くじら屋敷のたそがれ [単行本]

くじら屋敷のたそがれ [単行本] の 商品概要

• 目次

  プロローグ
  第１章　　　　　ようこそ島へ
  第２章　水上二足歩行について
  第３章　　　　東部海岸の人々
  第４章　　くじら屋敷の猫たち
  第５章　　　　　　絶滅危惧種
  第６章　たそがれのサーカス団

• 出版社からのコメント

  世界の果てに浮かぶ奇妙な島。島に行った夫から送られてきた１冊のノート。魂の救済を待つ島に黄昏は訪れるか？甘美な夢と綺想の書。

• 内容紹介

  甘美な夢と綺想の書
  
  世界の果てに浮かぶ奇妙な島。島に行ってしまった夫から送られてきた１冊のノート。妻は〈水上二足歩行者〉になろうと決意する。〈くじら屋敷〉に棲む猫は、「百年前からおまえを待っていたんだぜ」と少女に囁き、少女は猫に食いちぎられたいと胸を焦がす。魂の救済を待つこの島に、本当のたそがれは訪れるのか？

• 著者について

  原葵 (ハラアオイ)
  早稲田大学第一文学部仏文学専修課程卒業。著書に「野猿伝説」（思潮社）、「遠近法の書」（思潮社）、「猫の生活読本」（主婦と生活社）、「変装術師の娘」（沖積舎）、「マッカナソラトビーとんだ」（青弓社）、「裏地とボタン商会の猫」（以心社）など。訳書にダンセイニ「影の谷物語」（筑摩書房）、ダンセイニ「ヤン川の舟唄」（国書刊行会）、ダンセイニ「エルフランドの王女」（沖積舎）など。日本現代詩人会会員。

くじら屋敷のたそがれ [単行本] の商品スペック