大学入試がわかる本―改革を議論するための基礎知識 [単行本]
    • 大学入試がわかる本―改革を議論するための基礎知識 [単行本]

    • ¥2,86086 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年8月7日木曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
大学入試がわかる本―改革を議論するための基礎知識 [単行本]
画像にマウスを合わせると上部に表示
100000009003320000

大学入試がわかる本―改革を議論するための基礎知識 [単行本]

価格:¥2,860(税込)
ゴールドポイント:86 ゴールドポイント(3%還元)(¥86相当)
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年8月7日木曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:岩波書店
販売開始日: 2020/09/28
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可

カテゴリランキング

店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

大学入試がわかる本―改革を議論するための基礎知識 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    「戦後最大級の入試改革」と謳われた、センター試験に代わる新たな共通テストの目玉だった英語民間試験、記述式問題、そして「主体性評価」のための情報システムの導入は見送られ、大きな混迷をもたらした。なぜ改革は頓挫してしまったのか。大学入試はどうあるべきなのか。改革の経緯と現状、複数回受験や調査書電子化などの新たな課題、前提とすべき基礎的な知識について、テーマ別に専門家たちが書き下ろした必読書。
  • 目次

    序章 これからの入試改革論議に必要なこと…………… 中村高康
     一 入試改革の挫折とその背景
     二 改革の「理念」を問う
     三 大学入試制度を考えるために必要な基本領域



    Ⅰ 歴史と現状

    1 入試の試みと失敗史…………… 吉野剛弘
     はじめに
     一 入試制度改革の歩み
     二 さまざまな試み
     おわりに

    2 共通テストの歴史と現状…………… 腰越 滋
     はじめに
     一 戦後初の共通テストとしての進学適性検査
     二 能力開発研究所テスト
     三 共通一次試験制度の導入、そして大学入試センター試験へ
     おわりに-- 大学入試の現状と、将来の制度改革に向けての含意

    3 入試の多様化の経緯と現状…………… 木村拓也
     一 「入試の多様化」の経緯--三つの「多様化」から論じる視点
     二 「入試の多様化」の時代背景とその表向きの理念
     三 大学入学をめぐる公正な機会の確保としての「入試の多様化」
     四 「入試の多様化」の過去一〇年間の推移
     五 複雑な「入試の多様化」をシステムとして理解する



    Ⅱ 試験と選抜のあり方

    1 複数回の共通入試は実施できるのか--公平性を確保する項目反応理論とは…………… 光永悠彦
     はじめに
     一 公平性を確保するためのテスト理論
     二 IRTによる標準化テストの実践
     三 IRTを導入した複数回共通テスト
     受験者の立場に立った公平なテストのために-- むすびにかえて

    2 記述式問題の現在--テスト理論から見た検討課題…………… 宇佐美 慧
     はじめに
     一 測定論的観点から見たテストの良さとは--信頼性と妥当性
     二 テストの信頼性を高めるための要件
     三 記述式問題における信頼性--採点の問題
     四 テスト理論から見た検討課題
     おわりに

    3 英語スピーキングテスト--入試導入の前提と方法…………… 羽藤由美
     一 スピーキング力を伸ばすために入試への導入より先にすべきこと
     二 スピーキングテスト開発・運営のオルタナティブを探る
     おわりに

    4 eポートフォリオの入試利用をめぐる功罪…………… 大多和直樹
     はじめに
     一 三つの学習記録
     二 eポートフォリオを用いた入試とは
     三 eポートフォリオを用いた入試の問題点
     四 ポートフォリオ型権力?
     おわりに-- もっと社会的議論を

    5 大学入試における面接評価…………… 西郡 大
     一 多面的・総合的評価としての面接
     二 面接評価の意義
     三 面接評価の形態と手法
     四 人間だからこそ生じる評価の課題
     五 大学入試における面接研究
     六 面接対策と配慮が必要な質問事項
     七 大学入試において面接評価の強みをどう発揮するか



    Ⅲ 高校から大学へ

    1 学習指導要領と大学入試改革…………… 小針 誠
     はじめに
     一 三位一体の教育改革--授業改善、教育課程改革、大学入試改革
     二 「学力の三要素」と高校教育課程の改革
     三 大学入試改革に向けた提言
     四 新共通テストの出題傾向
     五 なぜ計画や提案は頓挫したのか
     六 「大学入試の三原則」から今次の改革を見直す-- これまでとこれから
     おわりに

