AIで変わる法と社会―近未来を深く考えるために [単行本]
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AIで変わる法と社会―近未来を深く考えるために [単行本]

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出版社:岩波書店
販売開始日: 2020/09/19
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AIで変わる法と社会―近未来を深く考えるために [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    AIに心は生まれるか?AIにない人間らしさとは?個人とAIの自律はどう違う?自由や権力はどう変わる?大失業時代の正義論とは?未来の刑事責任は?AI裁判官は可能か?来るべきAI時代の個人・社会・法をめぐるスリリングな議論。
  • 目次

    はしがき……………宇佐美誠



    01 AIは個人・社会・法に何をもたらすか……………宇佐美誠

     1 AIのこれまで
      ゲームから業務へ/高まる期待/広まる不安/チューリングテスト/チューリングの先見性/ダートマス会議と第1次ブーム/第2次ブームのエキスパート・システム/強化学習とディープラーニング/第3次ブームへ/ビッグデータの時代

     2 AIのこれから
      強いAI/弱いAI/汎用AIから人工超知能へ?/シンギュラリティ論の系譜/カーツワイルの楽観論/警戒論と慎重論/分かれる予想と評価/夢想派と不安派/懐疑派/未来の不可知性/近い将来を構想する必要性

     3 AIは心をもちうるか?
      物事を理解できないAI/理解力の有無は重要か/理解力のあるAIは不可能か/感情のあるAIは不可能か/感情による不公正/意識のあるAIは不可能か/AIの権利?/AIへの統御/AIの未来から人間の未来へ

     4 個人・社会・法のこれから
      法学と経済学の新動向/技術問題と深層問題/AIの自律と人間の可傷性・可謬性/自由・権力・正義/新たな刑事責任とAIによる法的判断



    02 個人の自律とAIの自律……………成原慧

     1 AI時代に自律的な主体となるのは誰か?

     2 個人の自律
      個人の自律の二面性--地位としての自律と目標としての自律/平等な配慮と尊重を受ける構成員の地位としての自律/「自己の生の作者」が享受すべき能力の目標としての自律/二つの自律の相互補完/集団的自己規律としての自律

     3 AIの自律
      AIの自律とその段階/(自律型)ロボット/自動(自律)運転車/自律型兵器/汎用AIと超知能

     4 個人の自律とAIの自律
      両者の共通点/両者の相違点/両者の関係づけ

     5 AIによる個人の自律の促進・阻害
      個人の自律が直面する困難とAIによる自律の支援/個人情報を管理するエージェントとしてのAI/人間に奉仕するAIの表現の自由

     6 個人の自律を支えるためのAIの自律へ



    03 AIにおける可謬性と可傷性……………大屋雄裕

     1 法の機能と限界
      動物裁判と行為指導性/人と物と境界線と/不透明な存在としての人間

     2 超人類・亜人類・異人類
      AIと規範/学習とバイアス/配慮とためらい/内心と外面の一貫性/切り離された情動/法とその対象/AIの創造性?/創造とその基準

     3 従いそこねの意味
      赦しと賭け/創造的誤謬の可能性/責任の意味と前提/刑事責任の特殊性?

     4 果てしなき流れの果てに
      償い得ない自由の登場?/ハードボイルド・パノプティコン/昆虫化と生/人間的な,あまりに人間的な



    04 AI時代における権力と自由のガバナンス……………松尾陽

     1 諸刃の剣としてのAIの/によるガバナンス
      自由をどのように構想するのか/恐怖のAI?/リヴァイアサンxとしてのGAFA?/AIがもたらす輝く未来?/諸刃の剣としてのAI?/権力と自由とをどのようにバランシングするのか--ガバナンスの問題/AIのガバナンス--自動運転車を例に/AIによるガバナンス(の変革?)/本章の焦点と構成

     2 ガバナンスの諸形態--近代,〈現代〉,ポスト〈現代〉
      近代的ガバナンスの課題--リベラリズム/近代的ガバナンス(1)--中心としての暴力/近代的ガバナンス(2)--制御装置としての法/〈現代〉的ガバナンスの課題--リベラリズムの病理の克服/〈現代〉的ガバナンス(1)--お金の配分のコントロール/〈現代〉的ガバナンス(2)--「制御」装置としての専門知/ポスト〈現代〉的ガバナンスの行方--望ましさと実行可能性/望ましさの行方?--〈現代〉的ガバナンスが抱える問題とその解法/実行可能性の行方?--政府の非効率性/市場の効率性/ガバナンスのまとめ

     3 AI時代のガバナンスと自由
      人工〈知能〉としてのAI/複合技術としてのAI/情報の性質/情報技術の複層性/既存のガバナンスにおける情報・情報技術の有用性/ブラックボックス問題/情報・情報技術それ自体が持つ力の内実?/情報・情報技術のガバナンス--前史としてのインターネット・ガバナンス論争/新しいガバナンスの理念?/個別領域における評判メカニズム/評判メカニズムの全体化の危険/鍵としてのハイエク/コネクテッドAIの内実?/ビッグデータが引き起こすトラブルの原因?/情報技術と人間社会の入れ子構造/自由論の居場所--「都市」の中の自由



    05 AI・技術的失業・分配的正義……………宇佐美誠

     1 AI時代の分配問題
      AIは何ができるか?/AI教育/分配的正義の問い

     2 大失業時代の到来か
      ケインズの予言/ラダイット運動/長期的失業への懸念/「ラダイットの誤謬」/新たなAI大失業論の高まり/論争の新たな局面へ/職業と所得の二極化/職種消滅のリスク/失業と職種消滅/失業とシンギュラリティ/労働力不足の解消策か?

