国家と自由の法理論―熟議の民主政の見地から [単行本]
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国家と自由の法理論―熟議の民主政の見地から [単行本]

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出版社:岩波書店
販売開始日: 2020/11/27
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国家と自由の法理論―熟議の民主政の見地から [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    著者の「国家と自由」をめぐる基礎理論的研究を集成。ハーバーマス、ケルゼン、シミュット、アレクシーといったドイツの思想家、国法学者たちの国家観を検討。熟議の民主政の視座に立って、国家と憲法の関係、表現の自由をめぐる諸問題を探究する。
  • 目次




    Ⅰ ハーバーマスをめぐって

    第一章 ハーバーマスの法理論と憲法論
      一 『事実性と妥当』の構造と本章の課題設定
      二 システム分化した社会における法の役割
      三 『事実性と妥当』における法の位置づけ
      四 ハーバーマスにおける手続主義的、プロジェクト的憲法
      五 国際法理論の困難

    第二章 主権と平和--インゲボルク・マウス、そしてハーバーマス
      はじめに
      一 対共同体主義--法は異常事態を規律する
      二 対ハーバーマス--国民主権論は国民を信じない
      三 対人道的介入--未来への信念
      四 抵抗の論理としての主権?
      五 ハーバーマスの人道的介入正当化論への対応

    第三章 国家の時代の終わり?
      一 「知識人の悲劇」と「悪の陳腐さ」
      二 シュミットにとっての「国家の終わり」
      三 シュミットの罠
      四 世界史は動かない--国家と公法学の責任について

    第四章 ロールズとハーバーマスにおける宗教と政治
      はじめに
      一 ロールズの「政治的リベラリズム」
      二 「公共的理由」と政治的言説からの宗教の排除
      三 論文「公共的理由の理念再訪」での修正
      四 ロールズの自説修正の評価
      五 ハーバーマスの「2トラック(two-track)民主政」論
      六 ハーバーマスの「制度的な翻訳の但し書」論
      七 ハーバーマスの「但し書」の評価
      おわりに

    第五章 アレント理論における法
      はじめに
      一 アレント理論における法の意義
      二 全体主義の経験と実定法の価値
      三 評議会制と自由の空間



    Ⅱ ケルゼンをめぐって

    第六章 「旧ヨーロッパ的」あるいは「実存主義的」ケルゼン--ホルスト・ドライアーのケルゼン研究に依りつつ
      一 ケルゼンと「旧ヨーロッパ的問題設定」
      二 根本規範論の謎
      三 ドライアーによる「実存主義的」ケルゼン理解
      四 純粋法学と民主政論の「内的な構成連関」
      五 個人の自由への「世界史的」期待
      六 ドライアーのケルゼン理解への疑問
      七 根本規範論の法学にとっての意義
      八 「擬制」としての根本規範論と法学の「必要性」

    第七章 アレクシーとケルゼンはどう異なるのか--法学における視点選択の意義について
      一 アレクシーとケルゼンは、観察者の視点からの法理解においては一致している
      二 参加者の視点の学問的価値についての意見の相違
      三 ケルゼンはどのようにして法を認識するのか--根本規範の意味
      四 参加者の視点はどうやって正当化されるのか--法存在の道徳的価値
      五 両法理論家の相違についての見解

    第八章 自由「濫用」の許容性について
      一 ワイマールの教訓? ワイマールの偉大さ?
      二 ワイマール時代の共和国擁護法制
      三 「たたかう民主制」の現状
      おわりに


    第九章 政党と討議民主主義
      一 討議民主主義論における政党論の不在
      二 討議民主主義と接続できる(できない)政党観
      三 民主政における政党の機能との調和



    Ⅲ 国家論二篇--中間総括として

    第一〇章 消極国家とはどんな国家か--シュミットとハイエク
      はじめに
      一 ショイヤーマンによるシュミット・ハイエク比較
      二 「民主主義者」ハイエク
      三 シュミットの質的全体国家
      四 中間考察
      五 「真の民意」の形成
      小 括

    第一一章 憲法の前提としての国家と憲法による国家統合
      はじめに
      一 国家イコール法秩序--ハンス・ケルゼン
      二 憲法の前提としての国家--カール・シュミット
      三 国家統合のための憲法から憲法による国家統合へ--ルドルフ・スメントと「スメント学派」
      四 憲法パトリオティズムと国家--ユルゲン・ハーバーマス
      五 今日の憲法学における国家



    Ⅳ 表現の自由・再論

    第一二章 表現の自由--最初は大きな話から
      一 表現の自由論は「大きな憲法論」なのか?
      二 「小さな司法」適合的な理論構築の可能性
      三 表現の自由論はやはり「大きな」話ではないか
      四 内容に基づく規制原則禁止の確立のために

    第一三章 表現の自由と民主政--萎縮効果論に着目して
      一 放送事業者の「萎縮」をめぐって
      二 萎縮効果への配慮がなぜ必要か
      三 公権力と社会的圧力との結びつきによる萎縮
      四 監視による萎縮と同調
      まとめに代えて

    第一四章 表現の自由と選挙権の適切な関連づけのために
      一 問題の所在
      二 他者の意思への服従としての議論--ルソー
      三 他者の意思への服従としての選挙--サルトル
      四 表現の自由行使による現状超越と選挙の象徴的意味

    第一五章 ヘイトスピーチの法的規制について--アメリカ・ドイツの比較法的考察
      はじめに
      一 アメリカの法状況
      二 ドイツの法状況
      三 両国の比較と日本への示唆


    初出一覧
    索 引
  • 出版社からのコメント

    ハーバーマス、ケルゼン、アレクシー等、ドイツの思想家たちの国家観を検討し、憲法の基礎理論を探究。
  • 内容紹介

    「国家と自由」についての基礎理論的研究を中心に編まれた、『表現の自由』(人権論)、『統治機構の憲法論』(統治機構論)に続く論文集。ハーバーマス、ケルゼン、シュミット、アレクシーといったドイツの思想家、国法学者たちの国家観を検討し、国家と憲法の関係、個人の自由と民主政との連関等を探究する。
  • 著者について

    毛利 透 (モウリ トオル)
    毛利 透(もうり とおる)
    1967年京都府に生まれる。1989年東京大学法学部卒業。現在、京都大学教授(公共政策連携研究部・法学研究科)。著書に、『民主政の規範理論――憲法パトリオティズムは可能か』(勁草書房)、『表現の自由――その公共性ともろさについて』(岩波書店)、『統治構造の憲法論』(岩波書店)、『憲法Ⅰ・Ⅱ[第2版]』(共著、有斐閣)など。

国家と自由の法理論―熟議の民主政の見地から [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:岩波書店
著者名:毛利 透(著)
発行年月日:2020/11/25
ISBN-10:4000229745
ISBN-13:9784000229746
判型:A5
対象:一般
発行形態:単行本
内容:法律
言語:日本語
ページ数:384ページ
縦:22cm
横:15cm
厚さ:3cm
重量:620g
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