ニーチェとハイデガーへの訣別―ナチズムの犠牲者たちへの鎮魂の辞 [単行本]

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ニーチェとハイデガーへの訣別―ナチズムの犠牲者たちへの鎮魂の辞 [単行本]

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出版社:清風堂書店
販売開始日: 2020/09/25
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ニーチェとハイデガーへの訣別―ナチズムの犠牲者たちへの鎮魂の辞 の 商品概要

  • 目次

    はじめに

    第1章 ハイデガーの人と思想
    第1節 ツェランの遺詩/第2節 収容所の『死の重奏』/第3節 食糧生産と死体製造/第4節 等級(ランク)づけて支配する/第5節 精神を高揚させる記号/第6節 非人間で超人間/第7節 アインシュタインと好奇心/第8節 アインシュタイン拾遺/第9節 学長就任演説─血の民族主義/第10節 フランクフルトの『戦争』

    第2章 〈存在〉と神秘主義
    第1節 青年ハイデガーの処女論文/第2節 神秘主義への転向/第3節 〈存在〉が放つ神秘の光/第4節 幻像の拡大成長/第5節 〈存在〉とは何か?/第6節 「存在への問い」の意味/第7節 同世代の共同生起/第8節 聖なるものと世界秩序/第9節 ナチス民族神と〈存在〉/第10節 〈存在〉は神ではない?

    第3章 反ユダヤ思想の発展
    第1節 反ユダヤ主義の狼煙(のろし)─ワグナー/第2節 ワグナーからニーチェへ/第3節 ニーチェとハイデガーの関係/第4節 ドイツ嫌いの理由/第5節 ニーチェの反ユダヤ主義は誰の責任か

    第4章 ニーチェの思想と文学
    第1節 黒い海からの悲鳴/第2節 「ましな人間」について/第3節 「愛」の七変化(しちへんげ)/第4節 ツァラトゥストラの舞踏と愛/第5節 相手方の舞踏と跳びはね/第6節 黒死病(ペスト)とユダヤ人/第7節 「病気」と「健康」/第8節 「死の踊り(タンツ)」を嗜(たしな)む/第9節 中世のユダヤ人焚刑(ふんけい)/第10節 舞踏(タンツ)して笑う/第11節 「笑い」の美学/第12節 神の美的快感と残忍の喜び/第13節 強者の神の最後の審判/第14節 テルトゥリアヌスの真理の聖霊

    第5章 根源の窯(かまど)の火
    第1節 1943年の《帰郷》/第2節 窯(かまど)の火の傍の仕事場

    第6章 《進歩》の条件
    第1節 ニーチェの《進歩》/第2節 《進歩》の定量的公式/第3節 ニーチェとハイデガーの「克服」/第4節 ハイデガーの《進歩》/第5節 排除の原理のもたらすもの

    第7章 世界終末の災厄
    第1節 差し迫る世界終末/第2節 世界終末の災厄と幸福/第3節 「好奇心」の永続性の制限

    第8章 日常性の「転落(フェアファレン)」(滅亡)
    第1節 日常性の3性格/第2節 日常性の3性格の諸属性/第3節 日常性の3性格と「転落」の4特性/第4節 「転落」の正体/第5節 戸坂潤の日常生活の擁護

    第9章 基本用語1
    第1節 「存在可能」は霊魂/第2節 「関心(ゾルゲ)」の正体/第3節 本来性と実存/第4節 非本来性の具体的な規定/第5節 被投性と優生学/第6節 「転落」は仕留め(フェアエンデン)られる/第7節 情態性と不安の気分

    第10章 基本用語2
    第1節 実存と関心(ゾルゲ)/第2節 〈存在〉は真理?/第3節 「投企」について/第4節 「投企」の2つの意味/第5節 時間性と時間の分裂/第6節 「配慮(ベゾルゲン)」の意味

    第11章 補 足
    第1節 ハイデガーとシュライエルマッハ/第2節 エリウゲナとニーチェ/第3節 プラトンの宇宙霊魂
  • 内容紹介

    1920年に始まる僅か13年間の活動で政権を獲得し、信任投票で国民の圧倒的な支持を得たヒトラーとナチス党。
    彼らの思想のナチズムを生む母体となる政治的で人種論的な反ユダヤ主義を、長年(1850年頃から1930年頃)にわたり育ててきた、才能も学識も豊かな著名人たち(ワグナー、トライチュケ、ラガルド、ニーチェ、ハイデガー)。
    その中でも特に、ニーチェの文学思想と、ハイデガーの実存主義について、その中に見出される反ユダヤ主義とナチズムの究明を試みたのが本書である。
    ナチズムに関連する犠牲者、特に絶滅収容所で殺害された200万人ともいわれる子どもたちの死を無駄にしないためにも、反ユダヤ主義と反民主主義にまみれたニーチェの思想や、「高級な泥沼の中の棍棒」(詩人ツェランのことば)のハイデガーの思想との訣別をと著者は訴える。
  • 著者について

    原 敏晴 (ハラ トシハル)
    1940年 和歌山県日高郡御坊町(旧)に生まれる
         和歌山県立日高高校をへて大阪大学理学部物理学科卒業
    1962年 日立製作所中央研究所に勤務
    1963年 県立日高高校講師
    1965年 国立和歌山高専・一般教育講師(物理)をへて教授
    2003年3月に退官
     現在和歌山市に在住
     著書 『初等物理学』(現代工学社)
        『生きることへの共感 カントとマルクスの自由と生活の共存する社会』(2011年 清風堂書店)
        『神話と戦争』(2019年 清風堂書店)

ニーチェとハイデガーへの訣別―ナチズムの犠牲者たちへの鎮魂の辞 の商品スペック

商品仕様
出版社名:清風堂書店
著者名:原敏晴(著)
発行年月日:2020/09
ISBN-10:4867090050
ISBN-13:9784867090053
判型:A5
発売社名:清風堂書店
対象:一般
発行形態:単行本
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:268ページ
縦:21cm
横:15cm
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