基礎適応制御―理論、実装、応用 [単行本]
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基礎適応制御―理論、実装、応用 [単行本]

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出版社:コロナ社
販売開始日: 2020/12/01
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基礎適応制御―理論、実装、応用 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    制御対象の特性変動や不確定性に対応して制御装置の特性を積極的に変化させることで、制御系の安定性や制御性能の向上を図る能動的手法。この適応制御系のシステム構成をその基礎から、設計法の展開、実システムへの応用例に至るまでを幅広く解説。
  • 目次

    1.はじめに
    1.1 本書の構成
    1.2 適応制御系の位置づけ
    1.3 アドバンスト制御としての「適応制御系」
    1.4 適応機能の実現から見た「適応制御系」

    2.適応制御の原理と方式
    2.1 ゲインスケジューリング制御系
    2.2 モデル規範形適応制御系(MRACS)
    2.3 セルフチューニングレギュレータ(STR)

    3.適応系における安定性理論と正実関数の役割
    3.1 リアプノフの直接法
    3.2 ポポフの超安定論
    3.3 正実性の条件と正実性の補題

    4.適応則の導出と誤差モデル
    4.1 連続時間適応則の導出
    4.2 離散時間適応則の導出

    5.適応制御系の基本設計法
    5.1 連続時間モデル規範形適応制御系の設計法
    5.2 離散時間モデル規範形適応制御系の設計法
    5.3 最小分散形セルフチューニングレギュレータの設計法
    5.4 MRACSとSTRの関係
    5.5 適応制御系の理論的安定性と適応機構

    6.設計法の展開
    6.1 非最小位相系に対する適応制御系の設計法
     6.1.1 適応観測器を用いた連続時間適応極配置制御系の設計法
     6.1.2 連続時間系の離散時間モデルと零点
     6.1.3 離散時間適応極配置制御系の設計法
     6.1.4 一般化最小分散制御方式と組み合わせた適応制御系
    6.2 離散時間モデルの再検討と適応制御系の設計
     6.2.1 δモデルに基づく適応制御系の設計
     6.2.2 極限零点モデルに基づく適応制御系の設計
     6.2.3 近似離散時間モデルの特性とむだ時間+ARモデル
    6.3 外乱を考慮した適応制御系の設計法
     6.3.1 確定外乱の存在と適応アルゴリズムの修正
     6.3.2 不感帯をもつ適応アルゴリズム
     6.3.3 推定パラメータの存在領域を制限する適応アルゴリズム
     6.3.4 適応アルゴリズムの動特性を修正する手法
     6.3.5 外乱の存在下での適応アルゴリズムの安定性
     6.3.6 内部モデル(積分器)の導入による外乱の抑制
     6.3.7 フィードバックループの追加による外乱の抑制
     6.3.8 フィードバックループ修正と外乱抑制フィルタを併用した手法
     6.3.9 外乱特性を推定する手法
    6.4 むだ時間と適応制御系の設計法
     6.4.1 プラントの入力表現に基づく離散時間モデル規範形適応制御系の設計法とその未知むだ時間系への拡張
     6.4.2 むだ時間推定を含む最小分散形セルフチューニングレギュレータ
     6.4.3 プラントの分解表現を用いた未知むだ時間非最小位相系に対する離散時間モデル規範形適応制御系の設計法
    6.5 非線形系に対する適応制御系の設計法

    7.基礎適応制御手法の実システムへの応用例
    7.1 サーボ系への応用例
    7.2 冷凍プロセスへの応用例
    7.3 非線形適応制御手法のDDロボットへの応用例

    8.適応制御理論と実装の間
    8.1 理想状態の適応制御系とその実現
    8.2 シミュレーションによる評価と限界
    8.3 適応制御装置実現における問題点と対策
     8.3.1 制御系の構造と実現問題
     8.3.2 連続時間適応制御系の実現
     8.3.3 離散時間適応制御系の実現
     8.3.4 制御系実現における時間管理
     8.3.5 適応制御における信号処理
    8.4 応用例における諸問題への対処例
    8.5 過去に製品化された適応制御装置の例
    8.6 基礎適応制御理論の実装から応用のガイドラインへ

    9.基礎適応制御理論応用のガイドラインとケーススタディ
    9.1 適応制御系の設計とその指針
    9.2 適応制御における設計仕様とその制限
    9.3 制御対象のモデルとその有効範囲
    9.4 適応制御における制御則の選定
    9.5 パラメータ推定アルゴリズムの選定
    9.6 適応制御系の実装手法
    9.7 ケーススタディ
     9.7.1 ばね成形機の制御問題
     9.7.2 ばね成形機の加工機構
     9.7.3 製品長変動要因の解析
     9.7.4 制御用時系列モデルの作成
     9.7.5 最小分散制御系の設計
     9.7.6 適応最小分散制御系の設計と実機への応用

