基礎からわかる おいしいオウトウ栽培 [単行本]
    • 基礎からわかる おいしいオウトウ栽培 [単行本]

    • ¥2,42073 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年8月1日金曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
100000009003340312

基礎からわかる おいしいオウトウ栽培 [単行本]

価格:¥2,420(税込)
ゴールドポイント:73 ゴールドポイント(3%還元)(¥73相当)
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年8月1日金曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:農山漁村文化協会
販売開始日: 2020/11/19
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可

カテゴリランキング

店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

基礎からわかる おいしいオウトウ栽培 [単行本] の 商品概要

  • 目次

    まえがき
    オウトウの生育過程とおもな栽培管理

    序章 おいしいオウトウづくりの基本
    ――おさえておきたいポイントと生育特性
    適正樹相 オウトウの理想的な生育とそこへの誘導
    1 オウトウはモモ型果実
    ○光環境改善で葉の光合成活性を持続
    ○新梢基部葉の早期確保と新梢伸長のコントロール
    2 適正樹相に導くには
    ○樹相診断と樹ごとの管理
    ○台木の選択も重要
    ○好適な樹相を保つ土づくりの役割
    樹づくり 採光の勝れる樹形をつくる
    1 「桜切る馬鹿・・・」の誤解
    ○冬に強く切るのはよくないが…
    ○花束状短果枝の着生と維持が大事
    2 段階的に骨格枝を整理、すっきりした枝ぶりに
    ○樹形を変えていく場合の骨格枝配置
    ○最初から主幹形、開心形の場合の骨格枝配置
    3 新樹形による早期多収
    ○採光のすぐれる開心自然形
    ○早期増収を目指す垣根仕立てで
    気象条件 寒冷地果樹にきびしい温暖化、気象変動
    1 寒冷地果樹で適地はせまい
    2 温暖化と発芽・開花の前進化、結実不良
    3 暖地では結実不良が問題に
    4 前年夏の高温乾燥で双子果が増加
    生育特性 結果習性と花芽の特徴
    1 結実は花束状短果枝が主体
    2 芽、花芽のつき方
    ○2/5葉序
    ○花芽分化の時期

    ◎オウトウ栽培のおもな用語

    第1章 開園・植え付け
    ――作業性と果実品質を重視した樹づくり
    1 園地選定と土づくり
    2 苗木の植え付け
    ○確実な品種・系統を選ぶ
    ○植え付けの実際
    3 苗木の自家生産
    ○穂木の採取から接ぎ木までの手順
    ○不織布ポットを使った大苗育苗
    (囲み)苗木の自家増殖はできる?!
    4 初期生育の確保
    ○3~4年生までの生育不良樹は、その後の回復が困難
    ○植え付け時、過剰施肥しない
    ○受粉樹の混植を忘れない
    (囲み)旺盛な若木や成木は移植して活用も
    5 樹形と仕立て方
    ○オウトウは光要求度が高い
    ○心を開ける樹形が一般的
    6 遅延開心形の特徴、仕立て方
    7 開心自然形の特徴、仕立て方
    ○仕立てる手順
    ○樹冠内部の明るさを保つ
    8 主幹形の特徴、仕立て方
    ○まず樹づくりが楽な幼木をつくる
    ○側枝を方向づけて振り分け、作業性向上
    ○仕立てる手順(整枝せん定)
    9 垣根仕立ての特徴、仕立て方
    ○おもな特徴とメリット
    ○仕立てる手順
    10 その他の低樹高の樹形、仕立て方
    ○Y字整枝
    ○V字整枝
    ○平棚仕立て
    (囲み)省力化をねらった海外の仕立て方


    第2章 オウトウの有望品種
    1 品種選択の基本
    ○特性を理解して選択する
    ○暖地で利用したい「紅秀峰」
    ○近年の注目品種
    2 おもな品種の栽培特性
    (山形県)
    (山梨県)
    3 おもな台木品種
    ○定番のアオバザクラから各種の強勢台木へ
    ○主流はアオバザクラとコルト

