がんと心理療法のこころみ―夢・語り・絵を通して [単行本]
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がんと心理療法のこころみ―夢・語り・絵を通して [単行本]

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出版社:誠信書房
販売開始日: 2020/08/31
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がんと心理療法のこころみ―夢・語り・絵を通して [単行本] の 商品概要

  • 目次

    第1章 がんと異界
     1 些細な変化?
     2 鋭敏な感覚   
     3 兆候空間有意性
     4 化石    
     5 臨床心理学との出会い
     6 改訂版への取り組み

    第2章 基本姿勢
     1 治療構造という考え方
     2 先入見を最小限にする
     3 心理療法的観点が目指すところ

    第3章 事例研究という方法
     1 事例研究の意義
     2 事例研究のスタイル   
     3 事例研究における命名

    第4章 異界への扉としての夢
     1 夢の世界に開かれる
     2 夢の聴き方
     3 夢=レム睡眠?
     4 臨床解剖学的方法

    第5章 闇の中で
     1 人工呼吸器
     2 夢の訪れ
     3 生存する意識
     4 臨床家の生と臨床実践

    第6章 異界の構造――細井美雪さん(三十代女性、急性骨髄性白血病)
     1 背を向けたままの出会い
     2 イメージを通して繋がる
     3 現実への帰還
     4 告白
     5 聴き方の評価 
     6 転院に向けて 
     7 旅立ち  
     8 バウムによるコミュニケーション
     9 常識的な働きかけだけでは足りない
     10 直面のとき
     11 異界の言葉
     12 異界の空間構造

    第7章 異界の水準――一宮浪子さん(五十代女性、肺がん)
     1 私はがんではないの?
     2 傾いた木 
     3 今がベストの状態です
     4 数え歌
     5 切り取られた用紙 
     6 動けなくなって……
     7 身辺整理
     8 空白を埋める
     9 病名告知について
     10 手まり歌
     11 語りの水準
     12 異界の度合い
     13 意識の水準

    第8章 異界の風景――冴木絵利さん(二十代女性、神経系悪性腫瘍)
     1 沈黙の二週間
     2 絵でつながる
     3 履き違え
     4 表現の始まり
     5 クリティカルな表現
     6 戦後の焼け野原
     7 黙々と絵を描く
     8 畑を田んぼに変える
     9 浮遊する島 
     10 治療関係の醸成
     11 仕切り直し  
     12 絵画イメージと意識の水準
     13 無意識的身体心像

    第9章 夢と現実――吉本美砂さん(二十代女性、急性骨髄性白血病)
     1 肺炎の陰に
     2 再入院
     3 巡り合わせ
     4 人の気も知らないで……
     5 語りのモードの変化   
     6 BOY MEETS GIRL
     7 一生忘れない日
     8 突然のこと 
     9 二人でshoppingでも
     10 〝完快期〟
     11 砂の感触 
     12 夢と手巾
     13 夢と病気  
     14 仮面舞踏会
     15 客体的水準

    第10章 道行き――白井笑美子さん(三十八歳女性、縦隔腫瘍→急性白血病)
     1 笑顔の裏に
     2 剥き出しの幹
     3 一葉の木
     4 絵を描きながら
     5 パワーを分ける
     6 立体パズル
     7 溢れる語りと夢
     8 主治医が休むことに
     9 夢の中で 
     10 守りの薄さ
     11 守りの作業
     12 入院するのが嫌だった
     13 シンデレラ城とたんぽぽ
     14 こっちのほうが道に思えてきて……
     15 医者の不養生

    第11章 基礎を固める――桜木妙子さん(四十代女性、慢性骨髄性白血病)
     1 年齢を当てようか?
     2 治療の始まり
     3 歪んだ顔 
     4 実家の風景
     5 雪解け
     6 手紙 
     7 夢・ちぎり絵・押入れ
     8 結局同じことをしてた 
     9 雪解け
     10 アンユージュアル

    第12章 一期一会――酒井悟さん(七十代男性、慢性好酸球性白血病)
     1 お酒をこのうえなく愛す
     2 実はこういうことをしようかと……
     3 喘息にならずに年を越せました
     4 少し飲み過ぎて
     5 一期一会

    第13章 ウロボロス――馬場松五郎さん(六十代男性、悪性リンパ腫)
     1 歩くことも叶わず
     2 血球貪食症候群
     3 一心に絵を描く
     4 「自己治癒力」としてのせん妄
     5 体で生じていること 
     6 ウロボロス 

    第14章 死と再生――光田静子さん(四十代女性、急性白血病)
     1 ここは静かでいい
     2 実のなる木
     3 光の背後で 
     4 透明な気持ち
     5 自分を見つめろ
     6 光と影 
     7 病名の衝撃
     8 死と新生
     9 一年後の手紙
     10 偶然の再会

    第15章 がん治療における心理療法のモデル
     1 モデルの重要性
     2 「ナウシカ」との出会い
     3 物語の概要
     4 腐海を焼くか腐海に呑まれるか
     5 「天空の目」と「大地の目」
     6 王蟲とナウシカの出会い
     7 出会いと色のマンダラ構造
     8 伝承の実現――脱直解主義と共時性 
     9 目標設定型と出来事主導型
     10 自然モデルと「ナウシカ」
     11 「うぐいすの里」と「風の谷」
  • 出版社からのコメント

    がん患者の語り、異界体験ともいえる夢、自由に描かれた絵から、がんという病の体験過程を内科医が臨床心理学的に診た異色作
  • 内容紹介

    エビデンス・ベイスト・メディスンに偏りがちな現在のがん治療に対し、患者の語りの重要性を説き、心理療法的な観点より患者の心に寄り添う医療を提言している著者の最新作。
    1999年に刊行された『癌と心理療法』の事例と骨格は残しつつ、現在の視点から見直し、ほぼ全編を書き下ろした。
    がんという病、その治療過程を、臨床心理学的な観点から眺めたとき、医学的観点が描き出す病像や治療過程とは異なる姿が立ち現れてくる。
    患者の語り、異界体験ともいえる夢、そして自由に描かれた絵から、“がん患者”ではなく“一人の人間”の物語が紡ぎ出されていく。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    岸本 寛史(キシモト ノリフミ)
    1966年鳥取市に生まれる。1991年京都大学医学部卒業。2004年富山大学保健管理センター助教授。2007年京都大学医学部附属病院准教授。現在、静岡県立総合病院緩和医療科部長
  • 著者について

    岸本 寛史 (キシモト ノリフミ)
    静岡県立総合病院緩和医療科部長

がんと心理療法のこころみ―夢・語り・絵を通して [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:誠信書房
著者名:岸本 寛史(著)
発行年月日:2020/08/30
ISBN-10:4414416671
ISBN-13:9784414416671
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:心理学
言語:日本語
ページ数:320ページ
縦:21cm
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