生命の農―梁瀬義亮と複合汚染の時代 [単行本]

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生命の農―梁瀬義亮と複合汚染の時代 [単行本]

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出版社:みずのわ出版
販売開始日: 2020/08/15
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生命の農―梁瀬義亮と複合汚染の時代 [単行本] の 商品概要

  • 目次

    序章 高度経済成長の光と影
    第一章 仏縁
    第二章 医師としての再出発
    第三章 農業と化学物一
    第四章 生命の農法
    第五章 農薬による健康被害
    第六章 複合汚染の時代
    第七章 食品添加物に対する不安
    第八章 行動する生活者たち
    第九章 有機栽培の茶づくりに生きる
    第十章 慈光会の設立
    終章 念仏往生
    索引
  • 内容紹介

     レイチェル・カーソンが『沈黙の春』で、DDTなど化学薬品による環境汚染を告発したのは、1961年のことである。しかしそれより2年遡る1959年に「農薬の害」を公式に発表し、人体に対する農薬の多大なる悪影響を世に問うたのが、奈良県五條市の開業医・梁瀬義亮(やなせ・ぎりょう、1920-1993)であった。発表当初は、周囲からの誹謗中傷に晒され続けた。しかし諄諄と「無農薬有機農法」の大切さを説く梁瀬の誠実な姿勢に、賛同の輪が各地に広がっていく。
     梁瀬は医師として、そして自ら有機農業を実践しながら、生命をないがしろにする社会の在り方に、敢然と異議申し立てを続けた。有吉佐和子は、そんな梁瀬の姿に強い感銘を受け、1970年代半ばベストセラーとなった小説『複合汚染』のなかで詳しく紹介し、最大級の賛辞を贈った。
     近年、日本における食の安全性は、高度経済成長期と比べて向上したかに見える。しかし、一皮むけば心許ない状況にあることに変わりはなく、農薬や化学肥料への依存はむしろ強まっている。食品添加物の使用も巧妙になった。だからこそ、小説『複合汚染』が広く支持された1970年代を、いま一度再検証する必要がある。
     過去を直視しなければ、未来を語ることができない。梁瀬義亮が警鐘を鳴らし、有吉佐和子が問題提起をした、昭和という「複合汚染」の時代とは、いったい何だったのか。梁瀬が生涯追い求めた「生命の農法」への軌跡を通して、その実像に迫っていく。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    林 真司(ハヤシ シンジ)
    ノンフィクション作家。1962年大阪生まれ。龍谷大学大学院経済学研究科修士課程修了(民際学研究コース)。有機野菜などを扱う食料品店を経営後、1999年に同大学院に入り、「民際学」の提唱者中村尚司氏や田中宏氏に師事する。同時に、シマ豆腐の調査を開始し、その成果をまとめた『「沖縄シマ豆腐」物語』(潮出版社)で、2013年第一回「潮アジア・太平洋ノンフィクション賞」を受賞。食べ物を通して、人間の移動や交流について考察を続けている
  • 著者について

    林 真司 (ハヤシ シンジ)
    ノンフィクション作家 。1962年大阪生まれ。龍谷大学大学院経済学研究科修士課程修了(民際学研究コース)。有機野菜などを扱う食料品店を経営後、1999年に同大学院に入り、「民際学」の提唱者中村尚司氏や田中宏氏に師事する。同時に、シマ豆腐の調査を開始し、その成果をまとめた『「沖縄シマ豆腐」物語』(潮出版社)で、2013年第1回「潮アジア・太平洋ノンフィクション賞」を受賞。食べ物を通して、人間の移動や交流について考察を続けている。

生命の農―梁瀬義亮と複合汚染の時代 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:みずのわ出版 ※出版地:周防大島町
著者名:林 真司(著)
発行年月日:2020/08/15
ISBN-10:4864260451
ISBN-13:9784864260459
判型:B6
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:247ページ
縦:19cm
横:13cm
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