     3 ロールズとノージックを検討する
      起点としてのロールズ正義理論/格差原理/最も不利な人々とは誰か?/全員就業社会という想定/日常的リバタリアニズム/ノージックの歴史的権原説/所有権と租税/ユートピアとしての最小国家/ユートピア論から現実社会論へ/国家は義賊と同じか?

     4 運平等主義を再構成する
      運平等主義とは何か?/人間の主意性と脆弱性/制度による尊重と救援/責任主義と平等主義/AI失業はつねに状況からの不運か?/運平等主義は過酷か?/過酷さを回避する試み/十分主義/閾値をどこに設けるか?/保障主義と補償主義

     5 正義をどのように制度化するか
      生活保護制度とその問題点/負の所得税/ベーシック・インカム/どちらの制度がよりよいか?/労働意欲を弱めるか?/巨額の財政負担?

     6 正義と利益
      フォード対ウォルター/消費による社会への貢献/分配的正義と社会的利益の一致へ


    06 ポスト・ヒューマニズムにおける刑事責任……………稻谷龍彦

     1 ポスト・ヒューマニズムと法の現在

     2 人と機械との協調動作と法的責任
      人/機械の境界の曖昧化/意思決定・行為主体としての人間の限界/自由の再定義/主体でも客体でもない存在と(刑事)法/刑事法のあり方を再考してみる

     3 ポスト・ヒューマニズムにおける倫理と法
      ポスト・ヒューマニズムとは何か/ポスト・ヒューマニズムと従来の倫理/ポスト・ヒューマニズムと徳倫理学/ポスト・ヒューマニズムにおける倫理と従来の刑事法/垂直的規律の手段から水平的ネットワークのインフラへ/法の支配を「逆手」にとる

     4 ポスト・ヒューマニズムにおける刑事責任
      基本的方向性/人格的自律権の再解釈/適正手続の再解釈/情報ギャップの改善/主体性の評価/ハイブリッドの徳/ハイブリッドを良き市民とする/重層的な民主主義と法の支配

     5 一応の結論



    07 判決自動販売機の可能性……………西村友海

     1 「技術の民主化」と司法
      「官僚らによる支配を打ち破ろう」/DoNotPayと司法の「民主化」/本章の概要

     2 法的判断へのAIの応用
      法的判断とは何か/人工知能の歴史と法的判断への応用/知識表現と法的判断/機械学習と法的判断

     3 法的判断の客観性
       自動化の前提/法的判断の客観性/法的判断の正統性と法的三段論法/自動化の持つ一見した望ましさ

     4 法的判断は客観的でありうるのか
      自動化への危惧と客観性/基準の曖昧性/判決における結論の具体的妥当性

     5 法的判断における論証とAI
      証明についての二つの理念/もう一つの戦略/「根元的規約主義」に基づく法解釈の説明/AIは法解釈をなしうるか

     6 自動化の魅力と裁判
      DoNotPayの魅力/法あるいは裁判の限界?



    人名・事項索引
  • 出版社からのコメント

    来るべきAI時代の個人・社会・法を、心、人間らしさ、自律、自由、正義、責任、裁判などを軸に考える。
  • 内容紹介

    めざましい発展をとげるAI。いま人間や社会のあり方が問われている。AIに心は生まれるか? AIにない人間らしさとは? 個人の自律とAIの自律はどう違う? 自由や権力はどう変わる? 大失業時代の正義論とは? 未来の刑事責任は? AI裁判官はありうるか? 来るべきAI時代の個人・社会・法をめぐるスリリングな議論。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    宇佐美 誠(ウサミ マコト)
    京都大学大学院地球環境学堂教授。法哲学専攻
  • 著者について

    宇佐美 誠 (ウサミ マコト)
    宇佐美誠(うさみ・まこと)
    京都大学大学院地球環境学堂教授。法哲学専攻。『法哲学』(共著、有斐閣、2014年)、『正義論――ベーシックスからフロンティアまで』(共著、法律文化社、2019年)、『気候正義――地球温暖化に立ち向かう規範理論』(編著、勁草書房、2019年)

AIで変わる法と社会―近未来を深く考えるために [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:岩波書店
著者名:宇佐美 誠(編)
発行年月日:2020/09/17
ISBN-10:4000223062
ISBN-13:9784000223065
判型:A5
対象:一般
発行形態:単行本
内容:法律
言語:日本語
ページ数:158ページ
縦:21cm
横:15cm
厚さ:2cm
重量:324g
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