    2 大学入試における共通試験実施に関わる諸問題--センター試験実施の経験から…………… 大塚雄作
     一 センター試験の実施主体は大学である
     二 センター試験は高大接続の要である
     三 センター試験は選抜試験である
     四 大規模・共通一斉という制約を超えるために
     結語-- 大学入試に関わる研究開発の必要性

    3 大学入試は学習誘因となるか…………… 山村 滋
     一 大学入試改革のロジックと高校生学習行動パネル調査
     二 入試方法志向への着目
     三 学習時間の増加要因は何か
     四 大学入試の学習時間への影響力と、大学入試改革・高校教育への示唆

    4 試験日程と高校教育…………… 杉山剛士
     はじめに
     一 試験日程に関する国の議論の流れ
     二 大学入試の種類と試験日程
     三 高校教育の日程
     四 大学入試日程が前倒しされる場合の課題
     五 提言-- どのような試験日程が望ましいのか

    5 高大接続改革の現在…………… 荒井克弘
     一 高大接続の基本問題
     二 高大接続改革(二〇一二~二〇二〇年)
     三 「学力の三要素」の躓き
     四 高大接続改革の混迷



    Ⅳ 多様な入試

    1 知られざる附属高校からのエスカレーター進学…………… 村山詩帆
     一 「附属学校」と「エスカレーター校」
     二 学校間関係の系列化・連携化とローカル性
     三 エスカレーター上の生き残り競争
     四 大学入試の公平性と「エスカレーター校」のゆくえ

    2 障害のある人々の受験…………… 近藤武夫
     はじめに
     一 受験上の配慮の基礎にある考え方
     二 受験上の障壁とその解消としての合理的配慮の例
     三 合理的配慮の妥当性をどう判断するか
     四 今後の大学入試改革に向けて残された問題

    3 スポーツ推薦の現状…………… 栗山靖弘
     はじめに
     一 高大接続とスポーツ推薦
     二 スポーツ推薦=体育学部の入試?
     三 スポーツ推薦の現状--入試難易度の視点から
     おわりに--スポーツ推薦を議論するためのスタートライン

    4 美大(芸術系大学)の受験…………… 喜始照宣
     一 一般入試=学力選抜、ではない世界
     二 東京藝大の入学者選抜
     三 美大の受験と予備校
     四 変わりゆく美大の受験
     さいごに
  • 出版社からのコメント

    英語民間試験と記述式問題が頓挫し、入試制度が問われている。改革の経緯と新たな課題を専門家が書き下ろす。
  • 内容紹介

    「戦後最大級の入試改革」のはずの新共通テストで目玉の英語民間試験と記述式問題の導入は頓挫した。大学入試はどうあるべきなのか。改革の経緯と現状、新たな課題を専門家が書き下ろす。執筆者=吉野剛弘、腰越滋、木村拓也、光永悠彦、宇佐美慧、羽藤由美、大多和直樹、西郡大、小針誠、大塚雄作、山村滋、杉山剛士、荒井克弘ほか。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    中村 高康(ナカムラ タカヤス)
    1967年生まれ。東京大学大学院教育学研究科教授。教育社会学。東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。博士(教育学)
  • 著者について

    中村 高康 (ナカムラ タカヤス)
    中村高康(なかむら たかやす)
    1967年生まれ。東京大学大学院教育学研究科教授。教育社会学。東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。博士(教育学)。『暴走する能力主義――教育と現代社会の病理』(ちくま新書)、『大衆化とメリトクラシー――教育選抜をめぐる試験と推薦のパラドクス』(東京大学出版会)など。

大学入試がわかる本―改革を議論するための基礎知識 の商品スペック

商品仕様
出版社名:岩波書店
著者名:中村 高康(編)
発行年月日:2020/09/25
ISBN-10:4000614215
ISBN-13:9784000614214
判型:B6
対象:一般
発行形態:単行本
内容:教育
言語:日本語
ページ数:331ページ
縦:19cm
横:13cm
厚さ:2cm
重量:412g
他の岩波書店の書籍を探す

    岩波書店 大学入試がわかる本―改革を議論するための基礎知識 [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!