続 日本教育学の系譜―京都学派とマルクス主義 [単行本]
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続 日本教育学の系譜―京都学派とマルクス主義 [単行本]

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出版社:勁草書房
販売開始日: 2020/09/02
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続 日本教育学の系譜―京都学派とマルクス主義 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    わが国の教育学説の歴史を、「京都学派」と「マルクス主義」という二つの軸をもとに探究する。西田幾多郎・田邊元らを中心とする京都学派の哲学と、マルクス主義との多様で重層的な関係を捉えるとともに、それらを伏流とする近代日本の教育学説史・思想史を再検討する。
  • 目次

    はしがき[森田尚人]

    序 章 日本教育学をめぐるパースペクティブの位相──京都学派とマルクス主義を軸にして見える教育学説史・思想史の形[矢野智司]
     第1節 前著『日本教育学の系譜』との関係
     第2節 近代日本教育学説史・思想史の再検討
     第3節 日本教育学における京都学派の哲学の忘却
     第4節 西田幾多郎の教育学構想とその後の教育学の展開
     第5節 京都学派におけるフォイエルバッハの人間学とマルクス主義受容の諸形態

    第Ⅰ部 戦前期の京都学派とその周辺

    第一章 大正新教育のなかの西田幾多郎──ベルクソン哲学を媒介として[矢野智司]
     第1節 西田哲学を軸に新教育の思想を捉える
     第2節 西田哲学の純粋経験の立場から自覚の立場への転回
     第3節 「自覚の教育学」における新カント学派─ベルクソン─西田
     第4節 ベルクソンに基づく新教育の思想における西田哲学の働き
     第5節 西田哲学の新教育の実践現場への滲透
     第6節 ハイブリッドな新教育思想の可能性

    第二章 京都学派における「形成」概念の諸相と教育──西田・三木・木村を中心に[森田伸子]
     はじめに──教育と「人間形成」
     第1節 近代の諸相と形成概念
     第2節 西田における形成の問題
     第3節 構想力による形成──三木清における社会形成の論理
     第4節 形成主体の形成──木村素衞における教育の論理
     おわりに──「形成」から教育へ

    第三章 死者との実存協同と世代継承的公共性──田邊哲学を臨床的人間形成論として読む[田中毎実]
     はじめに
     第1節 科学と教育──ロゴスの行方
     第2節 絶対媒介の意義と疑義
     第3節 種の論理──個と悪の行方
     第4節 懺悔道の哲学──自力の行方
     第5節 「死の哲学」と「死者との実存協同」
     第6節 「死者との実存協同」から世代継承的公共へ──田邊元と森昭

    第Ⅱ部 戦後教育学の原型

    第四章 稲富榮次郎の教育哲学と現代教育学への影響=作用──ライフヒストリーにみる教育哲学会創設にいたる人間模様[小笠原道雄]
     はじめに
     第1節 略年譜に見る稲富教育学の展開──挫折・深化・発展
     第2節 稲富榮次郎による教育哲学会創設
     インテルメッツォ〈間奏曲〉──恩師稲富榮次郎先生へのオマージュ
     おわりに
     補論 戦後教育学の反省──「道徳の時間」特設をめぐる稲富榮次郎の立場からみる現代の問題

    第五章 戦後日本におけるソヴィエト教育学の受容──矢川徳光のマルクス=レーニン主義教育学を中心に[森田尚人]
     はじめに
     第1節 戦前期日本のソヴィエト教育への関心──吉田熊次『ソ聯邦に於ける教育改革と教育思想』
     第2節 スターリン体制成立期の教育学論争──矢川徳光『ソヴェト教育学の展開』を手がかりに
     第3節 ソヴィエト・マルクス主義と「人格」の概念──ルビンシュテインの決定論をめぐって
     おわりに

    あとがき──回顧と感謝そして希望[小笠原道雄]
    人名索引
    事項索引
  • 内容紹介

    昭和初期?前半にかけて、日本の教育学思想はいかに展開したのか。京都学派ならびにソヴィエト教育学の受容に焦点を当てて検討する。

    本書は、教育学の黎明期の教育思想を検討した『日本教育学の系譜』(14年刊)の続編である。昭和前期の教育学について、京都学派とマルクス主義を思想軸に、個々の哲学者・教育学者の思想形成に作用した時代の特質を描き出す。主に西田幾多郎、田邊元、木村素衛、稲富栄次郎らの思想と、ソヴィエト教育学の受容に関して検討を行う。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    小笠原 道雄(オガサワラ ミチオ)
    1936年生まれ。現在、広島大学名誉教授、ブラウンシュバイク工科大学名誉哲学博士(Dr.phil.h.c.)

