「戦時昭和」の作家たち―芥川賞と十五年戦争 [単行本]
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「戦時昭和」の作家たち―芥川賞と十五年戦争 [単行本]

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出版社:青弓社
販売開始日: 2020/10/20
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「戦時昭和」の作家たち―芥川賞と十五年戦争 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    芥川賞受賞作を銃後/外地/皇民化の視点から読み解き、「戦時昭和」期の国内の作品や外地の文学がどう受け止められたのか、作家たちの人間模様も緻密に考察して、文学と社会の相互浸透を解明する。
  • 目次

    まえがき

    序 章 三つの死――芥川龍之介、小林多喜二、北一輝
     1 芥川龍之介の死
     2 小林多喜二の死
     3 北一輝の死

    第1章 文芸懇話会と芥川賞の出発
     1 文芸懇話会の発足
     2 直木とは何だったのか
     3 第一回文芸懇話会賞
     4 中野重治の苛立ち
     5 「新日本文化の会」発足
     6 林達夫の「絶望」

    第2章 室生犀星の一九三〇年代後半(昭和十二年前後)――小説「大陸の琴」を中心に
     1 時代を映す「流行(ルビ:はやり)唄」
     2 文学と戦争のあいだ
     3 「大陸の琴」の世界
     4 外縁から日本の中心へ
     5 膨張延伸する最前線へ
     
     
    第3章 芥川賞と時代1:銃後の生活――統制と総動員
     1 出征と恋情
     2 英霊と戦争未亡人
     3 統制経済の整備
     4 不敬作品狩り
     5 戦時に暮らす外国人

    第4章 芥川賞と時代2:「外地」の日本人――経験としての植民地
     1 作者は出征中
     2 小林と戦争
     3 現地女性との交渉
     4 「現地文学」の出現
     5 植民地支配者
     6 「現地」の不可解を超えて
     7 民族の問題をながめる日本人

    第5章 芥川賞と時代3:「皇民化」の諸相――帝国における「民族」
     1 朝鮮人中学生の苦悩
     2 どの方向に生きるか
     3 内地の朝鮮人
     4 軍事動員へ向けて
     5 徴兵制の実施
     6 李光洙の涙

    第6章 佐藤春夫の奇妙な友情――『風雲』から「旧友に呼びかける」へ
     1 一九四五、年頭
     2 一九四五、「玉音」後
     3 短篇集『風雲』の世界:1
     4 短篇集『風雲』の世界:2
     5 郁達夫と郭沫若の怒り
     6 一九四五、年末

    第7章 書くこと/読まれること――太宰治『惜別』の場合
     1 太宰の冒険
     2 日露戦争と現在
     3 引用された魯迅と作家の使命
     4 幻灯事件と仙台の「先代萩」
     5 竹内説と小説化
     6 新たな強制力のなかで

    終 章 「惨敗」日本と「惨勝」中国の戦後スタート――「リンゴの唄」と上海の堀田善衛
     1 戦後初の映画『そよかぜ』主題歌
     2 歌声の落差
     3 中国、勝利の現実
     4 「終戦」からのスタート

    関係年表

    初出一覧

    あとがき

    人名索引
  • 内容紹介

    1935年(昭和10年)の芥川賞の創設をひとつの文学的事件として、受賞作を銃後/外地/皇民化の視点から読み解き、「戦時昭和」期の国内の作品や外地の文学がどう受け止められたのか、作家たちの人間模様も緻密に考察して、文学と社会の相互浸透を解明する。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    永吉 雅夫(ナガヨシ マサオ)
    1951年、兵庫県生まれ。追手門学院大学教授。専攻は日本文学
  • 著者について

    永吉 雅夫 (ナガヨシ マサオ)
    1951年、兵庫県生まれ。追手門学院大学教授。専攻は日本文学。共著に『アジアの都市と農村』『上海アラカルト』(ともに和泉書院)、『近世と近代の通廊――十九世紀日本の文学』(双文社出版)、論文に「昭和十年代という時代――芥川賞作品から見る(1)」「戦時社会の状況と文学――芥川賞作品から見る(2)」(ともに「追手門学院大学国際教養学部紀要」第13号)ほか。

「戦時昭和」の作家たち―芥川賞と十五年戦争 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:青弓社
著者名:永吉 雅夫(著)
発行年月日:2020/10/20
ISBN-10:4787292560
ISBN-13:9784787292568
判型:A5
対象:一般
発行形態:単行本
内容:日本文学評論・随筆
言語:日本語
ページ数:514ページ
縦:21cm
横:15cm
厚さ:3cm
重量:700g
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