恋するサル―類人猿の社会で愛情について考えた [単行本]
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恋するサル―類人猿の社会で愛情について考えた [単行本]

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出版社:CEメディアハウス
販売開始日: 2020/12/02
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恋するサル―類人猿の社会で愛情について考えた [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    伝説の飼育員が見た…男女の愛。血を超えた親子の愛・種を超えた愛。
  • 目次

    ■はじめに
    ■第1章 動物園という社会
    私たちみな、類人猿/この地球に類人猿は何頭いる?/40年前の動物園、いまの動物園/職人気質の男社会/ワシントン条約が意識を変えた/散らかっていたゴリラの聖地/動物福祉と環境エンリッチメント/動物を退屈させたくないけれど/介護問題と安楽死/上野はタンチョウ、ゴリラはフランクフルト?
    ■第2章 ゴリラの愛
    ほんの小さな「森の巨人」/病んでテレビを見るゴリラ/京都の看板娘とブルブル/ゴリラが好きなゴリラ、ヒトが好きなゴリラ/もどかしい恋にはお酒の力?/気のいいトヨコの受難/ブルブルからのプレゼント/希少種の繁殖を目指す「ズーストック計画」/上野にゴリラが大集合/ハンガーストライキとツナパン/メスの尻に敷かれるオス/思いやりがあるオス/ブルブルの死が教えてくれたこと/子ども時代を社会の一員として過ごす意味/小さきものを愛でる心/1頭をめぐる女の闘い/ゴリラに学ぶ「モテ」のヒント/ゴリラは死を理解するのか/ビジュの忘れ形見/因縁の女2頭の貢献/愛しきゴリラたち、その後/ゴリラv.s.新人飼育員/マッチョなヒトのオス、嫌い/ヒトをからかうのは面白い!? /言葉のすれ違いがない社会で
    ■第3章 チンパンジーの愛
    嘘みたいな人工受精作戦/母性はあるけど扱い方がわからない/引退したチンパンジーたちが住む島/養母に育てられたリーダー/チンパンジーの子殺し/チンパンジー社会に戻すための人口哺育/養母にぴったりなのは誰?/血のつながりを超えた親子/弱虫かあさんの勇気/序列をめぐる駆け引きがある社会で
    ■第4章 オランウータンの愛
    リアルな自然の森につながる飼育施設/多摩のオランウータン史/シンガポールから来た青年オランウータン/引越し作戦①:旧飼育舎から仮住まいへ/退屈しない仮暮らしを/ハーモニカの演奏会/掃除が得意なジプシー/自分なりの工夫をする能力/引越し作戦②:仮住まいから新飼育舎へ/オランウータンたち、スカイウォークを渡る/ジプシー、自力で部屋に帰る/ジプシー、星を眺める/食い道楽なジプシー/貫禄あるボルネオのスカイウォーク/「あっちへ、行ってなさい!」/上野のモリーと10年ぶりの再会/芸術家肌のモリー/閉ざした心を開いたジュリー/母性あふれるやさしいジュリー/ジプシーの死を乗り越えて/動物園と自然をつなぎ、未来へ
    ■おわりに
  • 出版社からのコメント

    サルとの付き合いには「異なる者」を理解するヒントが。上野のゴリラ、多摩のオランウータンを担当した伝説の飼育員が学んだこと。
  • 内容紹介

    支配しない。理解する。
    伝説の飼育員が見た、「男女の愛」「血を超えた親子の愛」「種を超えた愛」。
    人間関係に疲れたら、動物園へ出かけよう。

    育児放棄された赤ちゃんチンパンジーを、まったく血のつながりがないメスがわが子のように育てる。強い握力を持つゴリラが、小さなダンゴムシをそっとやさしくペットのように扱う。ときには、飼育員に恋もする。飼育員が困っていると率先して助けてくれるオランウータンもいる。上野動物園や、多摩動物園で、長きにわたり大型類人猿(ゴリラ、オランウータン、チンパンジー)を担当してきた伝説の飼育員が目撃した、心あたたまる愛の実話。