    森田 尚人(モリタ ヒサト)
    1944年生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。現在、元中央大学文学部教授

    森田 伸子(モリタ ノブコ)
    1945年生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。現在、日本女子大学名誉教授

    田中 毎実(タナカ ツネミ)
    1947年生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、武庫川女子大学教育学部教授、京都大学名誉教授

    矢野 智司(ヤノ サトジ)
    1954年生まれ。京都大学教育学研究科博士課程退学。現在、佛教大学教育学部教授、京都大学名誉教授
  • 著者について

    小笠原 道雄 (オガサワラ ミチオ)
    小笠原 道雄(おがさわら みちお)
    1936年生まれ。現在 広島大学名誉教授、ブラウンシュバイク工科大学名誉哲学博士(Dr. phil. h.c.)主著 『現代ドイツ教育学説史研究序説』(福村出版、1974)、『フレーベルとその時代』(玉川大学出版部、1994)、『精神科学的教育学の研究』(玉川大学出版部、1999)、『フレーベル』(清水書院、2000)、『原子力と倫理』(編、東信堂、2012)、『日本教育学の系譜』(共著、勁草書房、2014)、“Padagogik in Japan und in Deutschland ─ Historische Beziehungen und aktuelle Probleme”, Leipziger Universitatsverlag, 2015、『続 日本教育学の系譜』(共著、勁草書房、2020)、『原典資料の解読によるフリードリヒ・フレーベルの研究──国際化の視点からみるフレーベルの思想・制度・実践に関する考察』(福村出版、2021)。

    森田 尚人 (モリタ ヒサト)
    森田 尚人(もりた ひさと) 
    1944年生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。現在、元中央大学文学部教授。主著:『デューイ教育思想の形成』(新曜社、1986)、『教育学年報1-3』(共編著、世織書房、1992-1994)、『教育と政治 戦後教育史を読みなおす』(共編著、勁草書房、2003)、『教育思想史で読む現代教育』(共編著、勁草書房、2013)、『日本教育学の系譜』(共著、勁草書房、2014)、『いま、教育と教育学を問い直す』(共編著、東信堂、2019)ほか。

    森田 伸子 (モリタ ノブコ)
    森田 伸子(もりた のぶこ) 
    1945年生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士後期課程満期退学。現在:日本女子大学名誉教授。主著:『子どもの時代』(新曜社、1986)、『テクストの子ども』(世織書房、1994)、『文字の経験』(勁草書房、2005)、『子どもと哲学を』(勁草書房、2012)、『言語と教育をめぐる思想史』(編著、勁草書房、2013)、『教育思想史で読む現代教育』(共編著、勁草書房、2013)、ほか。主訳書:B.バチコ『革命とユートピア―社会的な夢の歴史』(新曜社、1990)。

    田中 毎実 (タナカ ツネミ)
    田中 毎実(たなか つねみ) 
    1947年生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在:武庫川女子大学教育学部教授、京都大学名誉教授。主著:『臨床的人間形成論へ』(勁草書房、2003)、『大学教育の臨床的研究――臨床的人間形成論 第1部』(東信堂、2011)、『臨床的人間形成論の構築――臨床的人間形成論 第2部』(東信堂、2012)、『教育人間学』(編、東京大学出版会、2012)、『教育思想史で読む現代教育』(共著、勁草書房、2013)、『日本教育学の系譜』(共著、勁草書房、2014)、『新編 森昭著作集』(編著、学術出版会、2015)、『続 日本教育学の系譜』(共著、勁草書房、2020)など。

    矢野 智司 (ヤノ サトジ)
    矢野 智司(やの さとじ) 現在、佛教大学教育学部教授、京都大学名誉教授。京都大学教育学研究科博士課程中退、教育学博士。『動物絵本をめぐる冒険――動物― 人間学のレッスン』(勁草書房、2002年)、『大人が子どもにおくりとどける40の物語――自己形成のためのレッスン』(ミネルヴァ書房、2014)、『幼児理解の現象学――メディアが開く子どもの生命世界』(萌文書林、2014年)、『京都学派と自覚の教育学――篠原助市・長田新・木村素衛から戦後教育学まで』(勁草書房、2021年)。

続 日本教育学の系譜―京都学派とマルクス主義 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:勁草書房
著者名:小笠原 道雄(著)/森田 尚人(著)/森田 伸子(著)/田中 毎実(著)/矢野 智司(著)
発行年月日:2020/08/20
ISBN-10:4326251441
ISBN-13:9784326251445
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:教育
言語:日本語
ページ数:321ページ ※306,15P
縦:22cm
その他:京都学派とマルクス主義
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