イスラエルの起源―ロシア・ユダヤ人が作った国(講談社選書メチエ) [全集叢書]
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イスラエルの起源―ロシア・ユダヤ人が作った国(講談社選書メチエ) [全集叢書]

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出版社:講談社
販売開始日: 2020/11/12
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イスラエルの起源―ロシア・ユダヤ人が作った国(講談社選書メチエ) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    長らく迫害された末、ナチスのホロコーストに直面したユダヤ人―苦難の歴史を背負う人々は、一九四八年、ついにイスラエルを建国した。だが、その国家は強大な軍事力を備え、アラブ人を攻撃する好戦的な姿をわれわれに見せ続けている。特異な国家が生まれた理由を解き明かすには、マクシム・ヴィナヴェル、ダニエル・パスマニクといった知られざるロシアのユダヤ人に迫る必要がある。膨大な資料を渉猟し、該博な知識に裏づけられた考察で気鋭の著者が歴史の謎に迫る、渾身の意欲作!
  • 目次

    はじめに
    序 章 二種類のユダヤ人
    第一章 内なる国際関係――自己のなかの複数の民族
    1 リベラリズムとリアリズム
    2 自己を分解して考える
    3 諸側面の関係性
    4 関係性の主要なパターン
    5 関係性は何で決まるか
    第二章 ユダヤ人とロシア帝国――様々な変化
    1 マイノリティとしてのユダヤ人
    2 近代における変化 (1)――思想的変化
    3 近代における変化 (2)――社会経済的変化
    4 近代における変化 (3)――政治的変化
    第三章 「ロシア・ユダヤ人」の興亡――相互乗り入れするリベラリスト
    1 「ロシア・ユダヤ人」というアイデンティティ
    2 ユダヤ人と経済
    3 ポーランドとの関係
    4 ロシア人の反応
    5 一九一七年革命とユダヤ人
    6 内戦と亡命
    第四章 ファシズムを支持したユダヤ人――リベラル・シオニストにとっての国家
    1 ユダヤとロシアの邂逅
    2 シオニストとしてのパスマニク
    3 社会経済学的シオニズム
    4 カデットのパスマニク
    5 君主主義の亡命ロシア人
    6 ロシアとユダヤの複雑な関係
    第五章 民族間関係の記憶――ポグロムとパレスチナをつなぐもの
    1 リベラリストとシオニストの論争
    2 ポグロムの影
    3 ポグロムの理解
    4 ポグロムの記憶のパレスチナへの投影
    5 ポグロム被害者のオリエンタリズム
    第六章 相補関係のユダヤ化――シベリア・極東のシオニスト
    1 シベリアのシオニスト
    2 ハルビンへの亡命
    3 シベリアとシオンの結節点
    4 地方アイデンティティとユダヤ世界での自己完結
    終 章 多面的な個が民族にまとまるとき


    文献一覧
    初出一覧
    あとがき
  • 出版社からのコメント

    迫害され続けてきたユダヤ人が実現した国家イスラエルは、なぜアラブ人を攻撃し、迫害するのか?──気鋭の著者が放つ渾身の論考!
  • 内容紹介

    「イスラエル」は、どんな国でしょうか? 中東でよく戦争をしている、小国だが強大な軍事力をもっている、と思う人もいるでしょう。一方、スティーヴン・スピルバーグ監督の映画『シンドラーのリスト』(1993年)を思い出しながら、長らく迫害されてきたユダヤ人がナチスによるホロコーストの末、ついに作り上げた国と考える人もいるかもしれません。
    迫害されてきたかわいそうなユダヤ人が念願かなって作った国、しかしアラブ人(パレスチナ人)を迫害している攻撃的な国――このような対極的なイメージは、いかにして生まれてきたのか。本書は、この謎に迫ります。
    ホロコーストがイスラエル建国の大きな後押しになったことは間違いないとしても、そのことはイスラエルの軍事的な志向性を説明しません。さらに歴史を遡ると、19世紀後半からユダヤ人が変化していったこと、それが「国家」による自衛を求める動きにつながっていったことが明らかになります。そこで重要な役割を演じたのが、ロシア人でした。
    その具体的な動きを追っていくために、本書はまずロシアのリベラリストに注目します。民族の自由を訴え、それゆえユダヤ人の同化にも反対したマクシム・ヴィナヴェル(1862-1926年)の活動を追っていくとき、パレスチナにユダヤ人国家を作ることを目指すシオニズムに共鳴したユダヤ人の中にも同じ主張をもつ者がいたことが分かります。その典型は、ダニエル・パスマニク(1869-1930年)に見られるものです。
    ところが、1880年代にロシアで「ポグロム」と呼ばれるユダヤ人への迫害が始まると、ユダヤ人的側面とロシア人的側面を共存させていたロシアのユダヤ人たちは、徐々にユダヤ的側面に特化していきます。そのときユダヤ人たちがもったのが、ロシアの近代化に寄与してきたユダヤ人は「西洋的」だが、ロシアはそれに対立する「東洋的」な性格を持ち続けている、という認識でした。「東洋的」なロシアによって「西洋的」なユダヤ人が苦境に陥ったとき、「西洋的」な国家はユダヤ人を助けない──その経験は、やがてイスラエルが建国され、アラブ人の暴動が起きたとき、同じ構図をユダヤ人の中に想起させるのです。
    『ロシア・シオニズムの想像力』で高い評価を受けた気鋭の研究者が巨大な問いに挑む渾身の論考。現代世界を読み解く手がかりが、ここにあります。

    [本書の内容]
    序 章 二種類のユダヤ人
    第一章 内なる国際関係
    第二章 ユダヤ人とロシア帝国
    第三章 「ロシア・ユダヤ人」の興亡
    第四章 ファシズムを支持したユダヤ人
    第五章 民族間関係の記憶
    第六章 相補関係のユダヤ化
    終 章 多面的な個が民族にまとまるとき
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    鶴見 太郎(ツルミ タロウ)
    1982年、岐阜県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。現在、東京大学大学院総合文化研究科准教授。専門は、エスニシティ・ナショナリズム論、ロシア・ユダヤ史、シオニズム、イスラエル・パレスチナ紛争。主な著書に、『ロシア・シオニズムの想像力』(東京大学出版会。東京大学南原繁記念出版賞)など
  • 著者について

    鶴見 太郎 (ツルミ タロウ)
    1982年、岐阜県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。現在、東京大学大学院総合文化研究科准教授。専門は、エスニシティ・ナショナリズム論、ロシア・ユダヤ史、シオニズム、イスラエル・パレスチナ紛争。
    主な著書に、『ロシア・シオニズムの想像力』(東京大学出版会。東京大学南原繁記念出版賞)、『ユダヤ人と自治』(共著、岩波書店)、『社会が現れるとき』(共著、東京大学出版会)など。

イスラエルの起源―ロシア・ユダヤ人が作った国(講談社選書メチエ) の商品スペック

商品仕様
出版社名:講談社
著者名:鶴見 太郎(著)
発行年月日:2020/11/10
ISBN-10:4065215714
ISBN-13:9784065215715
判型:B6
対象:一般
発行形態:全集叢書
内容:外国歴史
言語:日本語
ページ数:290ページ
縦:19cm
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