    第3章 7~11月 収穫後・養分蓄積期の作業
    (秋季せん定、秋肥、深耕ほか)
    1 収穫後から栽培はスタートする
    ○秋まで健全な葉を維持、貯蔵養分を稼ぐ
    ○礼肥と十分な灌水で双子果も軽減
    2 適正樹相とそれへの誘導
    ○適正樹相の判断
    ○山形の樹相、山梨の樹相
    3 もう一つの樹勢調節=夏季(収穫後)せん定
    ○新梢伸長のコントロールの必要性
    ○枝・芽の充実、作業性の改善も
    ○夏季せん定のポイント
    ○間伐・縮伐のタイミング
    4 礼肥と秋肥、深耕も
    ○山形県では秋肥が元肥
    ○山梨県の施肥体系
    ○土壌改良も年内早めに着手
    ○草生管理のポイント

    第4章 12~3月 休眠期の作業
    (冬季せん定と樹形改造、摘芽、雪害対策ほか)
    1 せん定の必要性
    2 整枝せん定の実際
    ○せん定前に樹勢診断
    ○結果枝・側枝をコントロールする
    ○発育枝から結果枝を導く
    ○仕上げに耕種的防除を忘れずに
    ○整枝せん定を補う誘引も
    ○幼木はなるべく切らず、若木は主枝候補枝育成を中心に
    3 摘芽の狙いと実際
    ○摘果労力の軽減、樹勢の維持・回復
    ○摘芽の実際
    4 雪害・野ソ対策、休眠期防除
    ○雪害対策
    ○野ソの食害対策
    ○休眠期防除――基本は石灰硫黄合剤の散布


    第5章 3~4月 発芽・開花結実期の作業
    (結実確保、人工受粉ほか)
    1 発芽の条件
    2 開花と結実確保の処理
    ○開花を左右する条件
    ○開花の揃いと受精能力
    ○開花前にホウ素を葉面散布、受精期間を延長
    ○開花前の灌水で結実率を高める
    3 防霜対策
    ○霜害の危険時期
    ○防霜対策の実際
    ○暖地の凍霜害対策
    4 受粉の条件
    ○受粉時の気象条件
    ○開花期の高温と受粉のタイミング
    ○異なるS遺伝子型を組み合わせる
    5 花粉採取、貯蔵、順化
    ○花粉採取のやり方
    ○花粉の貯蔵方法
    ○湿潤順化で花粉活性がアップ
    6 人工受粉の実際
    ○毛バタキを使うやり方
    ○早朝や夕方の受粉は効果が低い
    ○開花期の雨よけ被覆(長期被覆)による結実確保
    7 訪花昆虫(ミツバチ・マメコバチなど)の利用
    ○人工受粉を補い、結実確保
    ○ミツバチの利用
    ○マメコバチの利用
    ○マルハナバチの利用
    8 この時期の防除 ――灰星病や灰色かび病、ハマキムシに注意


    第6章 5月 新梢伸長・幼果期の作業
    (摘果、裂果防止、灌水ほか)
    1 摘果と灌水管理 ――果実肥大・品質を左右する条件
    ○摘果は必須の作業
    ○摘果のタイミング
    ○摘果の程度
    ○摘果と併せて、花カスと芽のりん片を落とす
    ○土壌水分の確保(灌水管理)
    2 裂果防止対策
    ○裂果発生のメカニズム
    ○雨よけ設備は必須
    ○雨よけ被覆の時期と資材の選択
    3 この時期、必要な防除


    第7章 6月 着色期から収穫期の作業
    (着色管理、適期収穫)
    1 着色、品質向上管理
    ○受光態勢が重要な白肉品種
    ○重なり枝や下垂した枝は誘引
    ○満開3~4週間後に着色を促す新梢管理
    ○反射マルチの効果的な使い方
    ○葉摘みと修正摘果
    2 摘心と花芽の確保
    ○摘心の効果
    ○6月中に基部に5~6芽残して摘心
    ○花芽だけにならないよう注意
    (囲み) 花芽分化に年次間差は少ない
    3 収穫と鮮度保持
    ○適期収穫の目安は満開後日数
    ○収穫は早朝の涼しいなかで
    ○鮮度保持の方法
    4 汚損果、鳥獣害、高温対策
    ○果実汚染の回避に努める
    ○ハクビシン、クマに要注意
    ○高温対策
    ○花芽の異常分化と双子果 ――もう一つの夏の管理



