失われた「文学」を求めて【文芸時評編】 [単行本]
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失われた「文学」を求めて【文芸時評編】 [単行本]
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失われた「文学」を求めて【文芸時評編】 [単行本]

仲俣 暁生(著・文・その他)
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販売開始日: 2020/10/06
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失われた「文学」を求めて【文芸時評編】 [単行本] の 商品概要

  • 目次

    ■はじめに:文学(へ)のリハビリテーション

    ■文芸時評――失われた「文学」を求めて
    ▼政治を語る言葉を失った日本の小説
      村田沙耶香『コンビニ人間』
      崔実『ジニのパズル』
    ▼単なる政権批判や反原発小説ではなく
      黒川創『岩場の上から』
    ▼「ゾンビ」ではなく「武者」を!
      古川日出男:訳『平家物語』
      羽田圭介『コンテクスト・オブ・ザ・デッド』
    ▼孤軍奮闘で書き継いだ「新しい政治小説」
      星野智幸『星野智幸コレクション』全四巻
    ▼「読む人」「書く人」「作る人」のトライアングル
      長谷川郁夫『編集者 漱石』
      渡部直己『日本批評大全』
    ▼現代におけるフォークロア
      村上春樹『騎士団長殺し』
    ▼ポストモダンの行き止まりとしての「ド文学」
      又吉直樹『劇場』
    ▼「中核市のリアリズム」が出会った王朝物語
      佐藤正午『月の満ち欠け』
    ▼日本を迂回して世界文学へ
      東山彰良『僕が殺した人と僕を殺した人』
    ▼「震災後」の現代文学の見取り図
      限界研:編『東日本大震災後文学論』
      「文藝」二〇一七年・秋季号
    ▼自分自身の場所を確保せよ
      レベッカ・ソルニット『ウォークス――歩くことの精神史』
    ▼迎撃に失敗した昭和・平成の男たち
      橋本治『草薙の剣』
    ▼現代文学の次の「特異点」とは?
      上田岳弘『キュー』
    ▼「パラフィクション」と「ハード純文学」の間に
      佐々木敦『筒井康隆入門』
      小谷野敦『純文学とは何か』
    ▼プロテスタンティズムの精神
      松家仁之『光の犬』
    ▼ポストモダニストの「偽装転向宣言」か?
      いとうせいこう『小説禁止令に賛同する』
    ▼行き場を失った者たちが語る絶望の物語
      星野智幸『焰』
    ▼文芸が存在するかぎり終わることはない戦い
      古川日出男『ミライミライ』
    ▼現代中国のスペキュレイティブ・フィクション
      ケン・リュウ:編『折りたたみ北京――現代中国SFアンソロジー』
    ▼不可視の難民たちと連帯するために
      カロリン・エムケ『憎しみに抗って──不純なものへの賛歌』
      多和田葉子『地球にちりばめられて』
    ▼小説にとっての勇気とフェアネス
      古谷田奈月『無限の玄』
    ▼「震災(後)文学」という枠組みの崩壊
      北条裕子『美しい顔』
    ▼批評が成り立つ場としての「うたげ」
      三浦雅士『孤独の発明――または言語の政治学』
    ▼マンガによる「漫画世代」への鎮魂
      山本直樹『レッド 1969~1972』
    ▼「政治と文学」はいま、いかに語りうるか
      赤坂真理『箱の中の天皇』
    ▼「想像力」よりも「小説的思考力」を
      「新潮」二〇一八年一二月号・特集「差別と想像力」
    ▼ポスト冷戦時代に育った世代の想像力
      ミロスラフ・ペンコフ『西欧の東』
    ▼韓国にとっての「戦後」
      ハン・ガン『すべての、白いものたちの』
    ▼批評家が実作に手を染める時代とは
      陣野俊史『泥海』
    ▼新自由主義からの生還と再起
      マーク・フィッシャー『資本主義リアリズム──「この道しかない」のか?』
      絲山秋子『夢も見ずに眠った。』
    ▼元号や天皇(制)の無意味を語るために
      「文藝」二〇一九年夏季号
      古谷田奈月『神前酔狂宴』
    ▼「改元の後、改元の前」に芥川の幽霊が語ること
      デイヴィッド・ピース『Xと云う患者――龍之介幻想』
    ▼空疎な「日本語文学」論から遠く離れて
      リービ英雄『バイリンガル・エキサイトメント』
    ▼中国大河SFは人類滅亡と革命の夢を見る
      劉慈欣『三体』
    ▼没後二〇年、「妖刀」は甦ったか?
      平山周吉『江藤淳は甦える』
    ▼神町トリロジーの「意外」ではない結末
      阿部和重『Orga(ni)sm』
    ▼タブーなき世界に「愛」は可能か
      ミシェル・ウエルベック『セロトニン』
    ▼森の「林冠」は人類の精神をも解放する
      リチャード・パワーズ『オーバーストーリー』
    ▼寡作な天才SF作家、一七年ぶりの新作
      テッド・チャン『息吹』
    ▼受け手のないところに打たれたノックを拾う
      加藤典洋『大きな字で書くこと』
    ▼友の魂に呼びかける言葉
      崔実『pray human』
    ▼「当事者研究」が投げかける問い
      長島有里枝『「僕ら」の「女の子写真」から わたしたちのガーリーフォトへ』
    ▼政治と文学の乖離を示すシミュレーション小説
      李龍徳『あなたが私を竹槍で突き殺す前に』
    ▼「コロナ後文学」はまだ早い
      パオロ・ジョルダーノ『コロナの時代の僕ら』
      テジュ・コール『苦悩の街』
    ▼国を失ったHirukoたちが〈産み〉だすもの
      多和田葉子『星に仄めかされて』

