海外引揚の研究―忘却された「大日本帝国」 [単行本]
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海外引揚の研究―忘却された「大日本帝国」 [単行本]

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出版社:岩波書店
販売開始日: 2020/11/14
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海外引揚の研究―忘却された「大日本帝国」 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    植民地や占領地に暮らしていた300万人を超える民間人の引揚経験は、戦後長らく忘却・封印されてきた。国内外の一次資料を用いた国内政治過程、国際政治要因からの実態解明と、引揚者の手記や聞き取り調査などを用いた戦後社会と引揚者との関係解明とをあわせて行い、海外引揚の全容と、日本の脱植民地化の特質を明らかにする。
  • 目次

    序 章 海外引揚研究の意義
     第1節 問題の所在
     第2節 海外引揚研究の現状
     第3節 本書の構成と狙い

    第1章 「大日本帝国」の崩壊と海外引揚問題の発生
     問題提起
     第1節 ポツダム宣言受諾と現地定着方針
     第2節 東久邇宮内閣と残留日本人引揚問題の迷走
     第3節 米国の対中政策転換と残留日本人引揚の実現
     小括

    第2章 満洲国崩壊と在満日本人引揚問題--満洲
     問題提起
     第1節 ソ連参戦をめぐる関東軍・日本政府の迷走
     第2節 ソ連軍占領下の在満日本人社会の混乱
     第3節 定着と引揚のあいだ
     第4節 国民政府軍の進駐と在満日本人送還の開始
     小括

    第3章 引揚体験にみる脱植民地化の特異性--台湾・中国本土
     問題提起
     第1節 平穏な「敗戦」下の台湾
     第2節 台湾社会の混乱と引揚の開始
     第3節 支那派遣軍の降伏と戦争責任
     第4節 台湾引揚者団体の結成と戦後日台関係
     小括

    第4章 ソ連の北東アジア政策と日本人引揚問題--大連・北朝鮮・南樺太
     問題提起
     第1節 ソ連軍政下の日本人労働組合と大連引揚
     第2節 朝鮮半島の分断と北朝鮮引揚問題
     第3節 ソ連の南樺太領有と樺太引揚
     小括

    第5章 救護から援護へ--京城日本人世話会と引揚者団体
     問題提起
     第1節 京城日本人世話会と南朝鮮引揚
     第2節 在外同胞援護会救療部にみる引揚者応急援護活動の展開
     第3節 引揚定着援護事業への転換と引揚者団体の変容
     小括

    第6章 引揚体験の記憶化と歴史認識--満洲引揚者の戦後史
     問題提起
     第1節 個人のなかの満洲体験--高碕達之助と平島敏夫
     第2節 「満洲」と「満洲国」をめぐる歴史認識--『満州開発四十年史』
     第3節 「敗者」と「勝者」の歴史認識--『満洲国史』
     第4節 悲劇と怨嗟の歴史認識--『満洲開拓史』
     小括

    第7章 慰霊と帝国--表象された引揚体験
     問題提起
     第1節 引揚港をめぐる記憶と表象
     第2節 引揚犠牲者をめぐる「殉難」と「慰霊」
     第3節 樺太引揚にみる「故郷」と「異郷」
     小括

    終 章 「大日本帝国」の清算と東アジアの脱植民地化
     総括と展望
     第1節 未完となった「大日本帝国」の清算
     第2節 第二次世界大戦によるユーラシア大陸の民族変動
     第3節 戦後世界の脱植民地化と国民国家再編
     海外引揚研究の可能性-- 一国史を超えて


    あとがき

    資料文献一覧
    索引
  • 出版社からのコメント

    三〇〇万人を超える海外引揚の全容と戦後日本の脱植民地化の特質を、国内外の一次資料を基に解明する。
  • 内容紹介

    植民地や占領地に暮らしていた三〇〇万人を超える民間人の引揚経験は、戦後長らく忘却・封印されてきた。国内外の一次資料を用いた国内・国際の政治要因からの実態解明と、引揚者の手記や聞取り調査などを用いた戦後社会と引揚者との関係解明とをあわせ行い、海外引揚の全容と、日本の脱植民地化の特質を明らかにする。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    加藤 聖文(カトウ キヨフミ)
    1966年愛知県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。大和証券に勤めた後、早稲田大学大学院文学研究科史学(日本史)専攻博士後期課程単位取得退学。現在、人間文化研究機構国文学研究資料館准教授。専門は、日本近現代史・東アジア国際関係史・アーカイブズ(歴史記録)学
  • 著者について

    加藤 聖文 (カトウ キヨフミ)
    加藤聖文(かとう きよふみ)
    1966年愛知県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。大和証券に勤めた後、早稲田大学大学院文学研究科史学(日本史)専攻博士後期課程単位取得退学。現在、人間文化研究機構国文学研究資料館准教授。
    専門は、日本近現代史・東アジア国際関係史・アーカイブズ(歴史記録)学。
    主な著書に『「大日本帝国」崩壊――東アジアの1945年』(中公新書、2009年)、『満蒙開拓団――虚妄の「日満一体」』(岩波現代全書、2017年)、『国民国家と戦争――挫折の日本近代史』(角川選書、2017年)、『満鉄全史―「国策会社」の全貌』(講談社学術文庫、2019年)、『満鉄経済調査会と南郷龍音――満洲国通貨金融政策史料』(共編、社会評論社、2004年)、『史料満鉄と満洲事変――山﨑元幹文書』(全2巻、共編、岩波書店、2011年)など。

海外引揚の研究―忘却された「大日本帝国」 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:岩波書店
著者名:加藤 聖文(著)
発行年月日:2020/11/12
ISBN-10:4000614347
ISBN-13:9784000614344
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:日本歴史
言語:日本語
ページ数:336ページ
縦:22cm
横:15cm
厚さ:3cm
重量:560g
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