地方公立進学高校の受験指導―ミクロレベルから見る文化-認知的制度の確立と変容 [単行本]
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地方公立進学高校の受験指導―ミクロレベルから見る文化-認知的制度の確立と変容 [単行本]

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出版社:東洋館出版社
販売開始日: 2020/10/23
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地方公立進学高校の受験指導―ミクロレベルから見る文化-認知的制度の確立と変容 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    地方公立進学高校の教師には、大都市圏との「教育格差」縮小という使命が与えられてきた。大学進学熱が高まる1990年代、公立でありながらトップクラスの受験結果を残すことを課せられた教師は、どのように「進学校」制度を確立したのか。受験結果を教師が請け負う「受験請負指導」が、「進学校」制度として確立・変容する様子を描く。新制度派組織論をもとに、教師の行為を理解する新たな枠組み「文化‐認知的制度モデル」を提示する。
  • 目次

    【序章】
    高校教師の行為はいかに理解できるのか 005

    第1節 「地方公立進学高校制度」の制度化 008
    第2節 「地方公立進学高校制度」の変容 020
    第3節 高校教師の行為を理解する新たな説明図式 022
    第4節 「文化-認知的制度モデル」と新制度派組織社会学 025
    第5節 本研究の方法および調査概要 028
    第6節 本研究の構成と各章の概要 039

    Ⅰ.理論編 048

    【第1章】
    高校教師の行為を形作る認知的枠組み概念の検討 049

    第1節 日本の学校組織研究 050
    第2節 日本の教育社会学における教師研究 055
    第3節 組織論の動向 069

    【第2章】
    新制度派組織社会学における分析概念の検討 077

    第1節 制度化のプロセス 078
    第2節 脱制度化のプロセス 081
    第3節 1990年以降の新制度派組織社会学が想定するアクター像 086

    Ⅱ.分析編98

    【第3章】
    東北地方A県における受験指導重点化施策 99

    第1節 施策以前の公立進学高校を取り巻く制度的環境 101
    第2節 受験請負指導をルールとする制度的環境の成立 103

    【第4章】
    X高校の受験請負指導の確立と継承 109

    第1節 受験請負規範の強化 111
    第2節 受験請負指導を構成する規範 119
    第3節 受験請負指導の制度化過程 123

    【第5章】
    Y高校への普及と「地方公立進学高校制度」の完成 127

    第1節 Y高校の「進学校化」 129
    第2節 新たな受験指導の確立 130
    第3節 Y高校の旧制度への埋め込み 133
    第4節 X高校の受験請負指導の普及 134
    第5節 制度的移植者としての教師 138

    【第6章】
    「地方公立進学高校制度」の脱制度化と帰結 143

    第1節 連携制度の脱制度化:2000年代後半 144
    第2節 放課後確保制度の脱制度化と守護者の減少:2010年代前半 147
    第3節 中核的制度と補助的制度を決定する要因 150
    第4節 変容する「地方公立進学高校制度」の帰結 153

    【終章】
    「文化-認知的制度モデル」の提示と「地方公立進学高校制度」の行方 159

    第1節 分析結果の概要 160
    第2節 高校教師の行為を理解する「文化-認知的制度モデル」の提示 165
    第3節 「地方公立進学高校制度」の行方 170

    引用文献一覧179
    初出一覧184
    あとがき187
  • 内容紹介

    地方公立進学高校の教師には、大都市圏との「教育格差」縮小という
    使命が与えられてきた。
    大学進学熱が高まる1990年代、公立でありながらトップクラスの受験結果を
    残すことを課せられた教師は、どのように「進学校」制度を確立したのか。
    受験結果を教師が請け負う「受験請負指導」が、「進学校」制度として
    確立・変容する様子を描く。
    新制度派組織論をもとに、教師の行為を理解する新たな枠組み
    「文化-認知的制度モデル」を提示する。


    ●構成

    序章 高校教師の行為はいかに理解できるのか

    【Ⅰ 理論編】
    第1章 高校教師の行為を形作る認知的枠組み概念の検討
    第2章 新制度派組織社会学における分析概念の検討

    【Ⅱ 分析編】
    第3章 東北地方A県における受験指導重点化施策
    第4章 X高校の受験請負指導の確立と継承
    第5章 Y高校への普及と「地方公立進学高校制度」の完成
    第6章 「地方公立進学高校制度」の脱制度化と帰結

    終章 「文化-認知的制度モデル」の提示と「地方公立進学高校制度」の行方
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    中村 知世(ナカムラ チヨ)
    中村(冨田)知世。1987年生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了(2019年、教育学博士)。日本学術振興会特別研究員を経て、大月市立大月短期大学経済科准教授。専攻:教育社会学。主要業績:「公立進学高校の授業時間配分と正当性」『子ども社会研究』20号(日本子ども社会学会、20周年記念論文・優秀論文賞受賞、2014年)など
  • 著者について

    中村知世 (ナカムラ チヨ)
    中村(冨田)知世(なかむら・ちよ)
    東京大学大学院教育学研究科博士課程修了(2019年、教育学博士)。
    日本学術振興会特別研究員を経て、大月市立大月短期大学経済科准教授。専攻は教育社会学

地方公立進学高校の受験指導―ミクロレベルから見る文化-認知的制度の確立と変容 の商品スペック

商品仕様
出版社名:東洋館出版社
著者名:中村 知世(著)
発行年月日:2020/09/30
ISBN-10:4491042756
ISBN-13:9784491042756
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:教育
言語:日本語
ページ数:190ページ
縦:22cm
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