キングコング・セオリー [単行本]
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キングコング・セオリー [単行本]

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出版社:柏書房
販売開始日: 2020/11/26
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キングコング・セオリー [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    #MeToo運動で再注目された、性暴力、売春、ポルノの問題に切り込む、刺激的でユニークな、フェミニズムの名著。
  • 目次(「BOOK」データベースより)

    バッド・ガールズ
    やるか、やられるか
    堕落しきったこの女をレイプすることはできない
    敵と寝る
    ポルノは暴く
    キングコング・ガール
    女の子たち、さようなら。よい旅を
  • 出版社からのコメント

    自身をキングコングに重ね、ジェンダー規範を叩き壊すフェミニズム・マニフェスト
  • 内容紹介

    ■概要

    #MeToo運動をきっかけに再注目され、フランスで20万部のベストセラーとなったフェミニズムの名著がついに邦訳!

    人気女性作家が17歳の時に経験したレイプ被害と、その後の個人売春の経験をもとに、性暴力、セックスワーク、ポルノグラフィについての独自の理論を展開するフェミニズム・エッセイ。自分自身を、男性でも女性でもないカオスな存在としての「キングコング」にかさね、ジェンダー規範にとらわれない女性の在り方を、力強く、小気味いい文体で模索していく。

    ■章タイトルと引用

    第1章__ バッド・ガールズ
    「私はブスの側から書いている。ブスのために、ババアのために、男みたいな女のために、不感症の女、欲求不満の女、セックスの対象にならない女、ヒステリーの女、バカな女、「いい女」市場から排除されたすべての女たちのために。」(本書10頁)

    第2章__ やるか、やられるか
    「全能の国家は、私たちのためだといって、私たちを幼稚化し、ありとあらゆる意思決定に干渉する。そして私たちを守るという名目で、私たちを無知な子供の状態、制裁や排除を恐れる状態にとどめようとする。女を孤立させ、受け身にさせ、消極的にさせるすぐれた道具である〈恥〉を利用して。」(37頁)

    第3章__ 堕落しきった女をレイプすることはできない
    「あの夜、私は私の性別におしつけられている規範から外に出て、やつらの喉をひとりずつ掻き切ってやりたかった。女だから、暴力は女のやることじゃないから、男の体が無傷であることは女の体がそうであることよりも重要だからという理由で抵抗しない人間として生きるよりも。」(61頁)

    第4章__ 敵と寝る
    「女が合意し、きちんとした報酬が支払われる場合、男の性欲それ自体は女に対する暴力にならない。暴力的なのは私たちに対しておこなわれる管理の方だ。つまり、私たちのかわりに私たちにとって、なにがふさわしく、なにがそうでないのかを決める権力の方である。」(115頁)

    第5章__ ポルノは暴く
    「私の性欲は複雑だ。性欲が私に教えてくれることは、必ずしも私の気に入るわけでなく、私がそうありたいと願うあり方と常に一致するわけでもない。それでも私は、私の性欲について知りたい。安全な社会的イメージを保つために目を背け、自分について知っていることを否定するかわりに。」(125頁)

    第6章__ キングコング・ガール
    「キングコングはオスともメスともつかない、人間と子ども、善と悪、原始と文明、白と黒のあわいの存在を体現している。男女の性別二分法が義務づけられる前のハイブリッド。映画の[髑髏]島は多様な、きわめて強力なセクシュアリティの可能性を示している。」(152頁)

    第7章__ 女の子たち、さようなら。よい旅を
    「フェミニズムは女性、男性、それ以外の人々がみんなでする冒険だ。現在進行形の革命。世界の見方、選択。女性のちっぽけな特権を男性のちっぽけな既得権と対立させるものではなく、それらすべてを捨て去ることなのだ。」(198頁)
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    デパント,ヴィルジニー(デパント,ヴィルジニー/Despentes,Virginie)
    1969年、フランス・ナンシー生まれ。現代フランスを代表する女性作家。1994年に『ベーゼ・モア』(邦訳『バカなヤツらは皆殺し』、原書房)でデビュー。『きれいなもの』(未邦訳)でフロール賞、『ヴェルノン・クロニクル』(早川書房)でアナイス・ニン賞など、これまでに10あまりの文学賞を受賞している。『キングコング・セオリー』は2006年に刊行され、ラムダ文学賞を受賞

    相川 千尋(アイカワ チヒロ)
    1982年生まれ。フランス語翻訳者。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科修了
  • 著者について

    ヴィルジニー デパント
    1969年、フランス・ナンシー生まれ。現代フランスを代表する女性作家。小説、エッセイの執筆や映画製作、翻訳、歌手活動など多方面で活躍する。パンクロックのライブに通い10代を過ごす。15歳の時に精神病院に入院。1994年に『バカなヤツらは皆殺し』(原書房 刊)で作家デビュー。本書『キングコング・セオリー』でラムダ文学賞(LGBTを扱った優れた文学作品に与えられる賞)、『ヴェルノン・クロニクル』(早川書房)でアナイス・ニン賞など、これまでに10あまりの文学賞を受賞。俗語を多用した口語に近い文体で、社会から排除された人々や、現代に生きる女性たちの姿を描く。シャルリー・エブド襲撃事件や性的暴行で有罪となったロマン・ポランスキーのセザール賞受賞、BLM運動にいち早く反応し、メディアに寄稿文を投稿するなど、現実社会に向けて常に発信を続ける作家でもある。35歳の時に女性に恋をしたことをきっかけに、レズビアンになったことを公表している。

    相川 千尋 (アイカワ チヒロ)
    1982年生まれ。フランス語翻訳者。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科修了。主な訳書にリーヴ・ストロームヴィスト『禁断の果実 女性の身体と性のタブー』、リリ・ソン『私のおっぱい戦争 29歳フランス女子の乳がん日記』(ともに花伝社)。フェミニズム入門ブック『シモーヌ』やエトセトラブックスのウェブマガジンなどに翻訳やコラムを寄稿している。

キングコング・セオリー [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:柏書房
著者名:ヴィルジニー デパント(著)/相川 千尋(訳)
発行年月日:2020/12/10
ISBN-10:4760152482
ISBN-13:9784760152483
判型:B6
対象:一般
発行形態:単行本
内容:外国文学その他
言語:日本語
ページ数:219ページ
縦:19cm
その他: 原書名: KING KONG TH´EORIE〈Despentes,Virginie〉
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