歴史学の縁取り方―フレームワークの史学史 [単行本]
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歴史学の縁取り方―フレームワークの史学史 [単行本]

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出版社:東京大学
販売開始日: 2020/09/30
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歴史学の縁取り方―フレームワークの史学史 [単行本] の 商品概要

  • 目次

    はじめに(左近幸村)


    序 章 「事実をして語らしめる」べからず――職業としての歴史学(恒木健太郎)
         一 マックス・ヴェーバーと「歴史の物語り」論
         二 「揺るがない事実」という認識の基底
         三 社会史批判としての「柔らかな実存論」
         四 「よくできたお話をつくりあげた方が勝ち」?
         五 各章の構成
         六 「地図」から「作法」へ


    第1章 戦後日本の経済史学
         ――戦後歴史学からグローバル・ヒストリーまで(恒木健太郎・左近幸村)
         一 「戦後歴史学」のフレームワーク――山田盛太郎から大塚久雄へ
         二 対抗的フレームワークからフレームワークの拒否へ?
            ――「実証」の前提を問う
         三 グローバル・ヒストリーのなかの「革新」と「保守」

    [コラム1]「日本経済史」という「学統」(高嶋修一)
         一 学問領域の非自明性
         二 「日本経済史」の成立
         三 土屋喬雄と「日本経済史」
         四 縦の糸,横の糸


    第2章 「転回」以降の歴史学――新実証主義と実践性の復権(長谷川貴彦)
         一 フレームワークへの問い
         二 社会史パラダイム
         三 歴史学の転回
         四 新実証主義と実践性の復権
        
    [コラム2]帝国主義史研究とフレームワーク(柳沢 遊)
         一 「経済史学とフレームワーク」をめぐる私見
         二 柳沢遊の日本帝国主義史研究――在満日本人居留民社会史への視点
         三 レーニンの帝国主義論との距離について
         四 小さな「フレームワーク」設定の大切さ――結びにかえて


    第3章 「封建」とは何か?――山田盛太郎がみた中国(武藤秀太郎)
         一 フレームワークとしての『日本資本主義分析』
         二 「封建」とFeudalism
         三 橘樸と佐藤大四郎
         四 山田盛太郎がみた中国
         五 新たなフレームワーク構築にむけて

    [コラム3]山田盛太郎の中国観と経済史学の現在――武藤論文によせて(石井寛治)
         一 山田盛太郎による戦時期中国農村の調査
         二 満洲農村特有の血縁的紐帯の一般化の誤り
         三 専制国家体制の存続と儒教によるその相対化
         四 山田説と服部説の統一的把握への途


    第4章 経済史学と憲法学――協働・忘却・想起(阪本尚文)
         一 憲法学という視角
         二 高橋史学と戦後第二世代の憲法学
         三 「営業の自由論争」の彼方
         四 比較経済史学の射程について

    [コラム4]元・講座派の技術論
          ――戦時中の相川春喜における「主客の統一」の試みと科学技術の「民族性」(金山浩司)
         一 なぜ技術論か
         二 きまじめな唯物論者――唯研時代の相川
         三 転向した相川?
         四 主客の止揚
         五 科学や技術は民族的である
         六 結論――建設的であろうとしたものの……


    第5章 歴史学研究における「フレームワーク」
         ――インド史研究の地平から(粟屋利江)
         一 インドにおける近代史研究
         二 インドにおける歴史研究の軌跡
         三 インドにおける近代史研究――日本との比較から
         四 「フレームワーク」とジェンダー視角
         五 再び「フレームワーク」について

    [コラム5]歴史を書く人,歴史に書かれる人(井上貴子)
         一 誰のための歴史か,誰を叙述するのか
         二 人物に焦点をあてた歴史叙述
         三 サバルタン・スタディーズとグローバル・ヒストリー
         四 サバルタン・スタディーズの立場からみた日本経済史思想


    第6章 「小さな歴史」としてのグローバル・ヒストリー
         ――1950年代の新潟から冷戦を考える(左近幸村)
         一 グローバル・ヒストリーから郷土史へ
         二 1950年代の日本における米軍基地拡張計画
         三 新潟飛行場拡張反対運動の盛り上がり
         四 揺れる県内世論
         五 新潟からの米軍撤退
         六 世界の中の新潟/新潟の中の世界

    [コラム6]アメリカ合衆国における「近代化論」再考(高田馨里)
         一 「近代化論」というフレームワーク
         二 「近代化論」とアメリカ開発援助政策
         三 「近代化論」の再考
         四 「近代化論」をめぐる実証研究
         五 日本の開発援政策の再考へ  


    第7章 読者に届かない歴史
         ――実証主義史学の陥穽と歴史の哲学的基礎(小野塚知二)
         一 歴史研究の哲学的基礎と読者の哲学的基礎
         二 「史観」――三木清『歴史哲学』を手がかりにして
         三 戦後歴史学の起点
         四 戦後歴史学と実際の戦後との乖離
         五 戦後歴史学の零落と歴史の哲学的基礎
         六 読まれる歴史への転換をめざして
      

    あとがき(恒木健太郎)


    The Historiography of Framing:
    Conceptual Framework in History
    Kentaro TSUNEKI and Yukimura SAKON, Editors
  • 内容紹介

    歴史学はいかなる知的枠組み(フレームワーク)のもと形づくられてきたのか.その時代の状況にも対応し,切りひらかれてきた歴史学は,その枠組みがときには批判されつつも,継承されてきたことを史学史的に論じる.これからの歴史学にとって必要な手がかりを示す.
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    恒木 健太郎(ツネキ ケンタロウ)
    1979年生。2010年、京都大学大学院人間・環境学研究科で博士学位を取得。現在、専修大学経済学部准教授

    左近 幸村(サコン ユキムラ)
    1979年生。2012年、北海道大学大学院文学研究科で博士学位を取得。現在、新潟大学経済科学部准教授
  • 著者について

    恒木 健太郎 (ツネキ ケンタロウ)
    専修大学経済学部准教授

    左近 幸村 (サコン ユキムラ)
    新潟大学研究推進機構超域学術院准教授

歴史学の縁取り方―フレームワークの史学史 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:東京大学出版会
著者名:恒木 健太郎(編)/左近 幸村(編)
発行年月日:2020/09/28
ISBN-10:413026267X
ISBN-13:9784130262675
判型:B5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:歴史総記
言語:日本語
ページ数:269ページ
縦:22cm
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