暴流(ぼる)の人 三島由紀夫 [単行本]

暴流(ぼる)の人 三島由紀夫 [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  自らの内面に渦巻く暴力性、精神を蝕むニヒリズムを近代という時代の病、人間存在の闇として問うた作家の実像。『豊饒の海』の完成と自死はなぜ同時に計画されたのか。没後５０年、三島研究の第一人者が満を持して世に問う決定的評伝。その内なる声を掬い取り、自刃の謎を解き明かす。

• 目次（「BOOK」データベースより）

  １（虚無とセバスチャン・コンプレックス；「詩を書く少年」の時代；小説家・三島由紀夫の誕生前夜　ほか）
  ２（『禁色』と『近代能楽集』；『アポロの杯』から『沈める滝』まで；反‐戦後小説／芸術家小説―『金閣寺』　ほか）
  ３（全体小説という理念―『豊饒の海』前夜；日本の近代―『春の雪』；祖国―『奔馬』　ほか）

• 出版社からのコメント

  自らが抱えるニヒリズムを個人の問題としでなく、近代の病として世に問うた三島由紀夫。その内面の叫びを掬い取る決定的評伝。

• 内容紹介

  【2021年2月、第72回読売文学賞、評論・伝記賞を受賞！】
  
  内面に渦巻く暴力性と、冷え冷えとしたニヒリズムを個人の問題としてでなく、近代の病として世に問うた三島由紀夫。死後50年、その内なる叫びを掬い取った決定的評伝。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  井上 隆史(イノウエ タカシ)
  １９６３年生まれ。東京大学文学部卒業、同大学院博士課程中退。現在、白百合女子大学文学部教授

• 著者について

  井上　隆史 (イノウエ　タカシ)
  日本近代文学研究者、白百合女子大学教授

暴流(ぼる)の人 三島由紀夫 [単行本] の商品スペック