    ■あとがき
  • 出版社からのコメント

    取り上げた小説は50作品以上!小説の現在と格闘し続けた45カ月!2010年代を俯瞰し2020年代を先読みする最強の文芸時評…
  • 内容紹介

    日本の文芸シーンは現在、まごうことなく沈滞している。だがその沈滞は、小説家が書くべきことを失ったからではない。書くべきことがありながら、そこから目を背けているか、書きうる技能あるいは勇気が欠如しているからだ――。

    政治を語る言葉を失った日本の小説、震災後文学が崩壊した「美しい顔」盗用問題、ポストモダン文学から「ド文学」への退行、新自由主義による〈鬱〉からの〈恢復〉、「新潮45」休刊事件、中国SFの台頭、そしてコロナの時代の文学とは……。批評なき時代に「文学」の未来は存在するのか? 取り上げた小説は50作品以上! 小説の「現在」と格闘し続けた45カ月! 2010年代を俯瞰し2020年代の潮流を先読みする最強の文芸時評かつ小説ガイド!
  • 著者について

    仲俣 暁生 (ナカマタ アキオ)
    評論家・編集者。1964年、東京生まれ。「シティロード」「ワイアード日本版」「季刊・本とコンピュータ」などの編集部を経て、現在はフリーランス。著書に『ポスト・ムラカミの日本文学』(朝日出版社)、『極西文学論―Westway to the world』(晶文社)、『〈ことば〉の仕事』(原書房)、『再起動(リブート)せよと雑誌はいう』(京阪神エルマガジン社)、『失われた娯楽を求めて―極西マンガ論』(駒草出版)など、共編著に『「鍵のかかった部屋」をいかに解体するか』(バジリコ)、『グラビア美少女の時代』(集英社新書)、『ブックビジネス2.0―ウェブ時代の新しい本の生態系』(実業之日本社)、『編集進化論―editするのは誰か?』(フィルムアート社)など。

失われた「文学」を求めて【文芸時評編】 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:つかだま書房
著者名:仲俣 暁生(著・文・その他)
発行年月日:2020/10
ISBN-10:4908624100
ISBN-13:9784908624100
判型:46判
対象:一般
発行形態:単行本
内容:日本文学評論・随筆
言語:日本語
ページ数:344ページ
縦:19cm
横:13cm
厚さ:2cm
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