挑発する軍記 [単行本]
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挑発する軍記 [単行本]

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出版社:勉誠社
販売開始日: 2020/10/13
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挑発する軍記 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    「暴力」と「愛」と―「いくさ」を描く物語はなにを我々に伝えているのか。大量の血と首、首のないむくろ、切り落とされた手、切腹して折り重なる死骸。愛のために生き、そして死んでいった親子や夫婦、主従たち。『平家物語』『太平記』などに代表される「いくさ」を描いた物語は、いまなお、なぜ読まれ、語り継がれていくのか。「死」と「生」の物語のもつ魅力と意義、そして可能性をあざやかに解き明かす。
  • 目次

    はじめに
    主要使用テクスト

    第一部 いくさの表象
    第一章 軍記と暴力
      一 フー=チュ=リの処刑
      二 千任の処刑
      三 『後三年合戦絵詞』あるいは『後三年記』
      四 『後三年合戦絵詞』の世界
      五 軍記の暴力表象
      六 緩慢な死
      七 悪魔的暴力
      八 悲劇の効能
      九 『後三年合戦絵詞』の価値
    第二章 『平家物語』という祝祭
      一 戦争という祝祭
      二 法住寺合戦
      三 モックキング
      四 見世物・笑い・装飾
      五 グロテスク
      六 アブジェクシオン
      七 共同体の物語
    第三章 いくさと少年たち
      一 物語
      二 千世童子
      三 十三歳
      四 「美しさ」と「健気さ」と「生への可能性」
      五 勢多伽と六代
      六 三条河原の公開処刑
      七 「死の欲動」

    第二部 愛の表象
    第一章 『平家物語』の語る愛
      一 物語の効能
      二 六代と若宮
      三 六代と若宮から成親と俊寛へ︑そして維盛へ
      四 凡庸な物語
      五 維盛から宗盛へ
      六 維盛から小宰相へ
      七 怪我の功名
    第二章 残された女の物語
      一 出家するか身を投げるか
      二 小宰相
      三 出家
      四 入水
      五 曾我兄弟の母
      六 再婚
      七 小宰相と曾我兄弟の母
      八 小宰相と虎
      九 おわりに

    第三部 知の様相
    第一章 慈光寺本『承久記』は嘆かない
      一 「文学」的価値
      二 慈光寺本『承久記』
      三 王の敗北
      四 慶事
      五 四劫と三千仏
      六 『愚管抄』
      七 『水鏡』
      八 危機
      九 歴史の語り方
      十 したたかな人々
      十一 不遜な発言
      十二 慈光寺本の価値
    第二章 『太平記』の「知」
      一 認知の様式としての物語
      二 批評精神
      三 議論する人々
      四 「結論」のない議論
      五 「次での才覚」
      六 『太平記』のカオス
      七 カオスの価値

    第四部 英雄の誕生
    第一章 野蛮と純朴
      一 プリミティビズム
      二 叛臣
      三 野人
      四 英雄
      五 ロマンティスト
      六 運命にあらがう人
    第二章 時勢と英雄
      一 叛逆英雄
      二 伝記の時代
      三 ロマン的英雄へ
      四 道徳的英雄へ
      五 扱いにくい叛逆者たち
      六 帝国軍人の祖へ
      七 革命の英雄へ
      八 英雄なき世界

    第五部 教室の『平家物語』
    第一章 何のために?―『平家物語』群読の危うさ―
      一 群読
      二 感動
      三 訓練
      四 本質との邂逅
      五 『平家物語』である理由
      六 危うさ
      七 まとめ
    第二章 『平家物語』に惚れさせない
      一 古典からの解放
      二 古典に惚れさせない
      三 「木曾最期」の戦前
      四 「木曾最期」の戦後
      五 「木曾最期」の現在
      六 木曾義仲と廣瀬武夫
      七 「木曾最期」に惚れさせない
      八 「能登殿最期」に惚れさせない
      九 「自他の生命を尊重する精神」

    おわりに
    初出一覧
    索 引
  • 出版社からのコメント

    「暴力」と「愛」と―
    「いくさ」を描く物語はなにを我々に伝えているのか
  • 内容紹介

    大量の血と首、首のないむくろ、切り落とされた手、切腹して折り重なる死骸。
    愛のために生き、そして死んでいった親子や夫婦、主従たち。
    『平家物語』『太平記』などに代表される「いくさ」を描いた物語は、いまなお、なぜ読まれ、語り継がれていくのか。
    「死」と「生」の物語のもつ魅力と意義、そして可能性をあざやかに解き明かす。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    大津 雄一(オオツ ユウイチ)
    1954年生まれ。早稲田大学教育・総合科学学術院教授。博士(文学)。専門は、日本中世文学。軍記全般を対象とする
  • 著者について

    大津雄一 (オオツユウイチ)
    1954年生まれ。早稲田大学教育・総合科学学術院教授。博士(文学)。専門は、日本中世文学。軍記全般を対象とする。
    著書に、『軍記と王権のイデオロギー』(翰林書房、2005年)、『北条五代記』(共著、勉誠出版、1998年)、新編日本古典文学全集『曾我物語』(共著、小学館、2002年)、『平家物語大事典』(共編、東京書籍、2010年)、『『平家物語』の再誕―創られた国民叙事詩』(NHK出版、2013年)、『戦国武将逸話集 訳注『常山紀談』』(全四巻、共訳注、勉誠出版、2010~2018年)などがある。

挑発する軍記 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:勉誠出版
著者名:大津 雄一(著)
発行年月日:2020/10/20
ISBN-10:4585222928
ISBN-13:9784585222927
判型:B6
発売社名:勉誠出版
対象:教養
発行形態:単行本
内容:日本歴史
言語:日本語
ページ数:360ページ ※345,15P
縦:20cm
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