    第8章 おもな病害虫と生理障害

    主要病害の防除ポイント
    1 灰星病
    2 褐色せん孔病
    3 炭そ病
    4 幼果菌核病
    5 芽枯病(高接ぎ病)
    6 樹脂細菌病
    7 根頭がんしゅ病
    8 アルタナリア果実腐敗症(黒斑病)

    主要害虫の防除ポイント
    1 オウトウショウジョウバエ
    2 ウメシロカイガラムシ
    3 果樹カメムシ類
    4 コスカシバ
    5 ハダニ類

    おもな養分欠乏・過剰症の診断と対策
    1 ホウ素欠乏
    2 苦土(マグネシウム)欠乏
    3 カリ過剰症
    4 カリ欠乏症


    第9章 ハウス栽培
    1 狙いと導入の条件
    2 ハウスの構造と設備
    ○構造と被覆フィルム
    ○暖房設備、換気設備、暖房機の保守管理
    3 栽培のポイント
    ○被覆と加温を開始する時期
    ○シアナミド処理による開花の一斉化
    ○有孔マルチによる地温の確保、温度管理
    ○各時期の管理とポイント
    ○連年加温と樹勢低下の対策
  • 出版社からのコメント

    開花結実から収穫まで各栽培管理の基本と、ベースとなる樹づくりのための樹勢診断&調整の実際技術を、山形・山梨共著で解説。
  • 内容紹介

    「基礎からわかる栽培」シリーズ4冊目。初心者、初心に戻って基礎から学び直したいベテラン、栽培の基礎を伝えたい指導者にまで役立つ1冊、というシリーズコンセプトは堅持。
     オウトウは収益性が比較的高く、後継者も安定。リンゴなどメイン果樹との樹種複合も進む。また、自家和合性品種や「山形C12号(やまがた紅王)」「ジュノハート」、「甲斐オウ果6(甲斐ルビー)」といった県オリジナル品種が次々開発されるなど、各産地では生産活性化の期待は大きい。本書では、開花から収穫までわずか2ヵ月しかないオウトウの各栽培管理の基本と、それら管理のベースとなる樹づくりのための樹勢診断&調整の実際技術を、丁寧に解説。併せて、平だなや垣根仕立てなど省力樹形の紹介、課題となっている着色不良、うるみ果など高温障害や病害虫対策も情報を充実。著者は、オウトウ王国山形と暖地の先進県山梨から一人ずつの共著で、この実現はちょっと画期的。

    図書館選書
    開花から収穫まで僅か2ヵ月しかないオウトウの栽培管理の基本と、それら管理のベースとなる樹づくりのための樹勢診断&調整の実際技術を、山形・山梨共著で丁寧に解説。着色不良、うるみ果など高温障害対策も充実。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    富田 晃(トミタ アキラ)
    1962年山梨県生まれ、山梨県果樹試験場栽培部長などを経て現在、富士・東部農務事務所普及指導スタッフ。博士(農学、千葉大学)。主に果樹核果類の栽培研究に従事。山梨科学アカデミー奨励賞、園芸振興松島財団振興奨励賞を受賞

    米野 智弥(ヨネノ トモヤ)
    1965年山形県生まれ、山形県農業総合研究センター園芸農業研究所研究主幹(兼)バイオ育種部長。オウトウの品種開発、気象変動下での結実確保や高温障害を低減する技術開発、省力・軽労的な仕立て方法の研究に従事。園芸学会東北支部研究部門賞を受賞
  • 著者について

    富田 晃 (トミタアキラ)
    山梨県果樹試験場栽培部長などを経て現在、富士・東部農務事務所普及指導スタッフ。農学博士。

    米野智弥 (ヨネノトモヤ)
    山形県農業総合研究センター園芸農業研究所研究主幹(兼)バイオ育種部長。

基礎からわかる おいしいオウトウ栽培 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:農山漁村文化協会
著者名:富田 晃(著)/米野 智弥(著)
発行年月日:2020/11/15
ISBN-10:454019108X
ISBN-13:9784540191084
判型:B5
対象:実用
発行形態:単行本
内容:農林業
言語:日本語
ページ数:131ページ
縦:26cm
横:18cm
厚さ:1cm
他の農山漁村文化協会の書籍を探す

    農山漁村文化協会 基礎からわかる おいしいオウトウ栽培 [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!