    飼育員といえば、動物の世話を「してあげる」人たちと思われているが、そうではない。動物に「仕えている」というスタンスで仕事をするのが、彼らと仲良くするコツだ。高度な知能を持つ大型類人猿に対して、私たちは、それでもやはりヒトのほうが賢いと思っている。しかし、彼らのいちばん身近で過ごす飼育員だった私は、彼らのほうがずっと賢いと思うことがよくあった。たとえば、言葉を持たないゴリラを納得させようとすると、その場しのぎのごまかしや嘘、先送りは通用しない。納得するまで、相手としっかり向き合わなければならない。言葉があるせいで誤解し合ったり、揉めたりしてしまう私たちのコミュニケーションに比べると、ゴリラとのコミュニケーションはシンプルだが、心を通わせるという意味においては、ずっと本質的かもしれない。大型類人猿と私たちとでは流れる時間が少し違う。それでも、焦らず、支配しようとせず、理解しようとする。種を超えた生き物どうしが仲良くする秘訣であり、これは違う人間どうしが仲良くする場合のヒントとなるかもしれない。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    黒鳥 英俊(クロトリ ヒデトシ)
    1952年生まれ、北海道函館市出身。1975年茨城大学農学部畜産学科卒業。千葉大学大学院修士課程修了。京都大学大学院理学研究科後期博士課程単位取得退学。1978年より、東京都恩賜上野動物園や多摩動物公園に勤務し、主に大型類人猿の飼育を担当。1985年には、動物園チームでチンパンジーの人工授精に成功している。飼育以外では、1996年に東京都の「ズーストック計画」によって上野動物園にオープンした「ゴリラ・トラの住む森」の建設計画に携わる。2007年からは、NPOボルネオ保全トラストジャパンの理事として、ボルネオに生息するゾウやオランウータンなどの野生動物の保全活動を行う。2010 年からは上野動物園で学芸員として教育普及や広報の仕事を担当し、同年より、京都大学野生動物研究センターで動物園のオランウータンの研究を継続する。2015年、37年間勤めていた動物園を退職。同年より日本オランウータン・リサーチセンター代表を務め、多方面にわたって類人猿の保護、啓蒙活動を行うほか、専門学校や大学などの教育機関で講師として教壇に立つ
  • 著者について

    黒鳥英俊 (クロトリヒデトシ)
    1952年生まれ、北海道函館市出身。1975年茨城大学農学部畜産学科卒業。京都大学大学院理学研究科後期博士課程単位取得退学。1978年より、東京都恩賜上野動物園や多摩動物公園に勤務し、ゴリラ、オランウータン、チンパンジーなど、主に大型類人猿の飼育を担当。1985年には、動物園チームでチンパンジーの人工授精に成功している。
    飼育以外では、1996年に東京都の「ズーストック計画」によって上野動物園にオープンした「ゴリラ・トラの住む森」の建設計画に携わる。2007年からは、NPOボルネオ保全トラストジャパンの理事として、国内外でボルネオに生息するゾウやオランウータンなどの野生動物の保全活動を行う。2010 年からは上野動物園で学芸員として教育普及や広報の仕事を担当し、同年より、京都大学野生動物研究センターで動物園のオランウータンの研究を継続する。2015年、37年間勤めていた動物園を退職。同年より日本オランウータン・リサーチセンター代表を務め、多方面にわたって類人猿の保護、啓蒙活動を行うほか、専門学校や大学などの教育機関で講師として教壇に立つ。

恋するサル―類人猿の社会で愛情について考えた [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:CCCメディアハウス
著者名:黒鳥 英俊(著)
発行年月日:2020/12/04
ISBN-10:4484202263
ISBN-13:9784484202266
判型:B6
対象:一般
発行形態:単行本
内容:生物学
言語:日本語
ページ数:221ページ
縦:19cm
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