    10.基礎適応制御理論の今後の展開可能性と限界
    10.1 設計理論の新潮流
    10.2 安定性解析の考え方と「適応制御」
    10.3 適応制御系実装の変遷と今後の可能性

    付録A 信号ベクトルのP.S.性と入出力信号の周波数成分について
    付録B 状態変数フィルタと制御対象の非最小実現
    付録C 連続時間モデル規範形適応制御系の漸近安定性
    付録D 離散時間モデル規範形適応制御系の漸近安定性
    付録E 外乱に対する不感帯の設計と安定性
    付録F 適応制御システムのシミュレーション

    おわりに
    引用・参考文献
    索引
  • 出版社からのコメント

    適応制御理論の代表的手法を,理論,実装,応用の観点から,その発展経緯も含めて解説。
  • 内容紹介

    第1章では,適応制御の位置づけをロバスト制御との対比を含めて紹介し,現在の制御理論研究のなかで適応制御手法がどのような考え方に基づいてその機能の実現を目指しているかを紹介する.
    第2章では,広い意味での適応制御に含まれる代表的な考え方と原理的な構造や実現方法を制御系の構成を示す図や,基本的な式を使って説明する.
    第3章では,制御を実施中に実時間で制御系のパラメータが変化する適応制御系の安定性がどのような理論によって保証可能かを,非線形系を対象とする2種類の安定性理論と関連付けて説明する.また,正実性の条件についても示す.
    第4章では,安定性理論に基づいて,その安定性が証明された制御パラメータの実時間修正アルゴリズムの基本を連続時間系と離散時間系について導出する.
    第5章では,適応アルゴリズムと組み合わせることで,実際に制御対象のパラメータが未知な場合に適用可能な制御系の構成法を連続時間,離散時間,そして確率的外乱が存在する場合に対して示す.
    ここで紹介した手法は,理想状態では制御対象のパラメータが全く未知であっても,常に制御目的が完全に達成できる特性を持っているが,その理論には多くの制御工学的仮定があり,そのままでは多くの現実的状況に対応が難しいことが分かる.
    そこで,基礎的な設計手法が完成後,多くの研究者が,より実際的な状況に適用可能なように基礎手法を発展させた経過を次章で紹介する.
    第6章では,まず「最小位相性」という問題を解決する手法を取り上げる.
    本書で取り上げている適応制御手法は「モデルベースト制御」の考え方に基づいているが,当初仮定したモデルを前提とした問題の解決法だけでなく,適応制御に適したモデル構造についても検討する.
    次に,制御を実施する場合に必ず問題となる「外乱」を適応制御ではどのように扱ってきたか,また「むだ時間」に対する対象方法,非線形の制御対象に対する適応制御系の設計手法の例などを紹介する.
    第7章では,基礎的な手法であっても,適用対象との組み合わせを考慮すると適応制御手法が応用においても有効であった例を示す.しかし,これらの成功例は特定の対象を選び,対象に対応した適応制御系を実装したものであり,基礎的適応制御手法が一般的に有効であることの証明には不十分である.そこで,次章では適応制御手法を実用化しようとした場合,共通的に考慮すべき実装上の注意をまとた.
    第8章では,Matlabのようなツールが身近になった現在であっても,理論をその本質的性質を保ったまま応用するのに必要な実装上の注意点をまとめた.この点は重要で,安易な実装は適応制御手法に限らず高性能を実現しうる理論の評価を誤る原因になることに注意する必要がある.
    第9章では前章で述べた実装上の注意点を,適応制御応用の際のガイドラインとしてまとめ,それにそって適応制御の一手法を産業用機械に応用して成果を上げた例も示す.
    第10章では基礎的な適応制御手法を基に発展した,理論や実装,応用の今後の可能性,そして限界についても述べる.

    図書館選書
    1980年代に確立された適応制御理論の代表的手法を取り上げ,その基礎理論,応用上の問題を解決する設計法の拡張,応用に先立つ実装手法やその注意点,応用例とその有効性まで広く解説し,理論的発展や将来の展望も述べた。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    水野 直樹(ミズノ ナオキ)
    1978年名古屋工業大学工学部機械工学科卒業。1980年名古屋工業大学大学院修士課程修了(生産機械工学専攻)。1980年名古屋工業大学助手。1984年名古屋工業大学講師。1986年工学博士(名古屋大学)。1987年名古屋工業大学助教授。2002年名古屋工業大学教授。2003年名古屋工業大学大学院教授

基礎適応制御―理論、実装、応用 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:コロナ社
著者名:水野 直樹(著)
発行年月日:2020/12/16
ISBN-10:4339032352
ISBN-13:9784339032352
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:機械
言語:日本語
ページ数:191ページ
縦:21cm
横:15cm
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