 目的と適合性の峻別(アダム・スミス)
      C 目的なき合目的性のゆくえ
        1 「なぜ」なき「とどまり」(ハイデガー)
        2 美的意識の抽象性(ガーダマー,ダントー,ウォールトン)

    第IV章 趣味判断の範例性
      A 美しいものの分析――様相に即して(第一八―二二節)
        1 共通感官による判断の実例としての趣味判断(第一八―二二節)
        2 包摂の規則の不在(第三八節)
      B 範型・実例・模範
        1 paradeigmaとその二義性(プラトンおよびアリストテレス)
        2 exemplarとexemplum(ラテン中世から近世まで)
        3 範型の平準化(バウムガルテンおよびマイアー)
        4 規則と模範の峻別(三批判書公刊前のカント)
      C 範例性のゆくえ
        1 事例的歩行器とパレルゴン(デリダ)
        2 範例性の言語行為論的展開(ハーバーマース)

    第V章 感性の制約と構想力の拡張
      A 崇高なものの分析論(第二三―二九節)
        1 「崇高なものの分析論」への導入(第二三―二四節)
        2 数学的崇高について(第二五―二七節)
        3 力学的崇高について(第二八―二九節)
      B 言語の崇高さから自然の崇高さへ
        1 想像力の快と偉大なもの(アディソン)
        2 無限性への喜悦に満ちた恐怖(バーク)
      C 崇高論のその後
        1 認識規則に背く自然としての世界史(シラー)
        2 最小なものから作動する崇高(リオタール)

    第VI章 構想力と共通感官
      A 美的判断の演繹論(第三〇―四〇節)
        1 把捉と感性化の能力としての構想力(第三五節ならびに『純粋理性批判』「演繹論」)
        2 共通感官(第四〇節)
      B 共通感覚論の系譜
        1 〈諸感覚に共通のもの〉〈諸感覚を跨ぐ感覚〉〈感覚の感覚〉(アリストテレス『魂について』)
        2 〈他者の存在の感覚〉(アリストテレス『ニコマコス倫理学』)
        3 カントにおける共通感官の問題圏
      C 二〇世紀の共通感覚論
        1 実在性の感覚としての共通感覚(アーレント)
        2 共通感官の発生(ドゥル-ズ)

    第VII章 美しいものから道徳的なものへ
      A 美しいものへの関心(第四一―四二節)
        1 美しいものへの経験的関心(第四一節,第六〇節)
        2 美しいものへの知性的関心(第四二節
      B 社交人・未開人・隠遁者
        1 イロクォイ人と〈高貴なる未開人〉
        2 ロビンソン・クルーソーと〈隠遁者〉
      C 自然の暗号文字
        1 精神のオデュッセイアとしての自然(シェリング)
        2 自然のロマン化(ノヴァーリス)
        3 自然の観相学(ゲルノート・ベーメ)

    第VIII章 「美しい技術」としての芸術
      A 芸術論(その一)(第四三―四八節)
        1 技術と芸術(第四三―四四節)
        2 自然のように見える芸術――制作論的視点から(第四五節)
        3 天才の技術としての芸術(第四六―四七節)
        4 芸術と進歩(第四七―四八節)
      B 芸術の誕生
        1 技術とハビトゥス(アリストテレス,ダランベール)
        2 自然のように見える技術・技術のように見える自然(伝ロンギノス,アディソン)
      C 範例的独創性
        1 最後のホメロス(シェリング)
        2 歴史への呼びかけ(メルロ=ポンティ)

    第IX章 「美的理念」と芸術ジャンル論
      A 芸術論(そのニ)(第四九―五三節)
        1 美的理念の表現としての美(第四九節)
        2 芸術のジャンル(第五一―五三節)
      B ライプニッツ的感性論の系譜
        1 微小表象(ライプニッツ)
        2 含蓄のある表象(バウムガルテン,マイアー)
        3 魂の諸力の調和的活動(メンデルスゾーン)
      C カント的芸術論のゆくえ
        1 形式主義から唯名論へ(グリンバーグ,ド・デューヴ)
        2 質料的なメタ美学(ドゥルーズ)

    第X章 美しいものと超感性的なもの
      A 美的判断力の弁証法(第五五―五九節)
        1 二律背反の提示(第五六節)
        2 二律背反の解消(第五七節)
        3 自然の合目的性と美(第五七節,序論第五・九節)
        4 道徳性の象徴としての美について(第五九節)
      B 認識・感情・欲求
        1 無関心性と快不快(バウムガルテン,マイアー)
        2 認識と生命(バウムガルテン,マイアー,メンデルスゾーン)
      C 美的なものと生
        1 美的生と過剰(シラー)
        2 芸術の美的体制における生と芸術(ランシエ-ル)

    あとがき
    用語解説
    読書案内


    Aesthetics
    Tanehisa OTABE
  • 内容紹介

    美学は18世紀半ばに作られた哲学的学問であり,「感性」「芸術」「美」という主題が収斂するところに成立した.美学の古典といえるカント『判断力批判』(1790年)を題材にし,そこでの重要なテーマをめぐって,古代ギリシアから21世紀までの美学史を概説する.美学を深く学ぶための決定版.
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    小田部 胤久(オタベ タネヒサ)
    1958年東京に生まれる。1981年東京大学文学部卒業。東京大学大学院人文科学研究科、ハンブルク大学哲学科に学ぶ。1988年神戸大学文学部助教授。現在、東京大学大学院人文社会系研究科・文学部教授
  • 著者について

    小田部 胤久 (オタベ タネヒサ)
    東京大学大学院人文科学系研究科教授

美学 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:東京大学出版会
著者名:小田部 胤久(著)
発行年月日:2020/09/10
ISBN-10:4130120646
ISBN-13:9784130120647
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:469ページ ※441,28P
縦:21cm
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