藪の中・将軍 改版 (角川文庫) [文庫]

藪の中・将軍 改版 (角川文庫) [文庫] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  ある一人の侍が「藪の中」で殺された。犯人と目される盗人、被害者の妻、そして巫女の口を借りて語る被害者。当事者三人の言い分は、それぞれに心理的必然性とリアリティを持ちつつも、決定的に食い違っていく。今昔物語に題を採った最も芥川らしい短篇と言われる「藪の中」を始め、「秋山図」「山鴫」「アグニの神」「俊寛」「将軍」など、様々なテーマやスタイルに挑戦した大正１０年頃の円熟期の作品１７篇を収録。

• 内容（「BOOK」データベースより）

  秋山図；山鴫；奇怪な再会；アグニの神；妙な話；奇遇；往生絵巻；母；好色；藪の中；俊寛；将軍；神々の微笑；雑筆；世の中と女；売文問答；仏蘭西文学と僕

• 出版社からのコメント

  教科書でおなじみの「藪の中」等、円熟した技巧と多彩なテーマが光る17篇

• 内容紹介

  『今昔物語』を典拠に、真実の不確かさを巧みな構成で鮮やかに提示した「藪の中」、神格化された一将軍の虚飾を剥ぐ「将軍」等、様々なテーマやスタイルに挑戦した大正10年頃の円熟期の作品17篇を収録。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  芥川 龍之介(アクタガワ リュウノスケ)
  明治２５（１８９２）年東京生まれ。東大在学中に豊島与志雄や菊池寛らと第三次「新思潮」を発刊。大正５（１９１６）年に発表した「鼻」が夏目漱石に激賞され、続く「芋粥」「手巾」も好評を博す。後年は、厭世的人生観に拠った作品を手がけ、また小説の「筋」をめぐり谷崎潤一郎との文学論争に至った。昭和２（１９２７）年、「ぼんやりした不安」から睡眠薬自殺。遺稿は「歯車」「或阿呆の一生」など

• 著者について

  芥川　龍之介 (アクタガワ　リュウノスケ)
  1892年東京生まれ。母の実家・芥川家で養育され、一高を経て東京帝大英文科を卒業。在学中に「新思潮」創刊に参加、また「羅生門」を発表して注目を集め、「鼻」は夏目漱石の絶賛を受ける。多彩な題材をもとに小説の技術的洗練と形式的完成を追求したが、1927年睡眠薬自殺。

藪の中・将軍 改版 (角川文庫) [文庫] の商品スペック