帝国陸海軍の戦後史―その解体・再編と旧軍エリート [単行本]
    • 帝国陸海軍の戦後史―その解体・再編と旧軍エリート [単行本]

    • ¥4,400132 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年7月17日木曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
100000009003320220

帝国陸海軍の戦後史―その解体・再編と旧軍エリート [単行本]

価格:¥4,400(税込)
ゴールドポイント:132 ゴールドポイント(3%還元)(¥132相当)
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年7月17日木曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:九州大学出版会
販売開始日: 2020/09/08
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可

カテゴリランキング

店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

帝国陸海軍の戦後史―その解体・再編と旧軍エリート の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    旧軍エリートvs日本政府・GHQの、復員、恩給そして再軍備をめぐる闘争。日本の敗戦後も、帝国陸海軍の上層部はその勢力や影響力の維持を占領下の政治情勢の中で巧みに図っていく。豊富な一次史料と最新の研究成果を用いて、占領史・戦後史研究に新地平を拓く。
  • 目次

     凡 例

    序 章 課題と視角
      一 問題の所在  5
      二 占領史・戦後史研究のなかの帝国陸海軍
      三 本書の課題と視角
        (1) 再軍備 (2) 復員 (3) 恩給
      四 本書の構成
    第一章 敗戦と武装解除
      はじめに  
      一 終戦と帝国陸海軍  
      二 旧陸軍と内地復員  
      三 旧海軍の艦艇処分  
      四 復員業務をめぐる復員組織職員の本分  
      おわりに  
    第二章 復員組織職員の職務と役割
    ――第二復員省における公職留任の実態――
      はじめに  
      一 二復職員の基本的性格  
      二 二復職員の公職留任をめぐるGHQ等の認識  
      三 占領期における公職留任の深層  
      四 一九五〇年代以降における二復幹部の役割変化  
      おわりに  
    第三章 軍人恩給の復活過程
    ――「経済的非武装化」をめぐる衝撃と諸相――
      はじめに  
      一 敗戦後の軍人恩給停止  
      二 対日占領下における軍事援護の周辺  
      三 「画期」としての軍人恩給復活  
      おわりに  
    第四章 「反動」と旧軍人特権回復
    ――軍人恩給在職年数加算制度復活を事例として――
      はじめに  
      一 加算制の廃止と先送りの論理  
      二 軍恩全連の組織的性格と運動方法  
      三 加算制復活をめぐる軍恩全連の活動方針  
      四 自民党との連携と加算制の一部復活 
      おわりに  
    第五章 旧日本海軍グループの「空海軍」再建とその遺産
      はじめに  
      一 旧日本海軍グループの活動前史  
      二 本格的再軍備計画の始動 
      三 二復案にみる海上自衛力組織の特徴 
      四 「空海軍」構想の激化とその帰結  
      おわりに 
    終 章 帝国陸海軍の解体・再編と旧軍エリート
      一 アクターとしての特徴と役割  
        (1) 復員組織職員 (2) 軍恩全連 (3) 旧日本海軍グループ
      二 動向分析にみる特質とその位置付け 
        (1) 復員業務 (2) 軍人恩給と在職年数加算制度の復活 (3) 海上自衛力の再建

     あとがき  
     註 
     参考文献一覧  
     索引
  • 出版社からのコメント

    日本の敗戦後もその勢力と影響力を維持しようとした旧軍エリートの、GHQ・日本政府との闘争。
  • 内容紹介

     近代日本のなかで主要な政治勢力の一翼を担った帝国陸海軍は、太平洋戦争の敗戦とともに「解体」を余儀なくされ、政治・社会の表舞台から姿を消した。しかし、このことは旧軍の政治的・社会的な一掃を意味せず、対日占領を挟む戦後史のなかで、一部の組織や制度は「再編」されて存続した。こうした過程を〈帝国陸海軍の戦後史〉としてとらえた場合、旧軍エリート(概ね終戦時に佐官級以上であった職業軍人)の政治的な言動は、どのように位置付けることができるのであろうか。
     本書では、かかる問いに対して、三つの視点――①GHQの対日占領を下支えした復員組織職員の動向と役割の解明(第一章・第二章)、②「経済的非武装化」としての軍人恩給廃止の衝撃とその反動(第三章・第四章)、③対日再軍備過程における旧軍エリートの認識・活動とその影響(第五章)――から考察を進めていく。復員・恩給・再軍備をめぐる旧軍エリートの動向を通じて、アクターとしての特質や、彼らの行動を支えた構造的な背景や要因、さらには政策への影響等も含めて、その実態を広く解明する。こうした試みは、占領史・戦後史研究で等閑視されてきた、旧軍エリートの「政治性」を浮き彫りにする契機となろう。

    図書館選書
    敗戦後、GHQによる対日占領のなかで解体・再編された帝国陸海軍は、どのように「戦後」を迎えたのか。さまざまな勢力の思惑が交錯する復員・恩給・再軍備を題材に、「旧軍エリート」の動向を検証し、戦後史に位置付ける。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    山縣 大樹(ヤマガタ タイジュ)
    1988年、福岡市生まれ。2019年3月、九州大学大学院比較社会文化学府博士後期課程修了。福岡共同公文書館総務企画班相談員、九州大学大学院比較社会文化研究院特別研究者等を経て、現在、独立行政法人国立公文書館非常勤職員(統括公文書専門官付公文書専門員)。博士(比較社会文化、九州大学)。専門分野:戦後日本政治史
  • 著者について

    山縣 大樹 (ヤマガタ タイジュ)
    1988年、福岡市生まれ。2019年3月、九州大学大学院比較社会文化学府博士後期課程修了。福岡共同公文書館総務企画班相談員、九州大学大学院比較社会文化研究院特別研究者などを経て、現在、独立行政法人国立公文書館非常勤職員(統括公文書専門官付公文書専門員)。博士(比較社会文化、九州大学)。

    専門分野:戦後日本政治史

    主要業績
    「所蔵資料のシリーズ化による公文書館利用業務の改善―福岡共同公文書館所蔵『援護関係資料』を事例として―」(独立行政法人国立公文書館編集・発行『令和元年度アーカイブズ研修Ⅲ修了研究論文集』2020年)

    「戦後海上自衛力再建と旧日本海軍グループ―『空海軍』構想をめぐる政治的動向とその特質―」(『軍事史学』第54巻第2号、2018年9月)

帝国陸海軍の戦後史―その解体・再編と旧軍エリート の商品スペック

商品仕様
出版社名:九州大学出版会 ※出版地:福岡
著者名:山縣 大樹(著)
発行年月日:2020/09/24
ISBN-10:4798502928
ISBN-13:9784798502922
判型:A5
発売社名:九州大学出版会
対象:専門
発行形態:単行本
内容:日本歴史
言語:日本語
ページ数:272ページ
縦:22cm
他の九州大学出版会の書籍を探す

    九州大学出版会 帝国陸海軍の戦後史―その解体・再編と旧軍エリート [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!